KGS
「RISING ROOKIES」
2009年3月29日(日)東京・ディファ有明
開場13:00 開始13:30
▼メインイベント −70kg以下契約 3分3R
○NITRO大輔(TARGET)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−29
●里獅ZLS(チームゼロス)
前大会のメインでKO勝ちした里獅が今回もメインに登場。現在4戦全勝と勢いがある。対するはDoAトーナメントのリザーブマッチに出場したり、本戦でも実績のあるNITRO。しかし、現在は連敗中で4勝6敗と黒星が先行しており、本戦復帰をかけてROOKIESから出直しだ。
1R、強烈な右ミドルを放つ里獅は下がりながらジャブと左ロー。サウスポーのNITROはフックから左ミドルを連打していく。NITROの左ミドル、左インローに前へ出てパンチを出そうとする里獅、NITROは右フックを引っ掛ける。
2R、NITROが右ローから左フック、左インローと前蹴り。里獅はパンチで入っていこうとするが、距離を外されてクリーンヒットが奪えない。逆にNITROは左ミドル、左インロー、右ローからパンチに繋いでいく。下がりながら里獅の前足を内・外から蹴っていくNITRO、里獅が前に出たところでテンカオも合わせた。
3R、NITROが左ミドル、下がりながら左右のロー、里獅が前に出てくるところにテンカオを合わせる。しかし、里獅の蹴り足を掴んで蹴ったNITROがローブローでイエローカード。ラスト1分、遮二無二攻めていく里獅に、NITROは右へ回り込みながら右フック、左ミドル。里獅が組んでヒザを見舞ってくると首相撲でコカす。
判定は3−0でNITRO。連敗から脱出したNITROは顔をクシャクシャにして勝利を喜んだ。
▼セミファイナル -60kg以下契約 3分3R
○後藤勝也(池袋BLUE DOG)
判定3−0 ※30−27、29−28、30−27
●小道洋輔(ドージョーチャクリキ・ジャパン)
21歳で3勝(2KO)1敗1分の後藤は、アグレッシブに前へ出て攻撃するスタイルが評価されているホープ。小道は25歳で3勝4敗とここは勝ち星が欲しいところ。
1R、サウスポーの小道は右ジャブから細かく左右のパンチ。後藤は前に出て左右のフックからロー、小道のパンチをもらっても怯まず前に出て左右のフックを当てて行く。後藤のバックブロー、さらに前へ出てパンチを当てていきローに繋ぐ。
小道は来るところにパンチとローを合わせるが、後藤のパンチに追われる形だ。
2Rもパンチで前に出て行くのは後藤、小道をコーナーやロープ際に追い詰めて左右のフックとインロー。小道のパンチをもらっても全く怯むことなくパンチを出しながら前に出る後藤は、ハイキックからの後ろ廻し蹴りまで繰り出す。
3R、このラウンドは前に出てきた小道を後藤は力強い前蹴りで突き放し、打ち合いに応じていく。
どっしりとしたスタンスからパンチをもらってもすぐに返していく後藤は、インローやハイキックを交えての左右のフック。
後藤の左フックからの右フックが2度連続で小道にクリーンヒット、小道も足を止めて打ち合いに応じるが、後藤の左右フックが何度も小道の頭を揺らし、左ハイキックもヒット。手を下げて挑発するような仕草から後藤は最後まで前に出て行った。
▼第4試合 -65kg以下契約 3分3R
○T-98(クロスポイント吉祥寺/KAMINARIMON
CLIMAX'07 70kg級準優勝)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●敏暴ZLS(チームゼロス/2008年RISING
ROOKIES CUP 65kg級準優勝)
昨年の『RISING
ROOKIES CUP』65kg級準優勝の敏暴が、その決勝戦で敗れた73KINGと同門のアマチュア大会KAMINARIMONクライマックス2007年70kg級準優勝のT-98と対戦する。
1R、サウスポーの敏暴は前に出てくるT-98に左ミドルと左インロー、T-98はロープ際に詰めるとボディから頭部へのコンビネーションパンチ。サウスポーに対して右へ回り込むT-98はボディから攻めて行き、右インロー。ラスト10秒でT-98の左フックが下がる敏暴をとらえてダウンを奪う。
2R、敏暴のミドルの空振りを誘って飛び込み、ショートのパンチを当てるT-98。右のボディストレートが度々突き刺さる。敏暴の左ミドル&左ハイに下がるT-98に「下がるなよ!」と山口元気会長の怒声が飛ぶ。
3R、ここまでとは一変し左右のフックでガンガンと前へ出て、組むとヒザを入れる敏暴。
T-98は右ボディストレート、飛び込んでフック。敏暴は再び左ミドルを蹴り始めるが、接近したT-98にフックを繰り出したところで左フックをもらう。T-98は左ハイキックを、左フックから右ストレート。敏暴も左右のフックをガムシャラに繰り出して応戦したが、ダウンを奪ったT-98の判定勝利となった。
▼第3試合 -60kg以下契約 3分3R
○仲江川裕人(如心館/KAMINARIMON
CLIMAX'07 65kg級優勝)
判定3−0 ※三者とも30−29
●宮部達也(RIKIX)
22歳で2勝(2KO)1敗1分の仲江川と、23歳で2勝1敗2分の宮部が対戦。
1R、ローからパンチに繋いでいくのは宮部、仲江川は左ミドルと右ストレート。仲江川はアッパーからフックのコンビネーション、宮部が入ってくるところに上手く左ミドルを合わせてパンチに繋いでいく。
2R、前蹴り、ハイキックと蹴り技からパンチに繋いでくる仲江川。宮部は仲江川で来た所で打ち合いをしようとするが、仲江川の右フックをもらってグラつく。
さらに右アッパーをもらう。セコンドの小野寺力会長から「蹴れ!」と何度も声が飛び、宮部は仲江川がパンチを空振りしたところで右ハイキック。ガムシャラに前へ出る宮部はパンチが大振り。
3R、宮部が左ミドルからパンチ、右ローから左右のフックをヒットさせる。下がる仲江川に宮部が左右のフックでラッシュ、打ち合おうとする仲江川にさらに左ミドルから左右フック。仲江川がジャブから入ってくると大振りになってしまう宮部に、仲江川の左ハイキックがヒット。
パンチで入っていく宮部だがパンチが大振りのため、逆にパンチをもらってしまう。ラスト30秒、お互いに足を止めての打ち合い。大振りの宮部に仲江川はコンパクトにパンチを返した。
▼第2試合 -70kg以下契約 3分3R
○小鉄(スクランブル渋谷/2008年 KAMINARIMON
70kg級トーナメント準優勝)
KO 3R0分58秒 ※右フック
●AESOP(PHOENIX/2008 RISING
ROOKIES CUP 70kg級準優勝)
昨年の『RISING
ROOKIES CUP』70kg級決勝戦で國安浩史(シルバーウルフ)に敗れ、準優勝に終わったAESOPが出場。22歳で戦績は2勝(1KO)3敗。対する小鉄は昨年のアマチュア大会KAMINARIMONの70kgトーナメントで準優勝した、2勝(1KO)1敗の25歳。
1R、サウスポーのAESOPは左ミドルからアッパーを交えたコンビネーションパンチ、前に出ようとする小鉄に上手く左ミドルを合わせ、小鉄はそれに右ローを返していく。
ローを蹴ってパンチの距離に入っていく小鉄に左ストレートがヒット、相手の左脇を潜る右アッパーも入る。小鉄は組んでのヒザ蹴り。
2R、接近してくる小鉄にAESOPがコンビネーションから左ストレート、小鉄はパンチから右インロー。AESOPは右インローを蹴られながらも左ミドルと左ストレート。小鉄はパンチを当てていくがややバテ気味。イソップは左ストレートと蹴りで前に出て行くが、こちらもバテる。
3R、右ハイキックがクリーンヒットし、イソップがダウン! しかし、蹴った小鉄もバランスを崩しもつれて倒れてしまったため、ダウンは取られない。
ダメージのあるイソップから小鉄が右フックで今度はダウンを奪い、イソップは立ち上がるも足元がおぼつかないため小鉄のKO勝ちとなった。
▼第1試合 −65kg以下契約 3分3R
○堀 篤史(湘南格闘クラブ)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−29
●大需(ドージョーチャクリキ・ジャパン)
※高平大需よりリングネームを変更
オープニングを飾ったのは29歳で1勝1敗1分の堀と、26歳で1勝(1KO)6敗1分の大需という共に勝ち星が欲しい者同士の対戦。
1Rから左右のフックで前に出るのは大需。堀は蹴り中心で左ミドルと右ロー。ガムシャラにフックで突っ込んでいく大需に堀は左ミドルを合わせ、接近すると組んでしまう。2Rも同様の展開となるが、堀が左ミドルから左ストレート、フックと繋いでいく。
3R、再び左右フックで前に出る大需と、蹴りで応戦する堀。お互いに距離が合わずクリンチが多くなるが、大需がハイキックから左右のフックで突き放す。
堀は左ミドルからパンチ、組み付いてのヒザ。大需がフックを繰り出して前に出て行くが、左ミドルと組んでのヒザをもらってしまい、堀が判定勝ちを収めた。
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