ガッツマンプロモーション
「プロフェッショナル修斗公式戦
SHOOTING DISCO 8 〜We are Tarzan!〜」
2009年4月10日(金)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:30
▼メインイベント(第9試合) バンタム級 5分3R
○神酒龍一(GUTSMAN・修斗道場/同級世界1位)
判定3−0 ※30−26、30−25、30−26
●生駒純司(直心会格闘技道場/同級世界2位)
世界ランカー同士の対決となったメインイベント。ガッツマンのバンタム級エースとして快進撃を続ける神酒が一気にタイトルマッチにまでかけ上げるか? それともベテラン生駒が神酒を下してタイトル戦線に食い込むか?
1R、いきなり生駒が右の前蹴り。前蹴りで距離を取って右ローを蹴る。そこに神酒も右ローを返す。生駒の前蹴りを外して右ストレートで飛び込む神酒。生駒の蹴り足をキャッチして右ストレートで前に出ると、生駒をコーナーに詰めてヒザ蹴り! 生駒はコーナーを背にしながら首相撲の形をつくり、テイクダウンを許さない。
ブレイク後、生駒のローに神酒が右ストレート。右ロー、左ミドルと蹴り技でリズムを作る。生駒は前蹴りで距離を取ろうとするが、神酒がそれをキャッチして左フック。ローの蹴り合いでも神酒が優位に立つ。生駒は左足に神酒のローをもらいながらも、ローを狙った右ストレートと左フック。神酒もパンチをかぶせるようにして前に出る。
残り1分、神酒は生駒のパンチをパーリングしてディフェンス。そして右ストレートから左ミドル。パンチと蹴りのコンビネーションで生駒を攻め込む。
2R、神酒は生駒のパンチをパーリングして強烈な右ロー! さらにそのローをフェイントにした右ストレート! 生駒が強引に距離を詰めてくると、神酒が生駒をコーナーまで押し込む。生駒は神酒の右手を外から巻いて、ボディにヒザ蹴り。距離が離れると、神酒は右ロー、そして右のクロスを当てる。
神酒の右ローに左フックを合わせようとする生駒だが、距離が合っているのは神酒。生駒のジャブをかわして右ストレート、出入りを何度も繰り返して生駒に的を絞らせない。離れた間合いからワンツーを打つ生駒。神酒はそれを上手く外しながらパンチを返す。
しかしここでセコンドの桜田会長から「てめえ!ヒット&アウェイやるんじゃねえ!」という厳しい指示。これを聞いた神酒は積極的に前に出て生駒をパンチでコーナーまで押し込む。
3R、生駒のパンチを的確にディフェンスして右ストレートで前に出る神酒。生駒を下がらせて右ロー、右ストレートを打つ。そして神酒がテイクダウンし、この試合で初めてのグラウンドとなる。イノキ・アリ状態から蹴り上げを狙う生駒。しかし神酒のパウンドで生駒は顔から出血する。スタンドでの再開後、神酒が頭を下げて左右のフック、そして左ハイキック!
生駒は顔を血で真っ赤にしながらも必死にパンチを打ち返す。神酒は首相撲からヒザ蹴り。引き込む生駒に対しては、距離を取ってスタンドを要求する。
神酒は生駒をコーナーにまで下がらせて、首相撲からヒザ蹴り。やや手数が出ない神酒だったが、残り1分を切ったところで生駒をテイクダウン。神酒が生駒の足を担ぐようにして強烈な鉄槌を落とす。しかし神酒は生駒を仕留めることが出来ず。試合は大差の判定で神酒が勝利した。
試合終了のゴングが鳴らされると、その場に大の字となり、ドクターチェックを受けて自分では立ち上がれないほど力を出し尽くした生駒。この生駒の全力を尽くしたファイトに、桜田会長も生駒の手を上げて健闘を称えた。
そして試合後のリング上で神酒は「謙遜するつもりはないんで、自分の相手はBJ選手ただ一人だと思います」と世界王者BJに堂々の宣戦布告! インタビュースペースでも「もうBJ選手の背中は見えた。自分は挑戦者として相応しいはず」とBJとの対戦をアピールした。
▼セミファイナル(第8試合) ウェルター級 5分2R
○臼田育男(総合格闘技木口道場)
判定2−0 ※20−19、19−18、19−19
●ガイ・デルモ(TEAM BLAZE脇町)
2008年度の新人王でレスリングエリートの臼田はドラゴンボールZの主題歌で登場。セコンドには帯谷信弘もついた。対するガイのセコンドには廣田瑞人らガッツマン勢がつく。
1R、サウスポーの臼田に対し、ガイはじりじりと前に出ながら右ストレートからパンチをまとめる。ややガイの打撃に押された臼田は、ガイを四つで組んでコーナーまで押し込むがテイクダウンできない。ブレイクになるとガイがインローから左フック、右ストレート。臼田はガイのインローに右フックのカウンター。
組みの攻防になると抜群のレスリング力でガイをコントロールする。しかしガイもテイクダウンまでは許すことなく、スタンドで左フックを当てる。
2R、ガイの右ストレートがヒット! しかし臼田はタックルでガイに組み付く。ガイは臼田に背中を見せながらアームロック。そのまま臼田の体を後方に回転させるが、臼田はバランスよくグラウンドで上のポジションをキープする。ここでガイが左の眉間をカットして、ドクターチェックが入る。
チェック後、ガイは下からアームロクを狙いながらタックル! そのまま臼田ロープまで押し込むが、ガイがロープを掴んだとして、レフェリーはブレイクを命じる。
再開後、ここまでやや打撃で押されていた臼田だったが、左アッパーと右フック! ガイのタックルを切ってテイクダウンを奪う。そしてガイの顔面に強烈なパウンドを連打! しかしガイも必死に立ち上がって試合をスタンドへ戻す。臼田は右フック、左ストレートを強震して前進!
ガイも右ストレートを返すが、臼田がガイをタックルでテイクダウンする。
ラバーガードからの展開を狙うガイに対して、臼田は背筋を伸ばしてパンチ。ガイがガードポジションからサブミッションを仕掛けて試合終了となった。
1Rこそガイの打撃に苦しんだ臼田だったが、2Rは強烈なテイクダウンで試合を有利に進めた。
▼第7試合 2009年度新人王決定トーナメント準決勝 ミドル級 5分2R
○佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京)
判定3−0 ※20−18、20−19、20−18
●平山尚樹(アカデミアAz)
1R、佐藤がいきなり左フック、そして右のヒザ蹴りを突き上げる。それをキャッチして組み付く平山は佐藤をコーナーにまで押し込む。平山のローブローでブレイクになると、佐藤は突っ込んでくる平山にワンツー! 下がりながらも左フックやアッパー、右ストレートを当てる。
強引に投げる平山だったが、佐藤はすぐに立ち上がりグラウンドの攻防を許さない。しかし残り2分すぎ、平山が投げで佐藤をテイクダウン。
佐藤はガードポジションで平山の頭を抱えて有効なパウンドは許さない。逆に佐藤は下から平山の側頭部に鉄槌を落とす。
2R、頭を低くしてパンチで突っ込む平山。佐藤をロープに押し込んでテイクダウンを奪う。佐藤はガードポジションから平山の顔を押して下からパンチ。
平山は佐藤のパンチで右目尻から出血する。試合がスタンドに戻ると、佐藤が右ストレートから左フック! そして平山のボディにヒザ蹴り!
平山は佐藤をコーナーまで押し込んで必死にテイクダウンするが、佐藤はガードポジションからアームロック、ヒップスローで立ち上がる。佐藤は平山の立ち際にヒザ蹴り! さらに平山の顔面に左右のストレートを当てる。
そして平山のテイクダウン狙いを阻止して、スタンドの状態をキープする。過去にR.I.S.E.のリングにも上がったことがある佐藤が的確な打撃で平山を下した。
▼第6試合 2009年度新人王決定トーナメント2回戦 ライト級 5分2R
○矢地祐介(KRAZY BEE)※デビュー戦
判定2−0 ※18−18、19−15、18−17
●丸井憲一郎(アカデミアAz)
KRAZY
BEEの矢地は18歳の若さで今回がプロデビュー戦。KRAZY BEEのロゴが入ったロングスパッツでリングに上がる。
1R、サウスポーの矢地は上体を低くした構えからプレッシャーをかけて左ミドル、左ストレートで飛び込む。そこに組み付いてテイクダウンを狙う丸井だが、矢地は倒れない。逆に矢地がテイクダウンを狙い、丸井のバランスを崩す。そして試合がスタンドに戻ると矢地が丸井の顔面に左のヒザ蹴り! これで動きが止まる丸井。そこに矢地がパンチを連打!
レフェリーが2人を分けて試合終了かに思われたが、ここは丸井の体がロープの外に出ていたためブレイク。試合再開になると矢地は一気にヒザ蹴りで襲い掛かるが、グラウンド状態の丸井の頭部を蹴ってしまい、減点1が言い渡される。
再開後、矢地が左の飛びヒザ蹴り! 矢地はガードポジションからフットチョークやアームロック。丸井は矢地の上体を押さえてパスガードを狙う。矢地はそれを防御して、ガードポジションから三角絞め&腕十字。
さらに矢地はラバーガードを駆使して丸井に攻めさせない。そして丸井がパンチを落とそうとしたところで三角絞め! これは極まらなかったが、矢地がキャッチを奪う。
2R、一気にタックルでテイクダウンを狙う丸井だが、矢地は首相撲から鋭いヒザ蹴りを突き上げる。テイクダウンを奪われる矢地だが、ここでも巧みなガードワークで丸井に攻めさせない。丸井は矢地のガードからの仕掛けを潰して、コツコツとパンチを落とす。
ブレイク後、矢地はインロー。丸井は右のスーパーマンパンチ(ジャンプしてからのストレート)。丸井は矢地のパンチをもらいながらも、タックルで矢地をマットに寝かせる。最後は矢地がクローズドガードからアームロックを狙ったところで試合終了となった。
1Rに減点があった矢地だったが判定2−0で勝利。
ヒザ蹴りを中心とした思い切りのいい打撃もさることながら、ロングスパッツ&長い手足を利用したガードポジションからの見事な寝技でデビュー戦を勝利した。
▼第5試合 バンタム級 5分3R
○塩田“GOZO”歩(パラエストラ八王子)
判定3−0 ※20−16、20−17、20−17
●塙 真一(パラエストラ小岩)
1R、塩田はジャブを突きながら距離を詰めて、強引に塙をコーナーまで押し込む。そして足技で塙のバランスを崩すと、塙の立ち際にギロチン! これがガッチリと入って塩田にキャッチが入る。
そのままマウントまで移行して、ギロチンを狙う塩田だったがタップは奪えない。結果的に塙がインサイドガードで上になる。ラバーガードで動きを固める塩田はギロチンから鮮やかに塙をスイープし、パンチを落としながら塙の立ち際にギロチンを狙う。そしてそこから塩田はマウント、バックとポジションを入れ替えて、パンチを落とす。
2R、距離を詰める塩田に塙が右ストレートから左アッパー! これをもらうものの塩田は構わずタックルで組み付いて、塙をコーナーに押し込む。しつこくタックルでテイクダウンを狙う塩田に対して、何度も立ち上がる塙。
塩田は1Rと同じようにギロチンを基点にポジションを取って、塙を押さえ込み続ける。タップは奪えなかった塩田だったが、グラウンドで塙を圧倒し、判定勝利をもぎとった。
▼第4試合 ウェルター級 5分2R
○寿丸(総合格闘技秋本道場JUNGLE JUNCTION)
TKO判定3−0 ※三者とも20−18
●岡田孔明(PUREBRED大宮)
※2R2分59秒、両者ともドクターストップにより試合続行不可能
▼第3試合 バンタム級 5分2R
○ナカシ(和術慧舟會トイカツ道場)
判定3−0 ※20−17、20−17、20−18
●井島裕彰(GUTSMAN・修斗道場)
▼第2試合 2009年度新人王決定トーナメント準決勝 ライトヘビー級 5分2R
○鈴木“ジャイアン”貴裕(パラエストラ松戸)※デビュー戦
判定3−0 ※三者とも20−19
●谷崎智仁(総合格闘技秋本道場JUNGLE
JUNCTION)※デビュー戦
▼第1試合 ライト級 5分2R
○西野英紀(GUTSMAN・修斗道場)
判定3−0 ※20−18、20−18、20−17
●早坂俊明(パラエストラ仙台)
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