ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイジム
「Muay Thai Open 7」 2009年4月26日(日)東京・新宿FACE 開場15:30 開始16:00
▼メインイベント(第12試合) 61kg契約 3分5R ○デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ルンピニー・バンタム級王者)
判定3−0 ※50−48、50−48、50−47 ●マサル(トーエル/新日本キック日本ライト級4位)
新日本キックボクシング協会のライト級4位マサルが、NJKFのリングに殴り込み。対するデンサイアムは元ルンピニースタジアム認定バンタム級チャンピオン。
1R、前蹴りで距離を取るマサル。デンサイアムは即座に右ミドルを返していく。左右のローを出すマサルに対し、デンサイアムは圧力をかける。
マサルはジャブを突きながら奥足へのロー。接近戦になるとマサルはヒジ! さらに飛び込んみながらの左ミドルを放つ。そしてマサルはインローを集中して浴びせる。組み付いたデンサイアムは首相撲からヒザ。 2R、上下に散らすパンチに出るマサル。連打を許さないデンサイアムは組み付きながらヒザ。離れてもワンツーと強振しながら組み付いてはヒザを見舞う。
マサルもヒジで応戦。デンサイアムは接近戦を仕掛け、首相撲で崩しにかかる。ここでマサルが足払いでデンサイアムをこかすと場内は大盛り上がり! 終盤には、マサルのヒジとデンの左ミドルが激しく交錯する。 3R、距離を取るマサルは左右のミドル。そしてローにつなぐ。デンサイアムは首相撲にこだわり、徹底したヒザ蹴り。マサルをこかし続けペースを握る。
腕をクロスさせながらマサルの体をロックしてからのヒザを見せるデンサイアム。マサルは自分の距離にいけずに攻めあぐねている様子。 4R、マサルは距離を取り、左右のミドル。そして縦ヒジも合わせていく。デンサイアムが距離を詰めたところにバックブローも見せるマサル。
蹴り足を掴んだマサルは再びこかし、一気に攻める。だが、マサルのパンチの打ち終わりには必ずデンサイアムが組み付きにいき、徐々にスタミナを削る。デンサイアムは怒涛のヒザ攻撃。 5R開始と同時にヒジを見舞うマサル。この奇襲攻撃も虚しくデンサイアムは左ミドルから組み付いてのヒザ。何度も何度もマサルをリング上にこかし主導権を握る。もつれながらもマサルはヒジを狙う。
ラストスパートをかけるようにデンサイアムは右ハイ、左ミドル! そして徹底したデンの首相撲の前にマサルは成す術なく終了のゴング。デンサイアムがフルマークの判定勝利を収めた。
▼セミファイナル(第11試合) 70kg契約(肘無し) 3分5R ○K・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ラジャダムナン・フェザー級10位)※K・ウォーワンチャイから改名
判定3−0 ※50−49、49−48、50−48 ●MIKOTO(正道会館) 1R、パンチとローで散らすMIKOTO。Kはガードを固めながら、隙あらば左ハイを見せる。蹴り足をキャッチしたMIKOTOは軸足払い。お互いに様子を探るように打撃を出し合う展開となった。 2R、MIKOTOはパンチをまとめるも、Kはガードを固めクリーンヒットを許さない。Kは前進しプレッシャーをかけながらじっくりとチャンスをうかがう。MIKOTOのパンチをもらってもKは「もっと打ってこい」とばかりに挑発しながら距離をじりじりと詰める。 3R、MIKOTOがパンチとローにつなぐと、その蹴り足をキャッチしたKはこかしながら蹴りを見舞うという荒々しい攻撃を見せる。ガードをがっしりと固めるKはひたすら前進し、MIKOTOに組み付いてはこかしの技術を見せる。 4R、前進を止めないK。MIKOTOがパンチを振るっても完全に防御し、組み付いてはこかす。カウンターでも左ハイをいれ完全にKペース。組んではKのこかしの技術が目立つばかり。 5R、Kは前に出ながら左ミドル連打。パンチの手数は断然MIKOTOだが、すぐに組んではこかすためにKが主導権を握る。決定打はなかったが、主導権を握ったKが判定勝ちした。
▼第9試合 59kg契約 3分5R ○水落洋祐(はまっこムエタイ/全日本フェザー級3位)
判定2−1 ※50−49、48−49、49−48 ●心・センチャイジム(センチャイムエタイ/NJKFフェザー級2位)
加熱している“全日本VSNJKF”の王者対決だが、今大会では両団体のランカー対決が実現。
1R、右ローの水落に対し、心はワンツー。ロープに詰めた心がパンチの連打で詰める。水落はすぐに組み付いて連打を許さない。
プレッシャーをかける心が前に出ると、水落も右フックを当たる。しかし、心の圧力の前に水落はコーナーに追い込まれる場面も。
2R、一気に前に出た心は組みつきにくる水落をこかし、組みの攻防でも負けない。水落の右スレートがヒットし、逆に心がロープを背負う。ここからは両者、組みながらヒザの展開。心がパンチ連打も、水落は腕を突き刺し防御。 3R、前に出た心がラッシュからヒザ蹴りにつなぐ。そして組んでのヒジ。心のプレッシャーに下がりっぱなしの水落だが、パンチを返す。心のパンチの前に水落は組みながらヒジも狙う。お互いにもつれながらもヒジ、ヒザ。 4R、水落は前蹴りを繰り出すも、心の前進は止まらない。お互いにもつれながらヒジ、ヒザを繰り出す。心に水落のヒジが当たるが、水落は組み付いてピンチを逃れる。 5Rも組み合う展開が目立つ。水落は飛びヒザ。お互いに譲らないヒザの攻防へ。両者の応援陣が大声援を送り、会場はボルテージ全開。
水落がワンツーを当てる場面もあったが決定打にならす。バテバテになりながらも5Rの死闘を終えると、両者は肩を組み健闘を称え合った。僅差で水落が勝利。
▼第8試合 63kg契約 3分5R ○サクシー・ケイ・リバー(タイ/K-RIVER/元ルンピニー・バンタム級王者、元M-1フェザー級王者)
KO 3R2分26秒 ※左ハイキック ●獅・センチャイジム(センチャイムエタイ/NJKFスーパーライト級6位)
1R、ワンツーから飛び込む獅。サクシーは腕を突き出し防御。接近線になると獅はヒジ。対するサクシーはボディ、左右のフック、ローと力強い攻撃。終盤には獅をローでこかせる。 2R、獅が組みにいったところ、サクシーがヒジを当てる。もつれて倒れる獅に強烈なヒザを顔面に叩き込みダウンを奪った。
鼻から大量の血を出す獅に対し、身長差を感じさせることなくサクシーが強烈な右ロー、右ハイをぶち込む。コーナーにつめるとヒジの連打からヒザでダウン寸前に追い込む。
3R、獅の左ストレートを食らうも、左右のフックからローで前進するサクシー。
そして右ミドル。獅の蹴り足をキャッチしコーナーに詰めるサクシー。
何度も獅をリング上にこかす展開で有利に立つ。追い込まれっぱなしの獅をロープ際に追い込んだサクシーは強烈なジャンピング左ハイ!
この一撃で獅はKOされ、サクシーが勝ち名乗りを受けた。
▼第7試合 バンタム級 3分3R △獏・センチャイジム(センチャイムエタイ)
ドロー 判定0−0 ※三者とも29−29 △宮島教晋(誠至会) 1R、お互いにミドルの蹴りあい。獏がパンチとミドルで距離を詰めると、宮島は積極的に組み付いては首相撲からヒザ。
2Rもパンチから突っ込む獏に対し、宮島が組み付いてのヒザと徹底したヒザ攻撃を見せる。
3Rも同じように宮島が左ミドルを出しては組み付く。獏の前進を止めるように首相撲からヒザ蹴りを執拗に狙う。
獏はヒジを出して距離を作ろうにも宮島の組みは強く放すことが出来ない。両者ともに決め手がなくドローに終わった。
▼第10試合 女子52.5kg契約(肘、顔面膝無し) 2分3R
○悦子・センチャイジム(センチャイムエタイ)※デビュー戦 判定3−0 ※30−29、30−29、30−27
●西田恵理(OGUNI)※デビュー戦
▼第6試合 バンタム級 3分3R ○裕・センチャイジム(センチャイムエタイ)
KO 2R1分32秒 ●鈴木貴善(OGUNI)▼第5試合 スーパーライト級 3分3R
○亮・センチャイジム(センチャイムエタイ) 判定3−0 ●沼和スーパースター(キング) ▼第4試合 70kg契約 3分3R
○山崎陽一(シルバーウルフ) 判定3−0 ※29−28、30−29、30−28 ●世良田大吾(アイアンアックス) ▼第3試合 58kg契約 3分3R
○K・RIVER義実(K-RIVER) 判定3−0 ※29−27、29−27、30−27
●熊谷 剛(VERTEX) ▼第2試合 バンタム級 3分3R ○松崎公則(ストラッグル)
判定3−0 ※三者とも30−28 ●KAZUO(闘真) ▼第1試合 62.5kg契約 3分3R
○鶴谷 剛(OGUNI) 判定2−0 ※29−28、29−29、30−28 ●高橋幸光(はまっこムエタイ)
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