5月10日(日)大阪・ZEPP
OSAKAにて、強者事務局『強者Second vol.4 東西対決 TSUWAMONO‐強者 VS
KRUNCH 渋谷杉浦グループ』が開催された。 「アマチュア格闘技の天下を取るのは大阪だ!」をコンセプトに昨年4月からスタートしたアマチュア総合格闘技イベント・強者(つわもの)。
→強者スペシャル応援団で駆け付けた豪華アーティスト しかし、『B.A.C.S.』(バトル・アスリート・チャンピオン・シップ)で優勝するなど“地下格闘技日本一”の称号を持つ渋谷杉浦グループと3月20日(日)『KRUNCH』で5対5の対抗戦を行い、まさかの惨敗。
今大会では、強者がリベンジを果たすべく10対10の全面対抗戦が行われた。大将戦までの戦績は、強者が6勝し勝ち越しが決定。大将戦では延長戦までもつれ込む大激闘が繰り広げられたが、強者のサップ西成が勝利を収めた。
レポート&写真提供:強者事務局 強者事務局 「強者Second
vol.4 東西対決 TSUWAMONO‐強者 VS KRUNCH 渋谷杉浦グループ」 2009年5月10日(日)大阪・ZEPP
OSAKA
▼第10試合 ○サップ西成(強者) 延長判定 ●林HITMAN大輔(渋谷杉浦グループ)
大将戦には、渋谷杉浦グループからは“Mr.KURNCH”こと林HITMAN大輔。これを迎えうつ西軍からは“Mr.TSUWAMONO”ことサップ西成が強者軍団を引きつれて入場した。昨年9月に一度対戦している両者。この時は西成が頭突きをヒットさせて林を流血に追い込み、ドクターストップ勝ちしている。
1R、ジャブから組みついてフェンスへ追い込む林だが、体をうまく入れ替えてテイクダウンから拳をおとす西成。 早くも林の顔面から流血のためドクターチェック。パンチから強烈なミドルの西成。林の蹴りがローブローに当たり注意。会場からはサップコールが沸き起こる。林の蹴りにカウンターを合わせる西成。ここで二度目のドクターチェック。
パンチからミドルの西成に対し、蹴り返す林だが2回目のローブロー。ここで注意。左フックとストレート、そしてキックをキャッチし倒しながら踏みつける西成。前へ出てくる林のアゴを左フックで打ち抜き、ヒザから崩れ落ちたところへ西成がサッカーボールキック! これでダウンを奪ったところでゴング。
2R、組付いて投げを狙う林だが、西成も腰が重く膠着状態に。スタンディングでパンチの打ち合いになるが、打撃では西成が的確に当てていく。判定はドローに。会場からはどよめきが起こり、そのまま延長戦に突入する。
3R、ワンツーからヒザで攻める林。ジャブを合わせてフック、ストレートで仕留めにかかる西成。林が距離をつめて組付くとクリンチからヒザの連打。打ち合いになると、西成の右ストレートがヒット。林はふらつくが持ちこたえる。終盤、林の4度目のローブローで西成が怒り! 「もう許さん」とばかりに強烈な左フックを林のアゴに打ち込んだところで試合終了。西成が判定勝利を収めた。
▼第9試合 ○ヒロ三河(渋谷杉浦グループ) 判定 ●木村康人(強者)
木村の入場時に両軍の選手、セコンド陣が睨み合いになり一触即発の状態となった。レフェリー、BUNが割って入り、険悪なムードで1Rのゴング。
1R、ど突き合いが始まり、両者の意地と意地がぶつかり合う。前蹴りで突っ込む三河。フェンスまで追い込みテイクダウンを奪うが、木村は隙を与えずブレイク。
木村も首投げで相手を頭から落とす。掴み合いから打撃を当てる両者。三河がテイクダウンを取ったところで終了。
2R、打ち合いが続くが、お互いにスタミナを消耗し単調な攻撃になってしまう。組み合いが続き、そのままゴング。僅差で三河が勝利した。
▼第8試合 ○飛翔(渋谷杉浦グループ) 判定 ●SYU(強者)
1R、左ミドル、ハイを飛ばすSYU。飛翔もパンチで前へ。SYUはローを出し、テイクダウンから頭突き連打も見せた。
2R、左右にスイッチしながらキックを飛ばすSYU。間合いをはかり、単発ながらも飛翔のパンチがSYUの顔面をとらえ始める。 ここで試合終了。飛翔が判定勝利。
▼第7試合 ○わた丸@シグナム(渋谷杉浦グループ) 判定 ●タケシ(強者)
1R、ローでバランスを崩し、すかざずパンチで前へ出るわた丸。タケシはしっかり構え、パンチのコンビネーションで前へ。会場からはタケシコールが飛び交う。
険しい表情のわた丸はタケシのハイキックをガードしてパンチで追い込み。そして組付くと足を踏みつけて攻撃。わた丸のキックに合わせて右を出すタケシだが、ここで時間。
2R開始直後、タケシが飛び込みながら右を当てる。わた丸はジャブからコンビネーションでうまく組み立てる。 左右のフックでプレッシャーをかけ始めると、タケシはカウンター。フェンスへ追い込んだわた丸は投げを見せる。終了時間が迫り、タケシが足を止めて殴り合いを要求。わた丸も真っ向から打ち合いへ。会場からは熱い声援と野次が飛び交う。
互角の打ち合いのまま、ここで試合終了。判定でわた丸に旗が上がり、ここでようやくKRUNCH杉浦グループに1勝目が入った。
▼第6試合 ○中臣 隼(強者) 判定 ●貴a.k.a悪魔王子(渋谷杉浦グループ)
1R、試合前から睨みあいになり両者に火がつく。組付くと持ち上げて頭から落として
パウンドの中臣。それに対し、ロー、ジャブをちらす貴。 中臣はパンチでうまく距離をつめ、投げで頭から落とす。続けてパンチ、ヒジ。ブレイク後、中臣はフェンスへ押し込み右ストレート、頭突き、ヒザを出したところで終了。
2R、ストレートをかわして中臣が胴タックルからパウンド! 貴にドクターチェックが入る。貴はバックスピンキックなどの大技でチャンスをうかがうが空振り。中臣は組付くと、持ち上げながら頭から落とすバスター! そして頭突きからパウンド。
フェンスまで追い込み、首を押えてヒザ連打。貴に2度目のドクターチェックが入る。互いにパンチの応戦へ。組付くいた中臣は投げからパウンド、踏みつけ。判定で中臣が勝利。
▼第5試合 ○クレイジーパグ(強者) KO ●サイボーグM(渋谷杉浦グループ)
1R、タックルでテイクダウンをとるサイボーグM。立ち上がったパグの左カウンターがヒットしMはダウン。ストレートを武器に間合いを取りながら蹴りこむパグに対し、Mはパンチで前へ出ながらロー、ミドルをうまくキャッチして動きを止めるも5カウントでブレイク。
後半パグのヒザがMのボディをとらえる。そのままコンビネーションで攻めたところで1R終了。 2R、パンチで仕留めにかかるパグ。Mは胴タックルからパウンドを狙う。立ち上がると両者壮絶な打ち合いへ。そこへパグの右ストレートがクリーンヒット!
Mはうつ伏せに倒れこみ、立ち上がれずKO負け。パグはこの日MVP賞を獲得した。
▼第4試合 ○サンギ(強者) 判定 ●ヒカル(渋谷杉浦グループ)
5日の『THE
OUTSIDER 第6戦』でMVPに輝いたヒカルが、5日間という短いスパンで今大会に登場。 1R、ヒカルが先制の後ろ回し蹴り。開始早々、ど突き合いからテイクダウンし、頭突き、踏みつけのサンギ。ヒカルは蹴りをうまく使い分けるが、サンギの左ストレートが当たりだしたところで終了。
2R、両者打ち合いにいくと、サンギが左をクリーンヒット。ロー、ハイを散らしてパンチのコンビネーションで返すヒカル。テイクダウンをとってからサンギが頭突き、パウンドで攻めきり、判定勝利した。
▼第3試合 ○一生(強者) 判定 ●SHIGE(渋谷杉浦グループ)
1R、西軍からはサップ西成のDNAを引き継ぐ一生の登場! ゴングと同時に一生が飛びヒザからフェイントの飛び込みパンチ。
そして首投げで頭からSHIGEを落とす。すぐ立ち上がりジャブから攻めるSHIGEだが、一生の圧力に押され思うように戦えず。ロー、ヒザ、パンチで一生が優勢に試合を進めた。
2R、飛びヒザ、ロー、ミドル、ハイの一生。SHIGEも飛び込みながらストレートを当てていくが、組合いになると一生の投げに対応できない。一生はスタミナ切れにも関わらず気迫で最後まで攻め切り、僅差の判定勝利。
▼第2試合 ○Mr.81(強者) 判定 ●今井 寿(渋谷杉浦グループ)
1R、今井が組みつきテイクダウンを狙うが、しっかりさばいてパンチ、ヒザ、ヒジを当てる。Mr.81は立ち上がるとワンツーからヒザ。今井はロー、ミドルを散らしながらチャンスを伺う。Mr.81ペースで1R終了。
2R、いい間合いをはかってパンチからヒザのコンビネーション。そしてタックルから組みつき展開をはかる今井だが、なかなかMr.81の圧力に攻撃を封じられる。後半に今井がバックハンドブロー、惜しくも空振り。終始打撃で優勢にすすめたMr.81が判定勝ち。
▼第1試合 ○押田 勝(強者) KO 2R ●メタボリックニクバッカクッテノーン(渋谷杉浦グループ)
1R、対抗戦の第1試合、先陣をきって入場したのは強者SECOND京都大会で圧倒的な強さで優勝したアルバトロスの押田(ティム)。杉浦グループからはメタボリックニクパッカクッテノーン。
開始のゴングがなるとロー、ミドルから自分の間合いでパンチをあてるティムに対して左右のフックを豪快に振り回しながら前へ出るメタボリック。フェンス際、組合いになり、首相撲からヒザの連発でメタボリックの顔面を潰しにかかる。
ここで流血のため早くもドクターチェック。1Rはヒザ蹴りでティムが優勢に試合をすすめ終了。
2R、メタボリックが前へ圧力をかけながらパンチで反撃。ティムのアゴを何度かとらえるがダウンは奪えず。フェンス際へ押しこんでヒザの連打で仕留めにかかるが、メタボリックも何とかもちこたえる。そこへティムの頭突きがクリーンヒット! 会場がどよめくKO劇で強者に1勝が入った。
▼喧嘩騎馬戦 8チーム参加。ルールはヘッドギアを取られるか、騎馬が崩れると負けになる。上の人間はパンチ有り、下の人間は蹴りも有り。
乱闘になりかけたが関係者、スタッフがしっかり止めに入り、大事には至らなかった。優勝賞金10万円を手にしたのは日の丸特攻隊!! |