SHOOTO GYM K’zFACTORY
「龍争虎闘−Kitazawa Shooto 2009−Vol.1」
2009年5月20日(水)東京・北沢タウンホール
開場17:00 開始18:00
▼メインイベント フライ級(−52kg) 5分2R
○阿部博之(SHOOTO GYM K’z FACTORY)
一本 1R1分35秒 ※スリーパーホールド
●春崎武裕(直心会修斗GYMS/世界同級5位)
デビュー時から実力を評価されてきた阿部が、クラスA昇格に挑む一戦。柔道、柔術をベースとするグラップリング能力は、クラスA選手を含んでも同級トップと噂されている。2007年の新人王トーナメント決勝戦ではまさかのTKO負けを喫したが、昨年6月の澤田健壱戦で復活の一本勝ちを果たした。
一方の春崎は、現在世界ランキング5位。ここ最近は勝ち星に恵まれていないが、近日制定が噂される初代フライ級王座に絡むためにもアピールしたいところ。
1R、春崎の右ローに合わせて、阿部が素早いタックルを合わせテイクダウンに成功。すぐに阿部がパスガードすると、春崎は起き上がる。飛び乗るように阿部がバックを奪い、そのまま渾身のスリーパー! 耐え続けた春崎だったが失神。阿部が世界ランカーを倒す快挙を成し遂げた。
マイクを握った阿部は「1年ぐらい試合が空いて(自分の進むべき道がわからなくなり)格闘技も辞めようと思ったんですけど、また闘い続けようと思います」と現役続行をアピールしていた。
▼セミファイナル ミドル級(−76kg) 5分2R
○マテウス・イリエ・ネキオ(ブラジル/PUREBRED大宮)
TKO 1R45秒 ※レフェリーストップ
●佐久間博彰(マッハ道場)
2年2カ月ぶりの修斗復帰戦を迎えるマテウス。「柔術仕込みの組技だけでなく、打撃も相当やりこんでバージョン・アップを果たしているとの噂」(リリースより)のとおり、プロ2戦目の佐久間を打撃で圧倒した。
1R、佐久間のパンチ連打をしっかりガードしたマテウスは距離を保つと、飛び込んでの右ハイをクリーンヒット!
そのままカウンターで右フックを当てると、佐久間は崩れ落ちる。マテウスが強烈なパウンドを落としたところで、即座に佐久間がタップ。レフェリーがストップし、マテウスが秒殺勝利を収めた。
敗れた佐久間は右目から出血しており、しばらくは自分の力で立ち上がることができないほどのダメージを負っていた。
▼第5試合 ウェルター級(−70kg) 5分2R
○小知和晋(和術慧舟會東京本部)
TKO 2R3分18秒 ※レフェリーストップ
●徳久宜生(マッハ道場)
ウェルター級転向初戦となる小知和は、昨年10月にTKO勝利しており、ここは勝負をかけての階級変更となる。対する徳久1戦1敗の戦績だが、マッハ道場の超新星として期待がかかる。
1Rはグラウンドなしのスタンドのみの展開。小知和が強烈なパンチのコンビネーションで下がらせると、徳久はあっという間に鼻血を出してしまう。
小知和の打撃が光った1Rとなった。
2Rも小知和ペース。打撃戦を避けるように徳久がタックルを仕掛けたが、小知和はパンチで迎撃。ガードポジションをとる徳久の顔面に、小知和が強烈なパウンドを落とす。
連打を浴び続けたところでレフェリーが試合をストップ! 小知和がTKO勝ちした。
▼第4試合 ウェルター級 2009年度新人王決定トーナメント2回戦 5分2R
○松本光史(FSFA)
一本 1R2分24秒 ※膝十字固め
●近野淳平(ロデオスタイル)
軽く打撃戦から組みつきにいった松本がテイクダウン。一度は近野に逃げられたが、二度目のテイクダウンで松本が優位なポジションへ。
足を抱えながらパスガードを狙いつつ、ハーフポジションをとると即座に膝十字へ。成す術なく近野はタップし、松本が圧勝で一本勝ちした。
▼第3試合 バンタム級 2009年度新人王決定トーナメント2回戦 5分2R
△石神保貴(和術慧舟會東京本部)
ドロー 判定1−0 ※20−19、19−19、19−19
△戸澤真澄美(GRABAKA)
※新人王トーナメントはジャッジの優勢ポイント3−0で石神が勝ち上がる
GRABAKA仕込みのグラウンドテクニックで優位にポジションを固めるも、石神は下からオモプラッタを仕掛け反撃。
2Rには右ストレートで戸澤をぐらつかせると、石神は三角絞めを狙いながらパンチを入れていく。ガッチリ首を固められた戸澤は防御に徹するのみ。
お互いに決め手がなくドローに終わったが、優勢ポイントで石神が勝利しトーナメントの次に駒を進めた。
▼第2試合 バンタム級 5分2R
△金内雄哉(グレイシー・バッハ東京)
ドロー 判定0−0 ※20−20、19−19、19−19
△渡辺明伸(roots)※デビュー戦
▼第1試合 ウェルター級 5分2R
○クォン・ぺヨン(韓国/ジョンブクMMA)※デビュー戦
判定3−0 ※20−19、20−18、20−18
●作田啓司(パラエストラ千葉)
※第4試合に予定していた「ライト級2009年度新人王決定トーナメント2回戦」、ジャックナイフ ツネオ(シューティングジム大阪)VS沖喜祥尚(シューティングジム八景)の一戦は、ジャックが練習中に右腹部打撲による筋の損傷及び、助骨部の不全骨折の負傷を負ったために欠場。よってこの試合は中止となった。
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