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GBRの「シュートボクシング特集」!
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アンディ・サワーと宍戸大樹のミット打ち、風香の一日密着、ラウンドガールコンテストを動画で!


【シュートボクシング】緒形、衝撃のKO負け!宍戸、梅野が王座獲得

2009/06/01


シュートボクシング協会
SHOOTBOXING2009シリーズ第3戦
「武志道-bushido-其の参」

2009年6月1日(月)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※スターティングファイトは17:15〜

▼メインイベント エキスパートクラス特別ルール 71kg契約 3分5R延長R無制限
○テイラー・トーナー(アメリカ/ROF USライト級王者)
KO 1R3分00秒 ※右ハイキック
●緒形健一(シーザー/S-cup2006覇者、2008準優勝)

 昨年11月の『S-cup2008』以来、約半年ぶりに緒形が復帰。「強い相手とやって自分が納得したらやめる」と宣言し、今回からファイナルカウントダウンマッチが開始する。

 その対戦相手はストライクフォースなどアメリカの総合格闘技イベントで活躍し、ROF USライト級王座を持つMMA(総合格闘技)ファイターのトーナー。8勝(5KO)1敗1無効試合という戦績の中で、判定決着は一つだけというアグレッシブなファイターだという。

 1R、ジャブと前蹴りを出して距離を測っていく緒形。出足は順調かと思われたが……緒形の左フックにトーナーが下から突き上げるような左フックを合わせ、グラついたところでヒザを突き上げられて緒形がダウン! 緒形には明らかなダメージが見える。

 トーナーは変則的な下から突き上げるような左フック、左右のフックを繰り出していく。緒形はヘッドスリップしながらかわしていき、左右のフック。緒形の左ミドルに身を屈めるトーナーだが、それでも左右のフックを打ち返していく。

 緒形が左ミドル2連発! コーナーへ詰めて前蹴りも2連発。ボディへ確実にダメージを与えていき、今回も逆転勝ちかという場内の期待が高まった次の瞬間、右フックで入り込もうとした緒形にトーナーが右ハイキック!

 これがクリーンヒットし、緒形は直立のままバッタリと棒倒し! レフェリーは即、トーナーのKO勝ちを宣告した。緒形は両足を痙攣させ、自力で立ち上がることも出来ず、担架で運ばれていった。※意識はあり、その後は自力で歩行。

「緒形も100%勝てるという確信はありません。これがSBです」と、シーザー武志会長は衝撃のKO決着に呆然とするファンに訴えた。

 勝ったトーナーは試合後、「いろんなコンビネーションを練習してきて、ハイキックを狙っていた。練習相手になってくれたドゥエイン・ラドウィックに感謝したい。SBにはまたオファーがあれば参戦したいね」と、ハイキックが狙っていたものだったと語っている。

 また、シーザー会長は「7カ月のブランクがあるのだから仕方がない。素晴らしい試合でKOで勝てというのは酷。あいつも残り少ないと思うけれど、61戦もやってるから長く出来た方だと思います。あとは緒形自身の問題。SBを引っ張っていく仕事が残っているので、現役を離れてもその道は作ってあります。本人にまだやりたいという闘争本能があれば、やらせてあげられる場を作る」と、引退を決めるのは緒形自身だとコメントした。


▼セミファイナル SB東洋太平洋ウェルター級初代王座決定戦 67kg契約 3分5R延長R無制限
○宍戸大樹(シーザー/S-cup2008世界第3位)
KO 2R1分15秒 ※フロントチョークスリーパー
●ルーク・メイトランド(オーストラリア/JABOUT/WKBA豪州ウェルター級王者)
※宍戸が初代王座に就く。

 日本王座を返上し、新設された東洋太平洋王座獲りに挑む宍戸。

 対するはSB協会豪州支部として新たに加盟したJABOUTジムが送り込んだ、キックボクシング戦績25勝(18KO)5敗2分のメイトランド。栄えある初代王座に就くのはどっちだ!?

 1R、メイトランドは右フックを引っ掛けての左ヒザ、宍戸が回り込んでローを蹴ると、フックで突っ込んでいく。宍戸はアームロックに捕らえようとするが、これは失敗。宍戸の左ミドル、メイトランドも左ミドルを蹴り返してすぐに左ハイキック。

 宍戸は左右のローを蹴り続け、前蹴りからバックキック! メイトランドはすぐに突っ込んでパンチを打ちに行き、右ストレートで宍戸を仰け反らせる。宍戸も前蹴りで突き放して反撃。

 2R、右ローを2発蹴った宍戸はステップを使って間合いを取り、前蹴り、左ミドル。

 メイトランドが左ミドルからワンツーで前へ出て、組み付いてきたところを宍戸が首投げで投げようとするが、メイトランドが堪えるとすぐにフロントチョークへ移行!

  これがガッチリとハマり、メイトランドは倒れることも出来ず首を吊り上げられる。そしてキャッチが入り、メイトランドがタップ!

 宍戸が“これぞSB”と言いたくなるようなほど見事なスタンディングサブミッションを極めて、初代・東洋太平洋王座のベルトを手にした。

「こうしてベルトを任せていただきましたが、自分ひとりの力ではなく、皆さんのお力添えで負けたと思います。これからも慢心することなく、SBの道を歩んで行きたいと思います。ありがとうございました」と、宍戸は満員の観客からの声援に応えた。


▼第7試合 SB日本スーパーウェルター級タイトルマッチ 70kg契約 3分5R延長R無制限
○梅野孝明(シーザー/挑戦者・同級1位)
TKO 5R2分2秒 ※ドクターストップ
●金井健治(ライトニング/王者)
※梅野が新王座に就く、金井は初防衛に失敗。

「ニューリーダーVSナウリーダー」と田中リングアナがコールした、世代交代マッチ。梅野は菊地浩一、山口太雅、大野崇と下克上マッチをクリアし続けてここまで8戦全勝でタイトルマッチまで辿り着いた。

 迎え撃つ金井は昨年前半までの飛ぶ鳥を落とす勢いに急ブレーキがかかり、目下三連敗中。猛追してきた梅野を退け、初防衛を成功させることが出来るか?

 1R、金井はグローブを合わせると同時に右ストレート! そのままパンチで前に出て行く。これには面食らった梅野だが、右ミドルを返してジャブ。

 金井は左ジャブと左フックのコンビネーション、梅野は組み付いて首投げに行こうとヘッドロックをかけたが、なんとこれを金井が鮮やかなバックドロップで返してシュートポイント(2点)を獲得!

 立ち上がると梅野が左右の豪腕を振るってラッシュ! ロープに追い詰められた金井は首投げを繰り出すも不発。梅野は右アッパー、左フック、金井がヒジを出せば同じくヒジと攻めまくる。しかし、金井も前蹴りから左フック、ジャブで突き放す。

 2R、ジャブの突き合いから金井が左ミドル2連発、梅野はジャブから右ヒジを2発! 金井はジャブを突いて梅野を放そうとするが、梅野は構わずパンチで入っていって右ヒジを振るう。金井のアッパーからのフックに梅野が右ヒジ! 組んだ金井が肩固めを狙うも梅野が投げる。ジャブと前蹴りで梅野を突き放し、左フックに繋げる金井。

 梅野は左右のフックで前へ出て、金井がハイキック。両者、足を止めてパンチを打ち合い、金井がヒジ、梅野がロープに追い詰めての左右の連打! さらに梅野が右ヒジ!

 3R、ジャブからローへ繋ぐ金井は前蹴りも使って突き放すが、梅野の左フックが炸裂! 一気に前へ出る梅野が左右フック、打ち返す金井に梅野がパワフルな連打。ジャブで突き放し、インローを蹴る金井。ここで金井はボディを攻め始めるが、梅野は左手を伸ばして距離を取ると右ストレートの豪腕!

 金井は左ミドルとボディブローで梅野の動きを止め、梅野は首投げに行くも不発。今度は金井が逆に左フックで前に出る。梅野は組んでのヒザ蹴りから右ヒジ! 金井も左ミドルから左フックと右ストレート。スリリングな打ち合いに場内から何度も歓声が沸きあがる!

 4R、右フックから左フック、ローキックへ繋げる金井。梅野は豪快な右ヒジから左ボディ、右フック。金井もボディストレートを返して左ヒジから右ヒジ! さらに左ミドル! ボディを攻められて苦しそうな梅野は組んでのヒザを狙うも金井に首投げで投げられそうになり断念。金井の右ローでも梅野がグラつく! 

 しかし、梅野の右アッパーが炸裂! 一気にロープへ詰めて連打を見舞う梅野! すると今度は金井の右ヒジが直撃! それを梅野が右アッパーで逆襲! 左フックから梅野がラッシュをかければ、金井も右フックを打ち返す! 攻守が激しく入れ替わる壮絶な打ち合いに、場内は拍手に包まれた!

 5R、金井はジャブ、梅野は右ボディ。ジャブで離れて闘おうとする金井だが、コーナーへ追い詰められて梅野が豪腕を振り回す! 接近戦で金井のアッパーからの右アッパーで梅野が再びグラつく。それでも梅野は攻撃の手を休めず前へ出てパンチ、ヒジを繰り出していく。

 ローで梅野をグラつかせる金井だが、そこへ梅野の右ヒジがクリーンヒット! 「やった!」と言わんばかりにヒジを振り上げてアピールする梅野、「しまった」という表情の金井の側頭部からは出血が見られる! 梅野にも出血が見られたためドクターチェックが入ったが、ストップがかかったのは金井の方! ドクターストップによるTKOで梅野が新チャンピオンの座に就いた。

「金井選手、本当に強かったです。今まで闘ってきた選手の中で一番苦しかったし、強い相手でした。金井選手、ありがとうございました。このSBのスーパーウェルター級のチャンピオンベルトは1年半前に自分がヤングシーザー杯でデビューした時に緒形さんが返上されたベルトです。その時はまさか自分がその偉大なベルトを巻くとは思いもしませんでした」と、梅野はベルトを手にした喜びを語ったが、それだけでは終わらなかった。

「でも、僕が欲しいチャンピオンベルトはこのベルトではありません。僕が本当に欲しいのは今アンディ・サワーが巻いているS-cupのチャンピオンベルトです。

 今のままでは足元にも及びませんが、もっと練習していつか緒形さんのようにS-cupのチャンピオンベルトを巻けるように頑張っていきます」と、次は来年に開催が予定されている『S-cup2010』を制覇することが夢だとアピールした。

 だが試合後、師匠のシーザー武志会長は「金井が頑張ったということに尽きる。金井が頑張ってあのタイトルマッチを盛り上げた」と、敗れた方の金井の姿勢を高評価。梅野に対しては、「梅野は悪い部分が全部出た。パンチをあんなにもらっていたら身体がもたない。金井がブロックしていたのに偶然ヒジが当たったから勝てたようなもの。梅野には期待しているので、1回強いのとガツンとやらせるのも手かな。海外の強豪とまだやってないから」と、厳しい評価を下した。


▼第6試合 グローブハンデマッチ 3分5R延長R無制限
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級2位)
KO 3R3分00秒
●及川知浩(及川道場/SB日本スーパーフェザー級王者)

 前日計量で鈴木が1.4kgオーバーとなり、その後2度の再計量を行うも規定体重に落とすことが出来ず、コミッションが鈴木のタイトル挑戦権を剥奪。

 本来であれば没収試合となるところだが、コミッションと選手側との協議の上、ノンタイトル戦で行われることになった。

 及川が6オンス、鈴木が8オンスのグローブハンディマッチとなり、鈴木にはレッドカード(減点1)が課せられた状態での試合スタート。

 鈴木が所属するストライキングジムAres安田在植代表および鈴木本人に対するペナルティー事項は後日コミッション内で協議のもと決定される。

 1R、及川が左ミドルで先制し、サウスポーの鈴木が左ローを返す。左のストレートを顔面、ボディへと伸ばす鈴木に及川は右ロー、及川がハイキックを出せば鈴木もすぐにハイを返す。鈴木は踵落とし! 鈴木はガードを高く固めてパンチをブロックし、ローをコツコツと蹴っていく。

 2R、ガードを高く上げて守りの固い鈴木に及川のパンチはブロックされるが、パンチを上に集めてのローキック。鈴木は前蹴りと左ロー、終盤ついに及川は得意のヒジを繰り出す。ガッチリとブロックする鈴木がローを返していく。

 3R、このラウンドになって両者がアグレッシブに動き出す。及川のパンチに鈴木が上段後ろ廻し蹴り、組んだ及川が投げを見舞おうとすると、鈴木が投げで切り替えして同体で倒れる。鈴木はすぐに首投げも繰り出すがポイントは奪えず。

 しかしその直後、鈴木が右前蹴りを突き刺しての左フックでダウンを奪う! さらに前蹴りでボディから攻めて行く鈴木! 及川はダメージで足元がフラフラだ。

 パンチの連打からヒザで及川を追い詰める鈴木はジャーマンスープレックス! 顔面、ボディから右ストレートを突き刺してフックを連打すると及川がまたもダウン! ここでレフェリーが試合をストップ! 鈴木がKO勝ちを奪った。

「どうもありがとうございました。今日は僕の調整不足で体重オーバーになってしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。これからはそういう甘いところを捨ててこのSBに僕の青春を全て燃やすつもりです! 60kg最強を目指します!」と、鈴木は高らかに吼えた。

 吉鷹弘が「2〜3年かければ必ずトップに出て来る選手」と絶賛する鈴木に、シーザー武志会長も「減量の仕方が分からないので教えてあげれば、あのクラスでは凄い選手になる。

 研究したことを試合に出せる天性のものを持っています。ノビシロがあるし、60kgではなかなか負けない選手になるのでは」と絶賛。

 当然、タイトルマッチでの再戦がいつになるのか気になるところだが、シーザー会長は「ウェイトをちゃんと合わせてもう1回やらせるべきだと思います。ただ、ちょっと間を置きたい。今回の罰則を協会としてもきちんとしないといけない」と、毅然とした態度で今回の問題に臨むと語った。


▼第5試合 56kg契約 3分3R延長R無制限
○マモル(シューティングジム横浜/元修斗世界フェザー級&バンタム級王者)
延長判定3−0 ※10−8、10−9、10−9
●ナグランチューン・マーサM16(及川道場/SB日本フェザー級1位)

 2月大会での初参戦から3大会連続のSB参戦となったマモル。前回の崎村戦で敗れはしたが、スーパーバンタム級暫定王者のえなりを下した実力は本物だ。対するマーサも5月の大阪大会からの連続参戦となる。

 1R、マーサはガードを下げ気味の構えからジャブで距離を測り、右ストレートを狙う。マーサは離れた間合いから、上手くジャブを使ってマモルに距離を詰めさせない。顔のガードを上げるマモルに対してマーサは左右のボディ打ち。マモルは左ミドルを返し、右ストレート。ややマモルは動きが固いか。

 2R、ここもマーサはジャブを基点にして左アッパーから右ストレート。マモルもマーサの右ストレートを受けてすぐに左フックを返す。そして組みの攻防になると、マモルはすぐにマーサのバックに回り込んで投げを狙うが、マーサはマモルに背中を見せつつ、それを阻止する。

 前蹴りでマモルを下がらせるマーサ。マモルは左フックからマーサに組み付いてボディにヒザ蹴り。マーサはマモルが距離を詰めてくるところに右ヒジ。これにはマモルもヒジ打ちを返し、マーサがロープに詰まったところで左ボディ、ボディにヒザ蹴りを打つ。

 3R、マモルは右ボディストレート、左ボディとマーサの腹を狙い撃ち。マーサはそこにヒジ打ちを狙うが、マモルはすぐに組み付いてヒザ蹴り。マーサをロープまで押し込んで離れ際にヒジ打ちを狙う。

 マモルはすぐにパンチで前に出て、マーサに組み付くとヒザ蹴り。そして何度もマーサのバランスを崩し、投げによるポイントを狙う。ここでマーサはマモルの投げに対して、膝をつくようなディフェンスを繰り返してしまい、レフェリーはイエローカードを提示する。マモルはしつこく組みヒザ蹴り&投げを狙い続けた。

 本戦の判定はジャッジ1名が30−29でマーサを支持するものの、残り2名は30−30でドローとする。

 延長R、マモルはジャブ、左フックから前に出てマーサに組み付く。マーサが首相撲を仕掛けると、マモルはそこに一本背負い! これはポイントにならないものの、マモルはこのラウンドも組みと投げで有利に試合を進める。

 マモルは何度もマーサをロープまで詰めてヒザ蹴り&ヒジ打ち。マーサのバックを取ると、投げを試みる。ここもマーサは3Rと同じようなディフェンスを繰り返し、レフェリーはマーサにイエローカード。これが勝敗を分ける形となり、マモルが延長でマーサを振り切り、SB2勝目を挙げた。


▼第4試合 60kg契約 3分3R延長R無制限
○石川剛司(シーザー/SB日本スーパーフェザー級1位)
TKO 1R1分26秒 ※ドクターストップ
●嶋田洸也(シーザー力/SB日本スーパーフェザー級4位)

 SB新世代を形成する“ヤングシーザー”の中でも屈指のオールラウンダーと評価されている島田。今大会では主力選手VS若手選手の下克上マッチが並んでいるが、石川は世代交代を阻止し、実力の差を見せ付けることが出来るか?

 1R、石川はいきなり右ストレートで飛び込んで距離を潰す。そしてショートの距離でボディと顔面にパンチを連打。なかなかペースをつかめない島田に対し、石川は首相撲で島田をコーナーに押し込むと、離れ際の右ヒジ! これで島田がザックリとカット! ドクターストップとなり、石川が貫禄のTKO勝利を収めた。


▼第3試合 87kg契約 3分3R延長R無制限
○清水賢吾(極真会館・東京城北支部/第24回全日本ウェイト制軽重量級準優勝)
KO 1R2分41秒
●伊賀弘治(龍生塾/SB日本ヘビー級3位)

 清水は全日本ウェイト制で準優勝、世界大会にも出場している極真戦士。SBには初参戦となる。一方、伊賀はSB重量級を牽引してきたベテランで、30戦以上のキャリアを誇る。

 1R、清水はガードを高く上げて鋭いローキック。伊賀はそれを受けながらも、清水のガードの間にフック、アッパーをねじ込むように打ち込んでいく。

 この伊賀の攻撃にガードを固めて動きが止まる清水だったが、確実にローキックを返し、狙い済ました右フック! これで伊賀を後退させると、清水はヒザ蹴りとパンチを連打!

 ロープ伝いに逃げる伊賀を追いかけ、右フックでダウンを奪う。再開後、清水はすぐにパンチをまとめて、伊賀から2度目のダウンを奪うと、レフェリーが試合をストップ。清水がKO勝利でデビュー戦を飾った。


▼第2試合 55kg契約 3分3R延長R無制限
○伏見和之(シーザー力/SB日本スーパーバンタム級4位)
判定3−0 ※30−25、30−25、30−24
●大桑宏彰(シーザー)

 若手選手同士の一戦となった55kg契約のワンマッチ。1R、サウスポースタイルからインロー、左ストレートと多く手数を出して前に出て行く大桑だったが、伏見は狙い済ました左フック! そして右ストレートで大桑を下がらせる。

 2R、伏見は左フックのカウンターを軸にして、そこから返しの右フック! これで大桑がバランスを崩し、伏見がダウンを奪う。

 再開後、伏見は強烈な左右のフック! これで大桑が2度目のダウンを喫する。伏見はこのまま試合を決めようと一気に攻め込むが、大桑もこのラウンドを必死に凌ぐ。

 3R、大桑は左ミドル、ロー、ボディで反撃を試みる。伏見はこの大桑の攻撃に手数が止まるが、しっかりとそれをディフェンスして左フック。最後は「オラッーー!」と気合を入れて伏見が攻撃を繰り出していった。KO決着とはならなかったものの、判定で伏見が勝利。これで伏見は戦績を5勝3敗とした。


▼第1試合 スターティングクラスルール 55kg契約 2分3R延長1R
○高嶋龍弘(シーザー力)
KO 3R1分40秒 ※フロントチョークスリーパー
●鈴木友則(湘南)

 中学時代にホームレス生活を送っていた過去があるという元ホームレス中学生の高嶋。この日は鈴木を1Rから回転の速いパンチで圧倒し、最後は立った状態でのフロントスリーパーというSBらしい技で一本勝ち。見事な勝利を収めた。

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