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M-1MC
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ 第36回M-1ムエタイアマチュア大会 〜M-1 Kid's CHAMPION CARNIVAL 2010 2nd〜」
2010年8月29日(日)千葉・ウィラサクレック天王台ジム
計量10:00 開始11:00

▲今大会で全階級を通して最も評価の高かった天心ケイリバー
今大会のメインはジュニアの全7階級によるタイトル戦で、35kg級と45kg級は、成長に伴う王座の返上があったことに伴い空位となったため、王座決定戦となった。また、新設された55kg級の初代王座決定戦も行われ、真夏のジュニア格闘技の祭典といってもいい大会となった。なお、今大会の開催に先立ち、クロスポイントの有志よりジュニアの勝利者賞としておもちゃが贈呈された。
また、ワンマッチでは、今年から同大会に本格参戦を果たしているTeam-DATE陣営の試合になると、空気が一転。応援に駆けつけて来た観客を中心に凄まじいほどの歓声が会場内を包み、大盛り上がりを見せていた。夢中になって応援する姿に、団結心の強さと絆の深さがひしひしと伝わってくるものがあった。その盛り上がりはアマチュア大会の領域を超えていたほどだった。このように、アマチュア大会でも盛り上がりを見せることによって、アマチュア大会にも活気が出てくる。M-1アマチュア大会は毎大会のように大盛り上がりとなるが、今日のような盛り上がりはとても珍しいものだった。

▼M-1 25kg級タイトルマッチ
○安本晴翔(士道館橋本道場/王者)
判定2−0
●優音(藤原/同級1位/挑戦者)
※安本は初防衛に成功
25kg級は、3月28日に安本晴翔(士道館橋本道場)がタイトル初挑戦し、見事タイトルを獲得。その足で同日に行われたMAキック大会にて王者となったことをリング上で報告。以来、好調が続き、8月15日にはホームであるMAのアマチュア大会で圧倒的な強さで勝利を収め、タイトル戦に弾みをつけた。
一方、優音は前回の大会で次期挑戦者決定トーナメントを勝ち上がってタイトル挑戦権を獲得。その優音はM-1ジュニア大会では常連の選手であり、経験も豊富だ。安本のセコンドにはMAキックボクシング連盟理事長であり、橋本道場会長でもある橋本敏彦氏とWMAF世界スーパーライト級王者の山本佑機と町田光が就き、優音は藤原ジム会長であり、JMD理事長でもある藤原敏男氏が見守る中で、大一番に臨むこととなった。
1R、首相撲からヒザの展開がしばらく続くが、優音が右ストレートからワンツーを放ち、首相撲からヒザを仕掛けて主導権を握ろうとしていく。だが、安本も負けじと首相撲からヒザで応戦していき、終盤に安本は優音をロープに詰めると、そこから左ボディ!すかさず優音は右ストレートを返して首相撲からヒザの展開に。
2R、1R同様、首相撲からヒザの展開が続く。先に仕掛けたのは安本。ワンツーを打ちながら突っ込んでインファイトを仕掛ける。優音は冷静に見て首相撲で応戦。もみ合いの中で安本が背を向けたところを優音が右ストレートから左フックをつなげていく。終盤になると、1R同様首相撲からヒザの展開が続いてゴングが鳴る。
3R、1Rと2Rとは一転して、開始早々からリング中央でパンチの打ち合いがなされる。そこから首相撲となり、互いにヒザを叩き合っていく。同じような攻防が続くが、互いに死力を尽くして手を出し続ける。そして試合終了のゴングが鳴り響く。判定は僅差で安本が勝利し、初防衛に成功した。

▼M-1 30kg級タイトルマッチ
○溝口達也(尚武会/同級1位/挑戦者)
判定3−0
●SHUU(WSR蕨/王者)
※溝口が新王者となる。
30kg級は、3月28日で空位となった王座を両者で争い、SHUU(WSR蕨)が勝利し、見事タイトルを獲得。5カ月の時を経て、タイトルマッチという舞台で両者が激突。タイトルを獲得した時のように、SHUUが左ミドルで活路を見出し、返り討ちを果たすか?それとも溝口が得意のインファイトでリベンジを果たすと共に、王座返り咲きとなるか?
1R、SHUUが左ミドルで先手を仕掛けるが、溝口は得意のインファイトに持ち込もうと前に突っ込んでくる。その勢いで溝口はSHUUをコーナーに詰めて首相撲からヒザ。更に距離をとってワンツーを打ちながら突っ込んでくる。そんな溝口をSHUUはうまくコーナーに詰めてパンチのラッシュ!そこから左ミドルを放つが、溝口はワンツー右ローで応戦していく。
2R、1Rと同様に溝口は前に出て先手を仕掛ける。首相撲からヒザの展開になり、いったんブレイクがかかる。すぐさま溝口は前に突っ込んでワンツー、右ストレートを出していく。SHUUは左ミドルからワンツーで応戦。中盤に溝口はSHUUをコーナーに詰めてヒザを叩き込んでいく。防戦一方になるSHUUだが、終盤にSHUUの左ストレートが溝口をとらえるが、ダウンを奪うには至らず。
3R、開始早々、溝口は左ミドルから首相撲、ヒザと休むことなく仕掛けていく。押され気味のSHUUは飛び前蹴りを出すが、溝口はこれを冷静に見て首相撲で捕まえ、ヒザを叩き込んでいく。中盤からSHUUがやや失速気味か、動きが鈍くなっていく。
対する溝口はスタミナが消耗している様子は微塵にも感じられなかった。 判定は3-0で溝口に。リベンジを果たすと共に、王座返り咲きを果たすこととなった。

▼M-1 35kg級王座決定戦
○須永大護(K-RIVER/同級2位)
判定3−0
●
名倉彗悟(堀切KMC桜/同級1位)
※須永が新王者となる。
35kg級は、王者である”天才少女”伊藤紗弥(尚武会)が成長に伴い王座を返上。空位となった王座を名倉彗悟(堀切KMC桜)と須永大護(K-RIVER)の間で争われる。名倉は初代M-1 30kg級王者であり、二階級制覇を狙う。一方の須永は6月13日にWINDY Super Fight 35kg級の王座を獲得しており、二冠王者を狙う。互いに二つ目のベルトを狙う一戦となった。
1R、須永が左右のミドルを打ち分けて首相撲からヒザ。更に左ミドルを2回追撃してまたもや首相撲からヒザ。名倉に反撃させる隙を与えない。須永が左ミドルを放ったところを名倉はスウェーでかわして右ローと右ミドル。更にコーナーへ追い詰めるとそこから首相撲からヒザ。残り10秒あたりで名倉が右ミドルを、須永が左ミドルをそれぞれ同じタイミングで放ったところでゴング。
2R、開始早々首相撲からヒザの展開が続き、名倉が右ミドルを放ったところを須永はスウェーでかわして右ロー。須永の左ミドルをバックステップで返すと、名倉はすかさず右ローを出す。そして首相撲からヒザの展開へ。
3R、2R同様、開始早々から首相撲からヒザが続き、須永が左ミドルを放つと、名倉はこれをキャッチ。首相撲からヒザを出していく。中盤になっていくと、名倉の表情に疲れの色が見え始め、息が荒くなっていく。須永は全く様子を変えていない。
終盤は首相撲からヒザの展開が最終ゴングが鳴り響くまで続いた。 判定は3-0で須永が勝利。WINDY Super Fight 35kg級に続いてM-1 35kg級の二冠王者を果たすこととなった。

▼M-1 40kg級タイトルマッチ
○天心ケイリバー(K-RIVER/同級1位/挑戦者)
判定3−0
●
野上克輝(WSR九州/王者)
※天心が新王者となる。
40kg級は、”強打者”野上克輝が初防衛戦に挑む。3月28日に相手に何もさせずに1R秒殺KOで王座を獲得するも、8月8日にDEEP☆KICKで東西王者対決でまさかの判定負けを喫してしまう。敗戦の悔しさをタイトルマッチの防衛戦で爆発させたいところだろう。一方の天心ケイリバーは8月1日にムエロークジュニアトーナメント2010を制覇している。今回のタイトルマッチで王座奪取となれば、ひと月で2つのタイトルを獲得するという快挙を成し遂げることになる。
1R、野上が右ミドルで先制すると、天心はすぐさま左ストレートを2発と追撃し、首相撲となっていく。強烈な右ローを天心に打っていく野上は、右ミドル、右ローをうまく打ち分けていく。天心はワンツーで応戦していく。
2R、天心が左ストレートで先手を仕掛けると、首相撲へとつなげていく。距離をとって野上が右ローを出すと、天心は左ローを返す。間髪いれずに左ローを出していく天心に、ジャブを突きながら距離をとっていく野上。そのジャブにうまく左ストレートを合わせる天心。終盤には天心がワンツーを打ちながらパンチのラッシュを仕掛けていく。そして、前蹴りで野上をロープに詰めていく。
3R、右ミドルで先手を仕掛けた野上は、そのままワンツーで天心に突っ込んでいく。しっかりガードをする天心は左ロー、左アッパーからワンツーとコンビネーションをつないでいく。右ミドルで距離をとりながら応戦していく野上に、天心は左ローをすかさず返していく。徐々に天心が野上を手数で上回っていく展開となり、そのまま判定へ。結果、3-0で天心が野上を下して新王者となった。
天心は、1日にムエロークジュニアトーナメントを制覇し、そして29日にM-1 40kg級の王座を獲得し、ひと月で2つのタイトルを獲得するという快挙を成し遂げた。試合後、山本智M-1MC代表は「全階級を通じて、最も評価すべき試合をした」と天心を高評価するコメントを残している。

▼M-1 45kg級王座決定戦
○梶颯(WSR蕨/同級1位)
判定3−0
●佑馬(パワーオブドリーム/同級2位)
※梶が新王者となる。
45kg級は、王者である小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)が成長に伴い王座を返上。これを受け、次期挑戦者決定トーナメントを勝ち上がってきた梶と、2位の佑馬(パワーオブドリーム)の間で空位の王座を争うこととなった。梶は3月28日に同級王座に挑戦するも、小笠原に完敗を喫している。対する佑馬は着実に力をつけてきている新進気鋭の選手だ。
1R、ゴングが鳴ると同時に雄たけびを上げてリングへ向かっていく梶。気合十分といったところだ。梶が左ミドルを放つと同時に佑馬は右ミドルを合わせる。佑馬がワンツーを打ちながら突っ込んできたところを梶は首相撲で捕まえる。距離をとる佑馬は左フックを出すと、梶は右ローを返し、首相撲からヒザへと持ち込んでいく。
2R、佑馬がワンツーを出して先手を仕掛けると、梶は右ローで応戦。そして首相撲からヒザの展開となっていく。佑馬は距離をとりながらワンツーを打っていく。梶も負けじと右ロー、右ストレート、左フックとコンビネーションをつなげていく。
3R、序盤から佑馬が突っ込んでくるが、梶はそれにひるむことなく右ストレートで応戦、そして首相撲からヒザ。再び佑馬が突っ込んでくると、梶はまたしても右ローで応戦。すると、佑馬はノーモーションで左ミドルを打ち、そして首相撲。
終盤には梶が前蹴りからワンツー、首相撲と佑馬に反撃させない。互いに首相撲が続き、そのまま試合終了のゴング。結果、判定3-0で梶が勝利し、3月に獲得できなかったタイトルを獲得し、新王者となった。

▼M-1 50kg級タイトルマッチ
○名倉拓海(堀切KMC桜/王者)
判定3−0
●小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/前M-1 45kg級王者、KAMINARIMON 45kg級王者/挑戦者)
※名倉が初防衛に成功。
50kg級は、前回の大会では50kg級の次期挑戦者決定トーナメントが行われなかった。王者である名倉拓海(堀切KMC桜)の相手は、”山口元気二世”の呼び名高い小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)となった。互いに二階級制覇がかかった一戦となる。
小笠原に関してはこれに加え、三冠王になるという大事な一戦となる。過去に両者が対戦したときはドローに終わっている。互いに納得していないと予想されるだけに、ここできっちりと勝負をつけたいところだろう。
1R、名倉は得意の首相撲からヒザを中心に、小笠原は左ミドルでそれぞれ試合を組み立てていく。小笠原の左ミドルに名倉は右ローを合わせていき、ワンツーから右ロー、そして首相撲とつないでいく。首相撲が続く中、小笠原は名倉をロープに詰めると強烈な左ストレートが名倉をとらえる。
2R、ゴングと共に小笠原は左ミドルを連発。名倉は右ミドルで応戦していくが、小笠原は左ミドルを出し続けていく。そして名倉をロープに詰めると、またしても小笠原の左ストレートが名倉の顔面をとらえる。踏ん張る名倉はワンツー、右ローを返すが、小笠原はすぐさま左ミドルを返す。
3R、互いに首相撲からヒザの展開が続いていく中で、名倉はワンツーで小笠原に攻め立てていくが、小笠原は左ストレート、右フックで応戦していく。距離をとりながら名倉は右ロー、ワンツーを出すが、小笠原も負けじと左ストレート、左ミドルを出しながら名倉をロープへ詰めていく。
終盤には小笠原が名倉をロープに詰めてパンチのラッシュを仕掛けるが、名倉は首相撲で何とか脱出し、試合終了のゴング。結果、判定3-0で名倉が勝利。最強の挑戦者を退けて初防衛に成功した。

▼M-1 55kg級初代王座決定戦
○山浦俊一(フリー/同級1位)
判定3−0
●陀羅尼(Team-DATE/同級4位)
※山浦が初代王者となる。
55kg級は、今年新設された新階級。50kg級同様、前回の大会では次期挑戦者決定トーナメントを行われずに、ダイレクトに王座決定戦を行うこととなった。初代王者を山浦俊一(フリー)と陀羅尼(Team-DATE)の間で争われることになった。山浦は6月13日にWINDY Super Fight 60kg級、国際ジュニアキックライト級の王座を保持している二冠王者。三冠王者を狙ってこの一戦に挑む。対する陀羅尼は王座初挑戦となる。今年からM-1ジュニアに本格参戦した陀羅尼に、早くもチャンスが到来。ここでタイトル獲得となれば、一気にトップへと駆け上がっていくことになる。初対決の両者の結末はいかに?
1R、左フックや右ストレートを出す山浦に対し、や右ローや右ミドルを出していく陀羅尼。山浦のパンチvs陀羅尼のキックという図式となるか。山浦が左の前蹴りを出すと、陀羅尼は右ローからワンツー、左フックと出し反撃。陀羅尼が山浦をコカすと、陀羅尼陣営の応援がヒートアップ。ロープ際で山浦が強烈な右ローを出すと、これを受けた陀羅尼の腰がやや落ちる。
2R、山浦が前蹴りを出すと、同様に陀羅尼も前蹴りを出す。山浦が陀羅尼をコーナーに詰めると、そこから凄まじいパンチのラッシュを仕掛ける。陀羅尼は組んで山浦のラッシュを止めると、そのままなだれんで転倒。陀羅尼陣営の応援がさらにヒートアップし、今大会一番の盛り上がりを見せていく。体勢を整えた陀羅尼は、前に出て前蹴りを出すと、山浦は右フック、ワンツーと返していく。
3R、山浦が右ミドルと右ローを出していくと、陀羅尼はバックスピンキックやバックハンドブローなどの大技を繰り出していく。空を切るも、陀羅尼は左の前蹴りを出して攻撃をつないでいく。これに会場内が揺れるほどの大歓声が沸き起こる。山浦が右ストレートを仕掛けたところを陀羅尼が組み付き、山浦をコカす。そのまま判定へとなり、判定3-0で山浦が勝利。WINDY、国際ジュニアに続き、M-1の三冠王者となった。
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