入場時には秋葉系オタクが支持するアニメキャラのコスプレ姿で入場することで話題を呼び、今や世間が注目しているのがK-1MAX初出場を決めた長島☆自演乙☆雄一郎（魁塾）。その長島を関東で最初に上げたのが総合格闘技団体『MARS（マーズ）』だ。MARS・天野勇剛代表に長島との出会いや魅力を聞くと共に、未だに決定していない『第1回−72kgMARSルール初代王座決定トーナメント（Aブロック優勝者は長島、Bブロックは浦野貴之）』の行方についても直撃した。

■長島☆自演乙☆雄一郎をMARSで起用することになった経緯

――長島選手が総合格闘技団体『MARS』に出ることになった経緯を教えて下さい。

「格闘技関係者から面白い選手がいると聞いていて、魁塾の林裕人館長からも『いい選手がうちにいるから、ぜひ使ってください』と紹介を受けていました。入場パフォーマンスもいいということも聞いていましたね。

　その時にはMARS独自の“ブラスターバウトルール”（投げや立ち関節、立った状態から決めたまま寝技での関節技もあり）に対応できる器用な選手ということも聞いています。そういうルールはみんなやったことがないですよね。でも長島選手はすぐに対応できるという売り込みでした」

――最初は2007年10月の『MARS 09』でキックルールによるデビュー（丸山純一戦）でしたけど、それは様子見のところもあったのでしょうか。

「そうですね。実際に試合を見てみると動きもよかったです。『MARS10』（2007年12月9日）から長島選手がブラスターバウトルールで試合して、器用さと度胸の強さが目立ちましたよね。足関節を極めたりと、ルールに対して凄く勉強しているなと感じました。対戦相手に関してもよく研究してきて、ちゃんと実戦で出来ているので凄いな〜と思いました」

――ブラスターバウトルールを提示したときの本人の反応はどうだったんでしょうか？

「全然問題ないと。逆に……