現在、スカパー！の自主コンテンツプロモーションを務めている大川美春さん。数年前、格闘技に関する知識は皆無に等しかったが、業務で格闘技のコンテンツを扱っていくうちに段々とその魅力にはまってしまう。昨年の大晦日には、Dynamite!!スカパー番宣に登場し、“DREAMの大黒柱”青木真也にからまれるも平然と切り抜け、かわいらしい笑顔からは全く想像できない強心臓ぶりを発揮した。

■最初は秋山成勲の名前しか知らず。K-1とPRIDEの違いも？？

――まず、所属している会社のスカパー！さんではどういった仕事をやっているんですか？

「元々、今とは違う制作の部署にいたんですけど、ちょうど一年半前に社内異動があって今の部署になりました。主に海外スポーツ以外のPPV（ペイ・パー・ビュー※）担当としてプロモーションチームにいます。内容としては、社内に向けた媒体はもちろん、専門誌さんに『スカパー！の情報を載せてください』といったお願いや、取材していただき記事にしてもらう広報的なことをやっています」　※衛星放送・ケーブルテレビ等で放送される有料コンテンツに対する課金方法の一つで、特定のプログラム（番組）単位で課金すること

――ちなみに前にいた制作の部署では何をやっていたんですか？

「PPVの番宣（番組宣伝）の全ジャンルを扱ってました。スポーツだけじゃなく映画やアニメなどの番宣を作る部署のデスクです。私は元々そういう映像まわりの仕事をやっていたんです」

――今の仕事をやる以前から格闘技の知識はあったんですか？

「有名な選手ぐらいは認識していた程度でした。今の部署に異動して、プロレスの『ファイティング・オペラ・ハッスル』のことがわからなかったので、FIGHTING TV サムライ（プロレス＆格闘技専門放送チャンネル）の人間やPPVの担当者に聞いて選手名やルールを覚えていきましたね。

　一昨年の大晦日にあった『やれんのか！』が私にとって初めての格闘技担当でした。ほとんど選手名がわからなく、秋山（成勲）選手ぐらいしか知りませんでした。青木（真也）選手の名前とかを聞いても全くチンプンカンプンです。もうほとんど1からのスタートでしたよ。そんなときに会場で配るためのスカパー！放送のチラシを作ろうという話になり、出場する選手のことを勉強して『青木選手ってこんなに凄い選手なんだ！』と知りました（笑）」

――秋山選手のことだけ知っていたのは気になりますね。

「有名ですよね？　押しの選手の写真を広告で使うじゃないですか。部署内でどの選手が一押しですか？という話になって、私の知ってた選手が秋山選手だけでした。川尻（達也）選手とかのPRIDE系の選手が全くわからなかったし、その時点でK-1とPRIDEの違いがわかりませんでした。格闘技には、主に立ち技と総合の2つがあるというところから私の勉強はスタートしましたね」

――てっきりイケメン好きで有名な大川さんのことなので、秋山選手はリスト入りしているのかと思いましたよ（笑）。※昨年大晦日Dynamite!!直前の社内広報誌で大川さんはイケメンキャラ好きとしてデビュー、おススメファイターを紹介している。

「アハハ！　違いますよ！　それは私の先輩が……