10月30日（金）東京・JCBホールで開催されるVALE TUDO JAPAN実行委員会『VALE TUDO JAPAN 09』（バーリトゥードジャパン、通称バリジャパまたはVTJ）にて、カン・ジョンミンと対戦することが決まった佐藤。他の出場選手に比べてキャリアでは劣る佐藤だが、プロデビューから2年足らずで世界ミドル級3位に上り詰めた“スーパールーキー”だ。伝統のVTJで佐藤はどんな輝きを見せるか？

■連勝中？　僕としては今の自分に満足していません

ーーVTJに向けてどんなことに重点を置いて練習されていますか？

「打・投・極をバランスよく練習していますね。対戦相手（カン・ジョンミン）の情報が名前くらいしか分からない状況なので、どんな相手であってもいいように練習しています」

ーー情報が全くない相手と戦うことについて不安はないですか？

「それはあまり感じません。アマチュアの頃はその場にならないと誰が相手か分からないじゃないですか。それと同じだと思います。だからいつものように自分を出して戦います」

ーー今回はVTJというビッグイベントに抜擢される形となりました。ご自分ではどう感じていますか？

「本当にありがたいことだと思っています。僕のような新人レべルの選手が出る大会ではないと思っているので、関係者の方には感謝してます」

ーーしかし今年に入ってからは4連勝。6月にはライトヘビー級の元世界ランカー村山暁洋選手に判定勝ち。9月には新美吉太郎選手にKO勝ちと波に乗っているんじゃないですか。

「いやあ何だかんだ言って、過去には負けや引き分けもありますからね。やっぱり試合は全部勝ちたいし、僕としては今の自分に満足していません。ようやく練習でやっていることが形になって、それが試合に出てくるようになっただけだと思います」

ーー佐藤選手と言えば過去にRISEに参戦したこともあり、ストライカーのイメージが強いのですが、打撃にこだわっている部分はあるんですか？

「そういうわけではないですね。試合展開によりますけど、寝技になったら寝技でも勝負しますし。ただ総合格闘技は打撃から始まるものなので、結果的に打撃の勝負になっていると思います」