近未来のエースとして期待され、2008年11月16日の旗揚げ戦以来4大会でメインイベンターを務めている石岡。12月に行われた年間表彰式でもMVPと最高試合賞を獲得し、今年最もジュエルスのリングで輝いた女子ファイターだと言えるだろう。そんな石岡が2009年を振り返ると共に、2010年のテーマとして掲げたのは“リベンジ”だった。
石岡沙織(いしおか・さおり)
1987年9月13日、広島県出身
身長156cm、体重51kg
2007年3月11日、スマックガールでプロデビュー
同年9月2日、リアルファイティング空手道選手権女子52kg以下級で優勝
2009年5月16日、ジュエルスでシュートボクシングルールに初挑戦して勝利
同年7月11日、藤井惠と対戦して敗れる
同年8月23日、シュートボクシングの『Girls S-cup』に出場して準決勝へ進出
同年10月4日、リアルファイティング空手道選手権女子52kg以下級で優勝
戦績:8勝4敗
空手道禅道会小金井道場所属 |
■1年以内に藤井惠選手に追いつきたい
ーー2009年度のジュエルスMVP獲得おめでとうございます!
「ありがとうございます。とても嬉しいです。素直に嬉しいですね」
ーー授賞式では藤井惠選手に「来年まで待っていてくださいね。まだ引退しないで下さい!」と石岡選手からリベンジ宣言が飛び出し、藤井選手も「売られた喧嘩というか闘いは買うタイプではあります」と受けて立つ構えのようでした。
「来年まで待ってもらえたら嬉しいです」
ーー1年でリベンジを達成するつもりですか?
「そうです。7月の試合は完敗だったんですが、勝てないとは思わなかったので。完敗だったのに偉そうに言うなって感じですけれど(笑)。1年以内には追いつきたいです」
ーー2009年を振り返ると、どんな年でしたか?
「忙しくてバタバタした年でしたね。あと、自分と向き合う時間が凄く多かった年だったと思います」
ーー自分と向き合うとは?
「何て言えばいいのかな……自分の嫌いなところだったり、変えなければいけないところだったりとか、本当は見たくない自分の嫌だったところと向き合ってひとつずつ克服して……みたいな感じですかね。中身が少し強くなった年だったかな」
ーーそれまではどうだったんですか?
「もう自分が弱い感じで、誰かに依存していないと寂しくて死んでしまうようなか弱い女の子だったんですよ」
ーー本当ですかっ!?
「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか(笑)。ま、そういうことにしておいてください」
ーーでも今はひとり立ちして、強く生きていると。
「そうですね。仕事も格闘技だけになりましたし」
ーーそのように気持ちが変わった一番大きな要因は何だったのですか?
「正直、自分でもよく分かりません。こういう出来事があってこうなったというのではなく、日々の起伏の波がある中で少しずつ、本当にちょっとずつですが上がっていった感じです」
ーー今年はジュエルスのメインイベントを3回務めましたが、最も印象に残っている試合は何でしたか?
「シュートボクシングを初めてやったので、最も印象に残っています」
ーーあれ? フジメグ戦ではないんですか?
「シュートボクシングの試合は……
石岡沙織インタビュー内容
■1年以内に藤井惠選手に追いつきたい(前編)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■1年以内に藤井惠選手に追いつきたい(後編)
■グラビアは……残念ながら無理ですね(笑) |
|
|