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 UKFインターナショナルヘビー級、パンクラチオン無差別級と1年に2つのタイトルを獲得し、2009年は飛躍の年となった桜木裕司。日本でもネームバリューのあるガジエフ・アワウディとの王座決定戦を振り返ってもらうと、日本では考えられない試合展開が桜木を待っていた……。

PROFILE
桜木裕司(さくらぎ・ゆうじ)
1977年7月20日、宮崎県出身
身長180cm、体重93kg
2007年5月26日、「WAFC世界パンクラチオン大会」8人参加無差別級トーナメントで3位入賞。
2009年9月13日、「新☆四角いジャングル」と天承山から反則勝ちし、UKFキック・インターナショナル・ヘビー級王者となる。
2009年10月17日、ロシアで開催のWAFC主催のパンクラチオン大会「第2回パンチリーグ」のパンクラチオン無差別級タイトルマッチでガジエフ・アワウディンからKO勝ちを収め、王座を獲得した。
掣圏会館所属

■1年でUKFとパンクラチオンの2つのタイトルを獲得

――まず今年1年を振り返っていただきたいと思います。どういった一年でしたか?

「9月にUKFインターナショナルヘビー級、10月にパンクラチオン無差別級と2つのタイトルが取れたので、ちょうど区切りとしてはいい年だったと思います」

――UKFインターナショナルヘビー級タイトルマッチでは、対戦した天承山選手のローブローを何度も受けたことで桜木選手の反則勝利となりました。あの時の心境はどうでしたか?

「意地でもタイトルを取らないといけないという思いでした。まともに試合をさせてもらえない憤りはありましたけど、タイトルを取ることが優先でした。身体的には次の日にダメージが残りましたが、その時は大丈夫でしたね」

――ロシアで行われたパンクラチオン無差別級タイトルマッチでのガジエフ・アワウディン戦では1R30秒KOという見事な勝利だったそうですね。どういう試合内容だったのでしょう。

「素手、頭突き、ヒジありと何でもありのルールでした。それが自分にとっての最終地点だなというの思いはありましたね。2年前も同じルールのトーナメントに出ているのですが、今回がタイトルマッチなのでこれで一区切りつけようかなという覚悟で臨みました」

―― 一区切りということはガジエフ戦での引退も考えていたと?

「そうですね。それ以上、先はないだろうなと思っていました」

――引退を考えた試合にしては、ガジエフは相当きつい相手だと思いませんでしたか?

「かなり強いとはわかっていました。でも、田中健一塾長(スーパータイガージム田中塾)に色々と作戦を練ってもらっていて、その作戦がドンピシャではまりました」

――作戦とはどういった作戦でしたか?

「最初からガンガン来るのがわかっていたので・・・


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桜木裕司インタビュー内容
■1年でUKFとパンクラチオンの2つのタイトルを獲得

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■負傷するも「診断書を出すような病院にはいかない」
■ガジエフ戦でKO勝利するも、ありえない展開が待っていた!

      
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