10月18日に行われた「WBCムエタイルール日本統一王座決定戦」スーパーライト級トーナメント決勝戦で獅センチャイジムをKOで破り、MA日本キックボクシング連盟に唯一のベルトをもたらした山本。最終戦ではムエタイのヒジ凶弾に敗れたものの2009年は5戦やって4勝(2KO)1敗と好成績を残した。その理由を明かす。
山本佑機(やまもと・ゆうき)
1984年12月24日、東京都出身
身長170cm、体重68kg
第15代MA日本ライト級王者
WBCムエタイ日本スーパーライト級王者
戦績:17勝(8KO)10敗2分
MA日本キックボクシング連盟/橋本道場所属 |
■双子でも壮泰とは性格も意識も全く違うんですよ
ーー壮泰選手にお聞きしたんですが、減量方法を変えたんですか?
「去年の3月にタイトルを失くした時は普段73kgくらいあって、減量がきつすぎて最後は66〜67kgまで水分抜きで一気に落としたんですよ。それを今は変えて、1カ月半前くらいからカロリー計算をして早め早めに落とすようにしたんです。そうしたら身体のキレもリバウンドも減りました。
壮泰は前からずっと太るのが嫌な人なので、試合が終わった次の日でも走りに行くんです。KO負けしても走りに行くんですよ、バカだから(笑)。やめろって言ってるのに弟の言うことは聞かなくて。
そういうのを見てきたのもあるし、自分も現役である内はお酒も我慢して普段から節制しようと思い、普段でも70kg以下、68〜70kgくらいをキープしようと決めたんです。それで今スーパーライト級がいい感じですね。
減量方法で全然変わりました。よくタイ人でも水分だけで一気に落とす選手がいるじゃないですか。僕はそうすると試合の時に動けなくて、変えてからはキレから何から全然違います」
ーー双子ということで体質も同じだと思うんですが、なぜ全然違う減量方法を?
「多分それは意識の違い。あいつは自分から見ても凄く細かいんですよ。決まったことをキチッキチッとやらないと気が済まない人なんです。あいつのブログを見てもらえば分かりますが、決まった時間に起きて、とか。その辺が双子でも全然違うんですよ。性格も全く違うし」
ーーへぇー、そうなんですか!
「もちろん、自分も根は真面目なんですけれど、一緒に練習していても自分の方がダラけていましたね。今はやめましたが、お酒呑んだら潰れるまでひたすら呑んだり。壮泰なんかお酒を一滴も呑まないんですよ。
壮泰が言ってることは分かるんです。アルコールを呑んで次の日に走ると気持ち悪いとか。でも、自分は若いからといって若さで楽しんでしまったというか。ライト級チャンピオンになったあたりからそんな風になっていましたね。
双子と言ってもだいぶ違うんですよ……
山本佑機インタビュー内容
■双子でも壮泰とは性格も意識も全く違うんですよ(前編)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■双子でも壮泰とは性格も意識も全く違うんですよ(後編)
■吉本光志との試合がターニングポイント、決着をつけたい
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