DREAM.1
みどころ
夢の対決が続々と実現!同じ条件の下、
誰が“主役”として飛び出すか!?
総合格闘技の夢舞台『DREAM』が、3月15日、いよいよ始動する。
昨年のPRIDE消滅事件以来、日本の総合格闘技はアメリカでの隆盛とは裏腹に、沈滞ムードに包まれていた。
しかし、昨年の大晦日に開催された『やれんのか!大晦日!2007』と『K-1 Dynamite!!2007』で実現した“格闘技界大連立”で、日本の総合格闘技は再び息を吹き返したのである。その大晦日ではPRIDEウェルター級GP覇者・三崎和雄とHERO'Sミドル級王者・秋山成勲、PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードルとK-1のチェ・ホンマン、西島洋介VSメルヴィン・マヌーフ、ヨアキム・ハンセンVS宮田和幸と、まさに夢のようなカードがいくつも実現した。
ファンを再び熱狂させた夢の舞台を、一夜限りで終わらせてはいけない。日本の総合格闘技復活へ、長年いがみあっていたFEG(K-1、HERO'S、Dynamite!!を運営)と、旧PRIDEの製作チーム(やれんのか!を運営)が本格的に手を結び、『HERO'S』と『やれんのか!』を一本化したイベントを開催することになった。それが『DREAM』である。
『DREAM』がまず着手したこと。それは、旧PRIDEが開催を発表しながら実現に至らなかった「ライト級GP」を開催することだった。しかも、PRIDE時代には決してありえなかった、HERO'Sミドル級トーナメント二連覇のJ.Z.カルバン、宮田和幸、ブラックマンバ、アンドレ・ジダ、永田克彦ら『HERO'S』の主力メンバーたちと、青木真也、川尻達也、石田光洋、ヨアキム・ハンセンら『PRIDE』の主力メンバーが顔を揃える豪華メンバーによる開催だ。
3・15『DREAM.1』では、7試合中5試合が“PRIDE対HERO'S”という図式の組み合わせとなった。今まで実現することのなかった夢の対決が繰り広げられるのである。
その中でも、最も注目を集めるのはカルバンVS青木だろう。両者は本来、昨年の大晦日『やれんのか!』での対戦が決定していたが、カルバンの足の負傷により対戦が流れたという経緯がある。今回が満を持しての初対決。HERO'Sの絶対王者として君臨してきたカルバンの総合力か、それとも青木の世界屈指のグラップリングテクニックか? 決勝戦で実現してもおかしくないカードが、いきなり実現するのだ。
カルバンVS青木以外にも、目の離せない展開になりそうな実力者同士の対戦が特盛りである。川尻VSブラックマンバの打撃戦、石田VSチョン・ブギョンのテイクダウンを巡る攻防、多くのファンにとっては未知の強豪となるエディ・アルバレスの参戦など、史上最激戦のトーナメントになることは間違いない。
誰が2ndROUND、続く決勝トーナメントへ駒を進めるのか? 日本人は海外強豪勢を相手に勝ちあがれるのか? 激戦は必至!
ライト級GP以外に目を向けても、PRIDEから離れてUFCに参戦していたミルコ・クロコップがまさかの電撃日本復帰戦。ミルコの勇姿が再び日本で、地上波で見られるとは。さらに、ベテランの桜井“マッハ”速人、PRIDEとHERO'S両方で活躍した“超人”ミノワマンも出場する。まさに日本総合格闘技界のオールスター戦である。
大会の裏テーマとしては、二つのイベントが合体した中で誰が最もファンの支持を得られるか、というものもある。TV中継のゴールデンタイムに初登場する者もいれば、片方のイベントしか観に行っていなかった人は試合を見たことがなかった選手もいるだろう。全員が初めて同じスタートラインに立ち、ファンの査定を受けることになる。最も輝きを放った選手が、今後、DREAMの主役になれる。そして、そのチャンスは全員にあるのだ。
会場に足を運ぶ人も、TVで観戦する人も、新たなる日本総合格闘技の歴史の1ページを胸に刻み込め! ファンの夢を乗せて、3・15『DREAM』いよいよMovin'on!
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