■1R〜3Rまではワンロップの攻撃を見すぎた
判定はドローかなと思ったんですが、米田選手はもうちょっと早く仕掛けた方が良かったですね。1R〜3Rはワンロップの攻撃を見過ぎていました。ワンロップが攻撃を出したところにローを返すだけだったので、1Rに2度ダウンを取られてから逆転勝ちしたタップナー戦のように、気持ちをしっかり持って戦う、やられながらでもローを返す気持ちが必要だったと思います。米田選手はタイプ的にアウトボクサーなのでしょうがない部分はありますが、自分から前に出て仕掛ける冒険心を持って欲しいです。
≫打倒ムエタイに向けて米田に必要なものは何か? 鈴木氏の分析の続きはこちらから!
PROFILE
鈴木秀明
Suzuki Hideaki
1976年1月1日、愛知県出身
身長169cm フェザー級
名古屋JKファクトリー
1993年全日本キックボクシング連盟名古屋大会でプロデビュー、
第16代全日本キックボクシング連盟フェザー級王者、初代NJKFフェザー級王者、IWM Jr.ライト級王者
通算戦績 18勝(9KO)6敗3分
ローキックを武器とし、90年代のキックボクシング界で活躍
全日本とNJKFの両団体でベルトを巻いただけでなく、
“元祖・切り裂き魔”カチャスック、ラジャダムナンスタジアムフェザー級8位のターチャナ、
ルンピニースタジアムバンタム級王者のソッドら、強豪ムエタイ戦士を撃破
またタイでIWMの王者になるなど、“打倒ムエタイに最も近づいた男”と称される
しかし眼疾により、2000年3月10日のアタチャイ戦を最後に引退
昨年、東京・錦糸町に自身のジム「ストラッグル」を設立し、後進の育成にあたる
※所属、肩書きは全て当時のもの。
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