
■自分の体調を整えて自分の力を出せれば勝てる
――DEEPウェルター級タイトルマッチが決定しました。挑戦者の長谷川選手の印象はどうですか?
「足関節が得意だという印象があります。寝業師ですよね、打撃も出してきますけど」
――タイプとしてはどうですか? やりにくいですか?
「普通じゃないですか? そんなに苦手なタイプではないですし、取り立てて得意なタイプでもないですね」
――防衛戦だと意識が違いますか?
「いや、普通にやって普通に勝ちますよ」
――余裕ですね?
「そんなことないですよ。守らないといけないと思っていますし」
――初防衛戦の時よりは気持ち的にラクですか?
「去年の初防衛戦の時は、池本君は連勝中で、オ・ウォンジンにKO勝ちしたりしてノッてた時期だったじゃないですか。その池本君が死ぬ気で向ってきましたからね」
――そのプレッシャーに比べればラク?
「いや、そんなに変らないですね。自分の体調を整えて自分の力を出せれば勝てると思ってやっています。でも、前回は池本君に負けたら終わりだろうっていうのがあったんで(笑)。
ああいうタイプには負けたくないっていうのがありましたね。彼とは友だちですけど。周りからも“池本さんに負けたら終わりですよ”とか言われてたんで、そういう意味では変なプレッシャーがありましたけど」
――長谷川選手よりも池本選手の方がやりにくいですか?
「どっちもどっちです」
――長谷川選手の技術で警戒するものはありますか?
「やっぱり足関節とか…あと、最近パンチを連打してくるんで、それには気を付けないといけないですね」
――長谷川選手はサンボ系の選手です。
「やっぱり得意なのは足関節ですよね。足関節を狙ってきても、僕には極められないと思う」
――中尾選手自身、足関節は?
「練習では極めますよ(笑)。練習だと危ないから、みんなすぐにタップしますから。試合だと殴りもあるんで、極めにくい部分もありますよ。向こうが仕掛けてくればやってもいいですけどね」
PROFILE
中尾受太郎(なかお・じゅたろう)
1970年11月13日、神奈川県出身
身長177cm、体重72.8kg
1996年1月20日、修斗でプロデビュー
1995第2回全日本アマ修斗選手権ミドル級優勝
1996第2回全日本コンバットレスリング選手権90kg級準優勝
プロ修斗ミドル級1位(最高ランク)
プロ戦績20勝11敗3分
初代DEEPウェルター級王者
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