■テイクダウンすれば何とかなると思われるのはイラつく
――まず最初に再戦の話を聞いた時はどんな心境でした?
「もう竹田選手とやるのかなって感じでした、前回の試合から半年くらいなんで。ただいつかはやり返してやろうと思っていたんで、チャンスが来たなと思っています」
――やはりSWAT!で竹田選手に負けた試合は引っかかっていたんですか?
「そうでもないですけど、一度負けた相手と試合をするチャンスはそうないと思うし、そういう相手と戦うのはやりがいもあるんで」
――この一戦がタイトルマッチになったことについてはどうでしょう?
「う〜ん、そんなに意識はしてないですね。こういうチャンスをいただいたので、頑張るというだけで、自分の中ではリベンジやタイトルという気持ちよりも、一つの試合として考えている感じですね」
――前回の試合から今回の試合までの期間にどういった部分を強化しましたか?
「まあ基本的にやることは一緒です。打撃中心でいくという。ただそこで寝技をやらないんじゃなくて、寝技になっても寝技で一本を取りに行きます。相手を極められれば、気持ちよく勝てると思うし、竹田選手はレスラーですけど、俺の方がいいタックルを取っちゃうよ、と(笑)」
――内村選手は全日本キックに出たりと、てっきりストライカーだとばかり思っていたので、その発言は意外でした!
「自分は打撃系なんですけど、グラップリングが出来ないわけじゃないし、そこを勘違いされるとね。テイクダウンすれば何とかなるみたいに思われるのはイラッとします」
――ちなみに8月の全日本キックでは見事のKO勝ちを収めましたね。
「チャンスがあればキックボクシングの試合もしたいですし、72.5kgまで体重を落とせたのもよかったですね。あそこまで体重が落とせるんであれば、ZSTでも色んな対戦相手と試合が組んでもらえるんじゃないかなと」
――それはタッグマッチで対戦した小谷選手への挑戦表明ですか?
「まあ個人名は伏せておきましょう(笑)。ただ実際に72.5kgでやれなくもないですね」