2006年11月にスマックガールでデビュー以来、4戦全勝でスマックガール無差別級女王の座に就いた大型新人HIROKO。身長180cm、体重77Kgと男子格闘家も羨む恵まれた体格を持ち、“元SMの女王様”というバックボーンも話題となっている。女子格闘家としては珍しい本格的ヘビー級選手の彼女だが、その体格ゆえ対戦相手がいないという深刻な悩みも…。
■デビュー戦後、試合が終わると不満がいっぱい――去年はどんな1年間でしたか?
「デビューしてからコンスタントに試合があったじゃないですか。いろんな人とも試合が出来たし、タイミングがよくてトーナメントがあって、その後チャンピオンになってっていう。流れが凄く良かったかなと思います」 ――巴組に入門してからデビューまで3年以上あったということなんですが、満を持してのデビューだったんですか?
「それはないですね(笑)。時間がかかったのは練習にちゃんと取り組んでいなかったからです。真面目に練習したのはデビュー前の1年くらいで」 ――ご自分としてはデビューの時期はちょうどよかったですか?
「そうですね。デビューはずっとしたい、したいって思っていて練習を頑張っていましたし、ジムの会長も“いつでもデビュー出来るように”って感じで練習をしてくれたのでよかったと思います。デビュー戦はやっぱり気合いが入っていたし」 ――デビュー戦がチャンピオンへの挑戦者決定トーナメントというのも破格ですよね。
「そうなんですかね? 私はよく分からないんですけれど、珍しいんですか? あまり気にしてませんでした。デビュー戦だってことしか考えてなかったので。それで勝ったらとかは考えず“デビュー戦だ! やるぞ! 勝つぞ!”しか考えてませんでした。
でも、デビュー戦は完全燃焼って感じで出来たんですけれど、試合の数を重ねていく内に、試合が終わるともう不満がいっぱいで。タイトルマッチの時もそうだし、武田戦の時もそうでした。試合後に、もっとあれやりたかった、これやりたかったというのがいっぱい出てきましたね。だから後味が凄く悪いんです。
試合が終わってすぐの時は勝って嬉しいんですが、時間が経つともっといい試合が出来たんじゃないかなとか、いろいろ考えちゃう」 ――それは練習してきたことが出せなかった、とかですか?
「練習してきたことがというよりも、もっと暴れられたんじゃないかみたいな、もっとブンブン振り回したかったというか。そういう自分のペースにあまり持っていけなかったのかな。もっともっと暴れたい。タイトルマッチなんか特に見すぎちゃったから。
私も、多分高橋さんも見すぎちゃったと思うんですよ。これ行ったらこれが来るんじゃないかっていうのが、3Rにけっこうあったから。それをちょっと後悔しています。1Rは多分緊張で体がガチガチしてて、2Rはけっこういい感じで動けたけれど、3Rはなんか見すぎちゃって勝ちにこだわりすぎたところがあった。それがあまりよくなかったかなと思います」
HIROKOインタビュー 内容
■デビュー戦後、試合が終わると不満がいっぱい ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■タイトルマッチ前、高橋さんを見て逃げちゃいました ■首相撲は定期的にやるようにしていますよ ■世界には同じくらいの体格なんてザラにいると思う
■山本“KID”徳郁さんみたいな喧嘩っぽい闘い方が好き ■試合があまりにもないから悲しくなってきます ■K-1かDREAMでジーナ・カラーノと闘いたい! |
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