"最強遺伝子の最終兵器"ホジャー・グレイシーが遂に5・18「戦極〜第二陣」に参戦! 柔術世界選手権や寝技世界一を決めるアブダビコンバットなど、世界のタイトルを総なめにしているホジャー。総合二戦目となる"パンクラスエース"近藤有己戦でどういった戦いを見せるのか。来日したばかりのホジャーを緊急キャッチし、インタビューすることに成功した。
text=Manabu Takashima
ホジャー・グレイシー(Roger Gracie)
1981年9月26日 ブラジル・リオデジャネイロ州出身
身長193cm 体重97kg
所属:ホジャー・グレイシー柔術アカデミー
主な獲得タイトル:2005年 アブダビコンバット99kg未満級、無差別級 優勝、2004〜2007年 柔術世界選手権(ムンジアル) スペルペサード級(97kg未満) 優勝、2007年 柔術世界選手権(ムンジアル) アブソルート級(無差別) 優勝
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■ヘンゾ、世界王者に挑戦したボクサーと打撃の練習を積んできた
――日本に着いたのはいつですか?
「2日前、月曜だよ。いや、月曜だから昨日だね。まだ、1日しかたっていない」
――取材が多く大変そうですね。今回の来日は、ニューヨークからだったのですか、それともロンドンから?
「ニューヨークだよ」
――ということは……。
「そう、ヘンゾのところで3週間、練習してきたんだ」
――3週間ですか? ADCCのようにノーギで戦うときや、MMAデビュー戦前はヘンゾさんの下で、もっと長い練習期間を積んでいたような記憶があります。
「そうだね。だいたい6週間から10週間ぐらいいることもある。ちょっと、ロンドンの方が忙しくて、今回は長い間ニューヨークに滞在することができなかったんだ。でも、3週間、ヘンゾのところで練習すれば大丈夫。ロンドンとの練習環境の違いは、スパーリング・パートナーの数。英国では、2時間ぐらい離れたところに住んでいるブラウリオ・エスティーマしか、良いスパーリング・パートナーがいないからね」
――5月24日のUFCに出場するゴラン・レジック選手は、ホジャ―選手の紫帯を与えた教え子ですよね。彼と練習することは?
「ゴランは普段、クロアチアに住んでいるから、あまり一緒には練習できないんだ。彼もUFCで試合をするということで、ロンドンに3週間ほどいたから、ゴランとも練習はしてきたよ。ただ、打撃のスパーリングも多くはヘンゾのところでやっていて、ロンドンではテクニック重視の練習を重ねてきたんだ」
――ということは、以前より打撃の練習に取り組めたということですか。
「ロンドンでは、アズマー・ネルソン(ガーナ出身の元WBC世界フェザー級王者。フェザー級では、世界の10傑に数えられることも多い名ボクサー)に挑戦したこともあるジム・マクドナルドと練習していた。彼は本当に素晴らしいボクサーなんだ。彼とトレーニングを積むために、いつもよりロンドンに長くいたというのが本当のところなんだ」
ホジャー インタビュー 内容
■ヘンゾ、世界王者に挑戦したボクサーと打撃の練習を積んできた
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■コンドーを倒すには…
■ヨシダ? ジョシュ? ファイターは誰とでも、戦えないといけない
■ギを着るかどうかだって? 不利になるだろうけど…
■ヘンゾがセコンド。彼以上のセコンドは存在しないよ
■コンドーの試合の3週間後にはムンヂアルに出場する |
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