戦極デビュー戦では“ATTの超新星”ホルへ・マスヴィダル(当時はジョルジ)をパンチによるTKOで下したダム。強豪柔術家でありながら、打撃センスにおいても非凡なものを感じさせる勝利であった。今回のGPにおいても優勝候補の一角にも挙げられており、もちろん狙うは五味隆典の首。ダムが五味との対戦、そしてGPについて語った。
ホドリゴ・ダム
1980年2月3日(28歳)、ブラジル出身
身長170cm
16歳でブラジリアン柔術を始め、22歳で黒帯を取得。
2005年のコパ・ド・ムンドではレーヴィ級、アブソルート級で3位入賞。
同年、本大会よりもレベルが高いとされるADCCブラジル予選で優勝を果たす。
その後、本格的に総合格闘技に戦いの場をシフトし、雷暗暴やブラックマンバら、日本でもお馴染みの選手たちに勝利。
今年6月の戦極デビュー戦ではATTの超新星ホルへ・マスヴィダル(当時はジョルジ)にTKO勝利を収めた。
戦績:9戦8勝(2KO・5TO)1敗
アライアンスBJJ所属 |
■ブラジルでボクシングの試合に出たことがあります
――前回の試合(6・8ジョルジ・マスヴィダル戦)を振り返ってください。
「あの試合前、ジョルジに自分を見下されていた部分があって、私がここまで出来るとは(ジョルジも)分かっていなかったんじゃないですかね。でも私は力を出し切って、勝利できたので、よかったと思います」
――ジョルジ選手と一緒に練習していた時期があったんですよね。見下されていたというのは、練習で一本とられたことがあったりしたのですか?
「そういうわけではなく、プレス向けのインタビューの中でそういうものがありました。私が本物のファイターと戦ったことがないなど、そういった発言です。
ただし私は彼のことを特にどうこう思ってはいません。彼は非常に素晴らしいファイターだと思います。自分が勝ったので何よりですけどね」
――フィニッシュのパンチは狙っていたものですか?
「そうですね。練習を重ねていて、いいタイミングを待っていただけです。タイミングがあえば、いい形でいいパンチが出せると思っていましたから」
――かなり打撃が上手くなっていた印象を受けました。普段の練習で力を入れていたんですか?
「最近ボクシングやムエタイのトレーニングを中心にやってきています。今回の試合を見ている全てのお客さんを驚かせることが出来たのではないかと思います。ほとんどの人が私がグラウンドにいくと思っていたでしょうね。最近自分自身でも、ボクシングの技術が進化しているのを感じていて、ブラジルでボクシングの大会に出場したこともありました」
ホドリゴ・ダム インタビュー 内容
■「ブラジルでボクシングの試合に出たことがあります」(前半)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■「ブラジルでボクシングの試合に出たことがあります」(後半)
■あのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラらとトレーニング、その内容とは?
■「打撃は完璧だが欠けている部分がある」ダムが五味隆典を切る! |
|
|