ホジャー・グレイシーに続く柔術界の超大物として、戦極のリングでMMAデビューを果たす現役柔術世界王者のシャンジ。MMAのトレーニングを7年間も続け、親日家でもあるというシャンジは今回のデビュー戦に向けて何を思うのか。シャンジは柔術へのこだわりと吉田秀彦との夢の対戦について語った。
シャンジ・ヒベイロ
1981年1月20日(28歳)、ブラジル・マナウス出身
ホイラー・グレイシーを師匠、ヒクソン・グレイシーの一番弟子であるサウロ・ヒベイロを兄に持つ。
2002年のブラジリアン柔術世界選手権(ムンジアル)に22歳の若さで出場、アブソルート級(無差別級)3位に入賞。2004年の同大会ではペサード級(91kg未満)で初優勝、翌2005年には“寝技世界一決定戦”第6回ADCCでは99kg未満級と無差別級で準優勝。
2006年のムンジアル・アブソルート級の決勝ではホジャー・グレイシーを下し、ペサード級も制して二冠を達成。2007年はムンジアル・ペサード級連覇、ADCCでは99kg未満級を初制覇。
2008年6月のムンジアルではペサード級三連覇を達成、アブソルート級の決勝ではホジャーと対戦し、勝利を収めて無差別級でも優勝を果たした。
グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ所属
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■「僕が戦極で戦うことには運命的なものを感じるね」
――念願の日本での試合が決まりました。実際に来日して、日本にはどんな印象を持ちましたか?
「今回が3度目の来日で、まだそんなに日本を満喫したわけではないんだけど(※取材日が来日した翌日)、アメリカからは遠く離れた国であり、これから色々なものを見て、感じたいと思っているところだね」
――シャンジ選手はこれまでどんな国を訪れたことがあるんですか?
「ブラジル、アメリカ、ハワイ、ポルトガル。そのくらいかな。これからヨーロッパの国々や韓国でセミナーを開く予定があるんだ」
――そういった国々に比べて日本、日本人の特色はどこにあるとシャンジ選手は感じていますか?
「やっぱり日本は他の国とは違う特別なものがあると思うね。日本人は常に他人に敬意を持って接してくれるし、どんな人でもちゃんとした教育を受けていて丁寧な印象を受ける。日本は歴史の深い国で、その歴史にも特別なものを感じるよ」
シャンジ・ヒベイロ インタビュー内容
■「僕が戦極で戦うことには運命的なものを感じるね」(前半)
※以下GBR会員の方のみご覧になれます。
■「僕が戦極で戦うことには運命的なものを感じるね」(後半)
■現役柔術世界王者が考える、柔術家がMMAで勝つための戦い方とは?
■「ヨシダとはお互いにギを着て戦いたい」その理由 |
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