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                          FORCE 08』にて、初代フェザー級王座決定トーナメント準決勝を山崎 剛(GRABAKA)と闘う星野。1回戦では優勝候補と言われたアントニオ・カルバーリョを破り、一躍、新たな優勝候補に躍り出た。山崎とは総合格闘技を始めた頃からの友だちだというが、星野の覚悟は決まっている。 
                            
                           
                          
                             
                               星野勇二(ほしの・ゆうじ) 
                                1975年8月7日、東京都出身 
                                身長170cm、体重65.7kg(試合時) 
                                小学3年から中学3年まで空手を学び、高校入学と同時にレスリングを始める 
                                1992・1993年国民体育大会グレコローマン69kg級準優勝 
                                1993年全国高校選抜大会フリースタイル3位 
                                1994・1995年全日本学生選手権フリースタイル69kg級3位 
                                2000年7月23日、パンクラスでプロデビュー 
                                いきなりネオブラッドトーナメントで優勝 
                                戦績:26戦14勝5敗7分 
                                和術慧舟會GODS所属 | 
                             
                            
                          ■試合中に考えたものが出せるようになったのが大きい 
                           
                          ――激闘となった6月22日のフェザー級王座決定トーナメント一回戦、アントニオ・カルバーリョ戦から振り返ってください。 
                          「結果的には勝ちましたけれど、最後に攻め切れなかった部分があるのと、ラウンド毎に相手のリズムになってしまった場面もあるので、そういう部分は反省しないといけないな、と思いました」 
                          ――戦前の予想では、カルバーリョ選手が優勝候補と言われていましたね。その声に対して“なにくそ!”という気持ちはありましたか? 
                          「でも、いろんな選手が自分の階級のトーナメントに出ていますけれど、みんながみんな優勝候補じゃないかっていうくらいの試合をされていますよね。確かにカルバーリョ選手は実力もキャリアもあるので、優勝候補に間違いなかったと思います。ただ、このトーナメントに出ている選手はみんな実力ある人ばかりなので、“なにくそ!”というより自分も優勝候補だと思ってやっています。そういう意味では今回たまたま勝っただけなので、目指すはチャンピオンですから。次の準決勝で負けたら優勝候補も何もないですからね」 
                           ――宇野薫選手がGBRのインタビューで、「いつも“剛”の試合をしている星野選手が練習で見せている“柔の動き”を出した。あの試合で一皮剥けたんじゃないか」と評していたんですが、自分ではどう思われます? 
                          「試合でなかなか“柔”の力をお見せできなかったのは、出し惜しみをしていたんです(笑)。それは冗談として、ようやく練習でやってきたものが多少試合で出るようになってきたかな、というのは自分でも感じます。やっぱり今までなかなか試合で出し切れていなかったというか、あまり試合中に考えられなかった部分があったんですね。後々考えて、ああやれば良かったこうやれば良かったというのが、段々と試合で出せるようになってきたんです。そういう部分では前よりも、多少は自分の考えでやれている部分はあるかな、と思います」 
                          ――試合中に失速する場面もありましたが、そこからまた盛り返していったじゃないですか。あれが“柔”の力なんでしょうか? 
                          「そうですね。気持ちの部分が大きいと思います。全ラウンドを考えた時に、自分の中で試合の組み立て方っていうのがあると思うんですが、その中でメリハリというか、全部が全部トップギアでやるのではなく、多少自分で緩めたりとか抜く時は抜いたりとかを考えてやった方がいい。 
                           5分3Rの試合だとすれば、5分3R全てで出し切れるかと言ったら、それは無理。気持ち的には出し切っても、どこかで自分に余裕を作ってあげないと、先ほど言ったような考えがなかなか出てこないと思うんですよ。ですから、今は自分自身で試合を作るイメージでやってるんじゃないかって思います」 
                           ――それはいつ頃から出来るようになったと自分では感じていますか? 
                          「うーん……本当にここ最近だと思います。例えばこの場面でこの技を出したい、この場面で行きたいというのが、正直なかなか出来なかった時期がありました。それが技に繋がらなくても、そういう気持ちがあったらアクションを起こせるようになってきたな、と感じるのは最近のことですね。 
                           本当に正直言うと、以前はラウンドを重ねる毎に疲れてきたからこの技を出したいけど温存しちゃおうかなって、出し惜しみしてしまうことがあったんですが、最近は関係なくここまで行かなきゃなってところまでパッと出せるようになってきました」 
                          ――言葉で言うと、練習でやっていることが体に染み付いたっていうことでしょうか? 
                          「元々あるものだと思ってはいたんですが、それを出すか出さないかは自分の気持ち次第だなって気づいたってことですね」 
                          
                            
                            
                          
                          
                             
                               
                                
                                  
                                   
                                    
                                       
                                        星野勇二インタビュー 内容 
                                          ■試合中に考えたものが出せるようになったのが大きい 
                                           ※以下GBR会員の方のみご覧になれます。 
                                          ■最初の呼び名は野獣だったのに、最近はゴリちゃん 
                                          ■友だちだからこそ気兼ねなく全力で闘うのがベスト 
                                          ■ケージの中でやる楽しさはやった者でないと分からない | 
                                       
                                     
                                   
                                
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