「暴走族、チーマー、ギャングのリーダー、腕自慢(配布資料より抜粋)といった不良たちが日本全国から集結」というコンセプトでスタートしたアウトサイダー。
第一回大会では乱闘が第1試合後に勃発したり、メインイベントの途中では攻められてる方の選手の仲間が激怒し、リングサイドに来てはカメラマンを押しのけて罵倒する場面があったりと、まさに予測されていたものが会場で繰り広げられた。
不良の全盛期と一般的にいわれる中高時代を真面目な(?)学校で過ごした私にとっては、不良たちがリングで繰り広げている一挙一動(メンチ切りや特攻服での登場など)に興奮しきり。
不良たちの姿に妙に興味を抱いてしまった私は、第二弾開催の発表がされたところで出場選手に、今までの喧嘩のこと、アウトサイダー出場動機などのアンケートを取ろうと 企画書を編集部に提出。実際に第一回大会を見ていた編集長から「危険すぎるが興味はある。絡まれないように気をつけてくれよ」と激励のメッセージが大会当日に送られてきたために、私のテンションは落ち気味になってしまった。「何聞いてんだ〜このタコ〜」などと胸倉つかまれたらどうすればいいんだ!?などの悪いイメージが次々と頭の中をよぎっていく…。
第二回大会終了後、どうしてもコメントを取りたいと思った選手が一人いた。それは……