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                          まず始めに挨拶をした榊原社長は「14日の武士道に出場する選手たちはいい状態で仕上がっています。その熱をみなさんに感じ取って欲しいと思います。今日10月11日というのは『PRIDE.1』で高田統括本部長がヒクソン・グレイシーと戦った日でもあります。あれから7年、こうして高田道場に若い選手たちが集まり汗を流して世界に打って出る日が来るとは、正直に言うと選手、スタッフ一同こういう日が来るとは思っていませんでした。選手たちには自分のため、日本の総合格闘技を変える、スポーツとしてさらに若い世代に伝える橋渡しになってほしい。私たちも選手と共に武士道を熱の生まれるような場所にしたいと思っています」と選手たちを激励した。
   
                          その後、選手たちはそれぞれ2人1組に分かれスパーリングを開始。3分2Rもくもくと体を動かし、各々が動きを確認した。
  
                           
                          そして練習終了後、今度は高田統括本部長がコメント。「巷では来年、武士道GP開催の噂もありますが主催者がそれを引っ張っていくことはやめたい。ファン、そしてマスコミのみなさんの中から『そろそろこの中で世界一を決めようや』という空気が生まれてGPが開催されるようになってほしい。すべてはこのハイレベルでエネルギッシュな日本人に頑張って欲しい」と、改めて日本人選手たちに喝を入れた。 
                           
                           
                          また"PRIDE武士道"というイベントについて「今回、初めて軽量級の五味選手がメインを務めることになりました。過去、流れとしてヴァンダレイ・シウバやミルコ・クロコップが出場しましたが、武士道らしいコンセプトを持ったカードが揃いました。"武士道"はナンバーシリーズの下にあるものだと思われていますが、そうではありません。大まかに言ってナンバーシリーズが無差別&ヘビー級の最強を決めるものであるならば、武士道はそれと並ぶ中軽量級の最強を決めるイベントなんです。今は人材的にも駒が揃ってきているので、全選手自分がメインだと思ってファンのハートを掴んでほしい。そうすれば今後ナンバーシリーズと武士道が両輪となって驀進していくことになる」と熱く語った。
  
                           
                          会見終了後の写真撮影では「選手だけでいいんじゃないの?」と自ら席を外した高田統括本部長。あくまで武士道の主役は選手たちなんだという意思の表れだ。統括本部長の言葉通り、日本人ファイターたちは最高の試合を見せてくれるはずである。
  
                          ●質疑応答 
                          ――記者会見を欠席した美濃輪選手に質問なんですが、上山選手にどういった印象を持っていますか?
  
                          美濃輪 ビデオと生で試合を見たことがあるんですけど、心の折れない選手だなと思います。なんでその心を折って勝ちたいと思います。
  
                          ――前回の山本喧一戦では「最高の試合をする」とコメントしていましたが、その気持ちは今回も変わりませんか? 
                           
                          美濃輪 そうです。それはいつも求めているものなんで、もっといいベストな試合をしたいと思っています。
  
                          ――五味選手、改めてメインとしてどんな試合を心がけようと思っていますか? 
                           
                          五味 やっぱり最後に僕が勝つ姿を見せてお客さんには満足して帰れるように頑張りたいです。 
                           
                          ――今成選手は初参戦ということですが、どんな心境ですか? 
                           
                          今成 急に決まったんであれなんですけど、そんなにないチャンスだと思うんで頑張ります。
  
                          ――長南選手、今回はどのくらいで試合を終わらせてやろうと考えているんですか?
  
                          長南 早ければ早いほどいいです。どの局面でも打撃を狙っていきます。 
                           
                          ――五味選手の中で「2度とメインは譲らない」という気持ちはあるんですか?
  
                          五味 スピードとテクニックでは重量級に負けてないと思いますし、来年は全試合自分がメインで回れるようにやるのが目標です。 
                        DSE 「PRIDE武士道 其の伍」  
  2004年10月14日(木)大阪・大阪城ホール  
  開場17:00 開始18:30  
<全対戦カード>  
  ▼メインイベント 武士道ルール 1R10分 2R5分  
  五味隆典(木口道場レスリング教室)  
  VS  
  チャールズ・"ザ・クレイジー・ホース"・ベネット(フリー)  
   
  ▼セミファイナル 武士道ルール 1R10分 2R5分  
  桜井マッハ速人(マッハ道場)  
  VS  
  クラウスレイ・グレイシー(ハウフ・グレイシー柔術アカデミー)  
   
  ▼第6試合 武士道ルール 1R10分 2R5分  
  長南亮(フリー)  
  VS  
  カーロス・ニュートン(チーム・ローニン)  
   
  ▼第5試合 武士道ルール 1R10分 2R5分  
藤井軍鶏侍(フリー) 
VS 
イゴール・ボブチャンチン(フリー)  
   
  ▼第4試合 武士道ルール 1R10分 2R5分  
美濃輪育久(フリー)  
VS  
上山龍紀(U-FILE CAMP.com) 
  
  ▼第3試合 武士道ルール 1R10分 2R5分 
  今成正和(Team ROKEN) 
  VS 
  ルイス・ブスカペ(ブラジリアン・トップ・チーム)   
     
    ▼第2試合 武士道ルール 1R10分 2R5分  
    戦闘竜(フリー)  
    VS  
    マル・"ザ・ツインタイガー"(シンドージム)  
     
    ▼第1試合 武士道ルール 1R10分 2R5分  
    滑川康仁(フリー)  
    VS  
    マウリシオ・ショーグン(シュート・ボクセ・アカデミー)  
     
<チケット料金>  
  VIP席50,000円/RRS席23,000円/スタンドS席13,000円/スタンドA席6,000円  
     
<チケット発売場所>  
  チケットぴあ / ローソンチケット / e+(イープラス) / PRIDEオフィシャルサイト  
     
<お問い合わせ>  
  DSE  03-5464-1531  
                          
                           
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