6月28日(木)東京・日本武道館で開催されたTBS/FEG主催『Ameba presents K-1
WORLD MAX2007〜世界一決定トーナメント開幕戦〜』の一夜明け会見が29日(金)に都内ホテルで行われ、 10月3日(水)東京・日本武道館で開催される『K-1
WORLD MAX2007〜世界一決定トーナメント決勝戦〜』へ進出した7名の選手が出席した。
顔に傷一つないキレイな顔で会見場に現れた魔裟斗。決勝トーナメントで闘いたい相手を聞かれ、「難しいけど…」と一瞬悩んだ後、「一番盛り上がるのがいいかなと思って、チャンピオンとやってみたい」と隣に座っていたMAXの“絶対王者”ブアカーオをトーナメント初戦の相手に指名した。
「トーナメントは3回勝たないと意味がない。だったらトーナメント初っ端でやるのがいいかなって。優勝以外なら1回戦で一番強い選手とやるのがいい。決勝でやった方が楽じゃないからね。向こうは体力あるし、若いし」と、その理由を語る魔裟斗。決勝戦であたるよりも、ダメージのないベストな状態で対戦したいという考えだ。ブアカーオを倒せば、優勝するのと同じ価値があるという意味であろう。
「向こうもまさか言われるとは思ってなかったんじゃないかな。これが俺の今年の気持ちですよ。“挑戦する”というね」と、自らに最大の挑戦を課した魔裟斗。「ブアカーオの試合はちゃんと見ました。強かったけど、俺は絶対に勝てない相手だとは思わない。俺には(穴が)見える」と、すでにブアカーオの弱点は見抜いたという。
魔裟斗の逆指名に対し、ブアカーオは「チャンピオンと闘いたいという意味は、決勝で対戦するということですね。そのためには魔裟斗選手が決勝に上がってこないと対戦できないので、努力して上がってきて下さい」と、完全に上から目線。
その前には「10月のトーナメントで対戦するこの顔ぶれとは、ほとんどやったことがあるので自分が万全なら問題はない」と言ってのけ、場内を“おおーっ”とどよめかせたブアカーオ。魔裟斗は初戦で闘いたがっているということを聞かされると、僅かにムッとした表情になり「どのような形であっても、谷川さん(K-1イベントプロデューサー)のマッチメイクしたカードを引き受けます」とした。
両者の意向を聞いた谷川EPは「初戦ありえるが、希望では決勝で見たい。二人に勝ちあがって欲しいですね。昨日の試合を見てもブアカーオは誰も倒せるという感覚がないので、その中でベストの状態でやってみたいという気持ちは分かるので、考慮してみたい」と即答は避けた。
魔裟斗の“史上最大の挑戦”は実現するのか!? もし初戦で実現すれば、文字通りのスーパーファイトとなるだろう。
●K-1
WORLD MAX今後のスケジュール
「世界一決定トーナメント決勝戦」
10月3日(水)東京・日本武道館
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