1月17日(日)北海道・函館BLUE POINTにて、1月31日(日)北海道・函館市民体育館で開催されるキックボクシングイベント『WILD
KICK BOXING〜縁〜』のプレイベントが行われた。
約80名のファンが集まったこのイベントには、メインイベントで初代WKOライトヘビー級王座決定戦に臨む寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット)が来場し、大会の成功とオナルド・アレス戦の勝利を誓った。イベント出演を負え、主催者から届いたインタビューは以下の通り。なお、このイベントの模様は北海道新聞と函館新聞にも取材され、翌日には地元ケーブルテレビ局での取材も受けたという。
――今日はお疲れ様でした。調整のほうはどうですか?
「前回の試合(2009年12月11日の高瀬大樹戦)でかなり追い込んだので、そんなにガッツリはやってないんですけど、体調を整えるという感じで決められたことだけ、きっちりやっています」
――昨年10月から連戦続いてます。やはりハードですよね。
「はい。気持ちの部分も合わせてコントロールしてやってみようかなと思っています」
――1月の北海道のような、寒いところで試合をするのはコンディションの上でどうですか?
「一回中国で、冬のハルピンで試合をやったことがあるんですよ(2007年12月13〜17日の「日中散打対抗戦」)。マイナス10℃ぐらいのところでした」
――今回の対戦相手のレオナルド・アレスのデータがほとんどありません。アレスの試合映像は見たことはありますか?
「練習風景だけ見ました。ブラジル人らしく飛びヒザとかが、結構荒々しい印象を受けましたね」
――基本的に寒川さんは対戦相手の研究をみっちりと立てるタイプですか?
「いや、1回だけ見て、あとは感覚です。あとは向かい合ったときに感じたもので戦います」
――今回、高瀬戦の直後ということで普段はキックを見ない格闘技ファンも結果に注目すると思います。そして函館というあまりキックを見たことがない地方の人たちの前で、タイトルマッチです。そういう意味で結果と同時に内容が高く求められていると思うんですけど、プレッシャーはありますか?
「プレッシャーは常にありますね。でも、一番気持ち的にノッていた時期の映像を見て、気持ちが入れば緊張とかもなくなって楽しくやれると思います。映像を見て自分を洗脳する感じですね」
――ここで高瀬大樹戦のことを訊きたいんですけど、実際に戦ってみて高瀬選手に対してファイターとしてどんな感想を持ちましたか?
「技術に関しては・・・やっぱりそうですね、総合格闘家だなという感じで力はありましたね」
――体重差もありました。
「そうですね。変なパンチをもらって滑ったりつまずいたり、それでダウンを取られたら嫌だなと警戒しすぎて、それでちょっと緊張気味になってしまいました」
――やはり倒したかったですか?
「そうですけど、それ以上に今回負けることの怖さが上回っていました」
――高瀬戦ではブログ上で自ら売名だと宣言していましたけど、見事売名に成功したわけじゃないですか。私生活で変化とかありますか?
「いや、特に意識していないですけど。まあ、どの選手も名前を売るために格闘技をやってるという、それをもう認めた上でやりました。格闘技で生活しているので、やっぱり食って行かなければならないし」
――去年はラウェイや散打にも挑戦しましたけど、今年はそちらのほうは?
「一応話がちょっとチラつきはじめたんで、オファーが来れば。よっぽど予定が重ならなければ」
――高瀬戦の試合後や格闘技雑誌では総合格闘技への挑戦をアピールしたじゃないですか。練習はやってるんですか?
「練習は正直、まだちょっと出来ていません」
――オファーはあるんですか?
「チラチラあるんですけど、正式なものはないですね」
――総合で闘いたい相手は?
「いや、特にいません。でも、やるからにはタイトルマッチまで行きたいですね」
――キックボクサーとして今年闘いたい相手は?
「えーと、今は特にいないですね」
――今回はじめて寒川さんの試合を見る人にアピールしたいポイントは?
「自分は体調を壊してしまい、100%という状態でリングに上がれることはないんですけど、そういう状況でも格闘技を楽しんでやっています。何に対しても前向きに行くことをアピールしたいなと思います。精神的な部分や病気を病気としてとらえないでリングの上に上がっている姿。それそのものを見てほしいですね。生き様? そうですね」
――キックボクシングの魅力を一言で表現すると?
「単純に、街中で人と人が殴り合っているところを楽しんで見ることなんて出来ないですけど、非日常というか、普段ほとんどの人が見られないものを目の前で見られるところですね。是非楽しんで見ていただけたらなと思います」
――当日は期待しています!
「ありがとうございます」
WKO
「WILD KICKBOXING〜縁〜」
2010年1月31日(日)北海道・函館市民体育館
開場時間17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第7試合) 初代WKOライトヘビー級王座決定戦 3分3R延長1R
寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット/M-1ライトヘビー級王者)
VS
レオナルド・アレス(ブラジル/Dual Impact優勝)
▼第6試合 73kg契約 3分3R延長1R
鈴木悟(バンゲリングベイ・スピリット/UNIT-K)
VS
IRONMAN(ブラジル)
▼第5試合 71kg契約 3分3R延長1R
我龍真吾(ファイティングマスター)
VS
拳士(フリー)
▼第4試合 85kg契約 3分3R延長1R
ヤン・カシューバ(カナダ/バンゲリングベイ・スピリット/UNIT-K)
VS
中村勇太(和術慧舟会TEAM T-REX)
▼第3試合 60kg契約 3分3R延長1R
KO-ICHI(新宿レフティ)
VS
トーマス岡崎(ブラジル)
▼第2試合 60kg契約 3分3R延長1R
岩崎悠斗(バンゲリングベイ・スピリット)
VS
対馬信人(小比類巻道場三沢支部)
▼第1試合 フェザー級 3分3R延長1R
福島正義(バンゲリングベイ・スピリット)
VS
永山敬之(士道館札幌道場)
<ゲスト>
ニコラス・ペタス(バンゲリングベイ・スピリット/2001年K-1 JAPANグランプリ王者)
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/Krush70kg級トーナメント優勝)
※当日、サプライズゲストの登場あり
<チケット料金>
VIP席 20,000円/RS席 12,000円/S席 8,000円
A席 5,000円/2階 5,000円/立ち見 4,000円
※小学生までは無料
<チケット発売場所>
チケットぴあ
ローソンチケット
CNプレイガイド
松柏堂プレイガイド
<お問い合わせ>
Dエンタープライズ=TEL:0138−33−5900
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