母国スイスに帰国することを発表したクリストフ・プルボー(スクランブル渋谷)が、現役ラストファイトを4月3日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカで開催される大会で行う。対戦相手はプルボー自身が強く対戦を望んでいたマライペット(タイ)に決定した。
プルボーはスイスにプロ・ムエタイ興行がないことから2006年に来日、スクランブル渋谷に所属してプロ・キックボクサーとしてデビューした。“スイスからのキックボクシング留学生”として活躍し、2008年12月5日には山本優弥を4RでTKOに破り、第24代全日本ウェルター級王座を奪取。これは初代ミドル級王者レイモンド・エドラー以来史上2人目、37年ぶりの外国人全日本チャンピオン誕生となった。その後は全日本キックVSムエタイの5対5マッチに“最強助っ人外国人”として出場するなど活躍。
マライペットはヨーロッパで活躍後、アメリカに渡ってMMA(総合格闘技)に転向した選手。今回は150ポンド契約のムエタイルールでプルボーと対戦する。
このイベントは元々エンターテイメント業界でミュージシャンや演出家として活躍中のドン氏がムエタイに惚れ込み、ムエタイをより広めることを目的として開催するイベントだという。
他には、昨年末ラスベガスで国崇にTKO負けしたロミー・アダンザが同じく以前イギリスで国崇と対戦したアンディー・ハウソンと対決。女子では在米日系人のメリアム・ナカムラがオーストラリアのジョン・ウェイン・パーの奥さんであるアンジェラ・パーと対戦する。
International Muay Thai Federation&Atma' Shere Entertainment
2010年4月3日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカThe Barler Hangar
開始19:00
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