7月9日(金)東京・後楽園ホールで開催されるKrush実行委員会『Krush.8』のメインイベントで対戦する名城裕司(K-NETWORK国士会館)
、健太(E.S.G/NJKFスーパー・ウェルター級王者)のインタビューが主催者を通じて届いた。両者のインタビューは以下の通り。
■名城裕司「自分には打ち合いしか出来ない」 ――まずは、山内裕太郎戦での勝利について聞かせてください。左ハイキックで会心のKOでしたね。 「ありがとうござます!
山内選手は背が高いんで、上(頭部)への攻撃は見えてないんじゃないかなと思ってたんですよ」 ――ハイキックでのKOは意外だったんですが、もともと得意だったそうですね。 「自分の中では、蹴りは得意な分野だったんですよ。ただ、空手からグローブ(顔面あり)に移ってから、余裕がなくてパンチばっかりで倒してたってところがあって(笑)」 ――以前は得意技を出す余裕がないままに勝っていた、と(笑)。 「そうなんです(笑)。いつもバタバタしちゃって、それで長島(☆自演乙☆雄一郎)選手との試合で痛い目にあってしまったんで。それがスタイルを変えるきっかけになりましたね。山内選手と闘った時に、間合いを取ってやってみたら“あ、蹴れるんだ”ってことに気付きました」 ――ということは、これからは本来の能力を活かしたスタイルに変わってきそうですね。 「そうなると思います」 ――今回はメインイベントの赤コーナーで試合をすることになったわけですが、心境はいかがですか? 「なんか、変な気分ですね。相手は僕なんかより格上のチャンピオンですし。あと、会場に呑まれないことが大事かなと。自分は青コーナーで、相手の入場を待ちながら集中するタイプなんですよ。長島選手に負けた時も赤コーナーでしたし。でも、主催者側の方がそういう判断をしてくれたわけですから、胸を張ってやらせてもらおうと思います」 ――2戦連続のメインということで、Krush側からの期待も感じるんじゃないですか。 「それはありますね。その期待には絶対に応えたいです」 ――対戦相手の健太選手には、どんな印象がありますか。 「名前はよく聞くんですけど、試合を見たことはないんですよ。ただ、僕と同じで長島選手に負けてるんですよね。そこは意識するんですけど、長島選手の首を取るのは自分だって気持ちがありますから。それと健太選手に関して言えば、顔といい体つきといい、元気のいい選手なんだろうなってことは思いますね」 ――ズバリ、どんな試合になりそうですか。 「自分は倒す気でいきますし、どっちが勝つにしてもKO決着になると思います。相手が前に出てくれば出てくるほど、自分もありがたいですね」 ――打ち合いになったほうが持ち味が出る、と。 「自分にはそれしかできないですから(笑)。間違いなく面白い試合になると思います。前回、山内選手とやらせてもらって、お客さんも『名城はパンチだけじゃなく、ああいうこともできるんだ』と思ってくれたはずなので、期待してくれる人に応えたいですね。次にK-1に出る時まで、全勝、全KOでいきたいと思ってます。それを手土産にして、また長島選手に挑みたいので、その覚悟を見てもらいたいと思います」 ■健太「求められているのは激闘。激しい試合をして倒す」 ――Krush初参戦が決まって、どう思われましたか? 「他団体に参戦するのは久しぶりというか、ほとんど初めてみたいなものなので、普段と違うお客さんの前で健太をアピールするのにいいチャンスかなと思っています。Krush自体については“キックボクシングの選手がK-1ルールで闘う場”という印象でした」 ──その意味では興味は持っていたんでしょうか。 「K-1に近いということで、いい試合をやっていればいつかは出られるチャンスもあるかなと」 ──実は純粋なK-1ルールの試合って初めてですよね? 「そうですね。でも全然問題ないです。あんまり自分から組みにいくタイプでもないので」 ──今回、名城裕司選手との試合ですが、試合を見たことは? 「長島☆自演乙☆雄一郎戦と、山内裕太郎戦しか見てないんですけど、KO率が高い選手ですよね。特に山内戦でのKOはビックリしました」 ──左ハイでのKOでしたね。ハイキックは健太選手も得意だと思うんですが。 「そうですね、まあ、倒せたらいいですけどね」 ──どういう試合をしたいですか? 「組みつきも禁止ですし、やっぱり求められているのは激闘ですよね。打ち合いができれば。このところKOが少ないので、激しい試合をして倒したいと思います」 ──名城選手は前戦に勝利して、長島選手へのリベンジをアピールしました。長島選手とは健太選手も因縁がありますが、そのあたりは? 「長島選手うんぬんは、今回は意識してないですね。名城選手に集中してます」 ──ほぼ初のアウェーになりますが、気持ち的には? 「でも、いつもと同じ後楽園ホールなので変わらない感じもしますけど、団体が違うので記憶に残るような試合をしないといけないと思いますね」 ──闘い方という部分で、NJKFの齋藤京二理事長からかなりダメ出しを受けたと聞きましたが。 「そうですね、最近よくダメ出しされます(笑)。昔みたいに闘えと言われました。やっぱり、リスクを冒していかなきゃいけないのかなあと。頑張らないといけないですね」 ──初参戦で、しかもメインということですが。 「やっぱりメインイベンターですから、メインを盛り上げて興行を成り立たせないと。求められているものに応えて、いい結果を出したいと思います」 ──今回、宮越宗一郎選手も出場して「NJKFの王者2人が乗り込む」という形になりました。そのあたりの意識は? 「宮越選手とは特に仲がいいわけでもないので(笑)、一致団結していこうという意識はなくて、宮越選手が負けても僕が勝てばいいやというぐらいで(笑)。でも、NJKFの選手が2つ勝てればうれしいし、自分が出てる団体のレベルが高いということが示せると思うので、そうなればいいと思います」 ──なるほど。では最後にメッセージをお願いします。 「激しい試合をして、70kgに健太という選手がいるんだということを覚えて帰ってもらいたいと思います。応援よろしくお願いします!」
Krush実行委員会
「Krush.8」 2010年7月9日(金)東京・後楽園ホール 開場17:00 本戦開始18:00 ※本戦前にオープニングファイト予定 <全対戦カード> ▼メインイベント(第10試合)70kg
Fight K-1ルール 3分3R延長1R 名城裕司(K-NETWORK国士会館) VS 健太(E.S.G/NJKFスーパー・ウェルター級王者) ▼セミファイナル(第9試合)70kg
Fight K-1ルール 3分3R延長1R 廣野 祐(NPO JEFA/Krush 70kg Tournament 2009準優勝) VS
宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ日本ウェルター級王者) ▼第8試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R AKIRA(チームドラゴン/元J-NETWORKフェザー級王者)
VS 寺崎直樹(青春塾/元全日本ライト級5位) ▼第7試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R 青津潤平(NPO
JEFA/J-NETWORKライト級暫定王者) VS TaCa(レグルス池袋/J-NETWORKスーパー・ライト級3位) ▼第6試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
山崎秀晃 (チームドラゴン/2009全日本新空手K-2軽中量級第3位) VS 遠藤大翼(WK/駿河道場) ▼第5試合 70kg
Fight K-1ルール 3分3R延長1R MIKOTO(アイアンアックス) VS 小西拓槙(M-BLOW/2009 NJKFアマ70kg級優勝) ▼第4試合 60kg
Fight K-1ルール 3分3R延長1R 松野祐貴(NPO JEFA) VS 小山泰明(建武館/2008全日本学生キック・フェザー級王者) ▼第3試合 55kg
FIGHT K-1ルール 3分3R 伊澤波人(チームドラゴン) VS 榊 克樹(韓道場) ▼第2試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R
スネーク益荒男(TEAM ICE) VS 中島 剛(青春塾) ▼第1試合 65kg Fight K-1ルール 3分3R
中村圭佑(チームドラゴン/2010全日本新空手K-2軽中量級王者) VS 川畑勇人(キックボクシングアカデミーROOTS/2003アマ修斗東日本フレッシュマントーナメント優勝) <チケット料金>
SRS席10,000円 RS席7,000円 S席5,000円 A席4,000円 <チケット販売所>
チケットぴあ イープラス 後楽園ホール 株式会社グッドルーザー 株式会社MKTマネジメント <お問い合わせ>
株式会社グッドルーザー=TEL:03-5351-8390
●2010年度 Krush大会スケジュール 7月
9日(金)後楽園ホール 「Krush.8」 8月14日(土)後楽園ホール 「(大会名未定)」 8月27日(金)新宿FACE 「Krush Fan
Festival 2010」 9月20日(祝)後楽園ホール 「(大会名未定)」 10月下旬 新宿FACE 「Krush-EX」 12月12日(日)後楽園ホール
「(大会名未定)」 ※大会スケジュールは追加・変更・中止となる場合がある
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