↑(左から)藤原あらし、加藤竜二、梅野源治、武田一也、山本佑機、宮越宗一郎、 大槻直輝、山内裕太郎、大和哲也、国崇
9月26日(日)東京・後楽園ホールにてWBCムエタイ実行委員会『The Path to the World Champion WBCムエタイ世界王者への道』の開催が決定した。8月1日(日)東京・後楽園飯店で行われた記者会見で対戦カードと出場選手が発表された。
斉藤京二ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)理事長は「さらにWBCムエタイ世界チャンピオンを目指す道を作るため、JPMC(ジャパン・プロフェッショナル・ムエタイ・コミッティ)、MA日本キックボクシング連盟と何度も協議を重ねて、全試合WBCムエタイルールによる試合を行うことになりました。今回はKrush実行委員会の宮田充代表、REBELSの山口元気代表にもご協力をいただき、Krushから山内裕太郎選手、REBELSから藤原あらし選手と梅野源治選手が参戦します」と冒頭に挨拶。
次に橋本敏彦MA日本キックボクシング連盟理事長が「昨年に日本チャンピオンが決定しまして、今回は参加していただく団体も増え、だんだんと枠が広がってより一層、強固なチャンピオンが生まれてくると思います。インターナショナルチャンピオン、そして世界チャンピオンを生み出すために頑張ります」と挨拶を行った。
発表された決定対戦カードはWBCムエタイルール日本統一フライ級タイトルマッチとして王者・大槻直輝(OGUNI/NJKF)VS挑戦者・加藤竜二(橋本/MA)、同バンタム級王座決定戦として藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/REBELS)VS山本ノボル(契明)、同スーパーフェザー級決定戦として中須賀芳徳(OGUNI/NJKF)VS末廣智明(大道塾吉祥寺支部)、同スーパーウェルター級初代王者決定戦として武田一也(JMC横浜/MA)VS山内裕太郎(team Pitbull/Krush)、同スーパーライト級タイトルマッチとして王者・山本佑機(橋本/MA)VS挑戦者・高橋誠治(町田金子/NJKF)の日本タイトルマッチ5試合。
これに加えて、同ウェルター級王座挑戦者決定戦として大和侑也(大和/NJKF)VS一貴(マスターズピット/MA)、そしてメインイベントとしてWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、王者・国崇(拳之会/NJKF)に昨年のWBCムエタイ中国王者のリー・ニング(中国)が挑戦。以上の計7試合が発表された。
さらに羅紗陀(キング/NJKF)が一階級上げてライト級転向第一戦、梅野源治のスーパーバンタム級王座決定戦も行われる。
初代日本チャンピオンになったバンタム級の国崇はインターナショナル王座を獲得したため、スーパーフェザー級の羅紗陀はライト級転向のため、ライト級の大和哲也はK-1の63kgで試合を行っているのでスーパーライト級に転向するため、バンタム級のTOMONORIは負傷のため9月に防衛戦が出来ないため、それぞれ返上となったことも合わせて発表された。
続いて、会見に出席した選手たちのコメントは以下の通り。
藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/REBELS)
「9月26日は大きな大会なので悔いが残らないように、見に来てくれたファンに来てよかったと言ってもらえるような試合がしたいです」
加藤竜二(橋本/MA)
「去年はMAがWBCのベルトを一本しか取れなかったので、今年は必ずフライ級を取り戻します」
大槻直輝(OGUNI/NJKF)
「加藤選手は若くて勢いがあっていい選手だと思います。少しでも勝つ確立を上げられるように練習を頑張ります」
梅野源治(PHONEX/REBELS)
「7月はつまらない試合をしてしまったので、9月は相手が決まったらその相手を圧倒的に倒して、いい試合を見せます」
武田一也(JMC横浜/MA)
「今回いいチャンスをもらったのでモノにして、応援してくれる皆さんのために絶対にベルトを獲りたいです」
山内裕太郎(team Pitbull/Krush)
「正直、今の自分の立場は首の皮一枚つながっている状態なのに、こんなチャンスをいただいてありがとうございます。武田選手は若くて勢いがあるので、自分の方が不利だと思われているかもしれませんが、僕の首の皮はけっこう厚いので。皆さんの予想を裏切って、最後は僕がチャンピオンになってこれから山内裕太郎のドラマをまた始めたいと思います」
山本佑機(橋本/MA)
「自分の相手が今日決まる(8・1NJKF後楽園大会=高橋誠治(町田金子)に決定)んですが、どっちでもKOでぶっ飛ばしたい。そして山本佑機の名を知らしめます」
宮越宗一郎(拳粋会/NJKF)
「9月26日は出れないですが、大和侑也選手か一貴選手とやるので楽しみです」
大和哲也(大和/NJKF)
「僕は9月の大会には出られませんが、10月のK-1で凄く強い外国人とやる予定です。K-1が落ち着いたら僕も参戦して盛り上げたいと思います」
国崇(拳之会/NJKF)
「最近めっきり影が薄くなっているので、ベルトを防衛して世界へ近づきたいと思います」
そして、今大会に協力する宮田充Krush実行委員会代表、山口元気REBELS代表は次のように挨拶。
宮田
「斉藤理事長には日頃からKrushのイベントにお力添えをいただいています。今回はとても意義のある大会で、早い段階からオファーをいただいていました。今後に関しては、KrushはK-1ルールの大会を行っていますが、キックボクシングやムエタイのウェイトの方が適正体重だったり、ヒジ・ヒザありの方がポテンシャルを出せる選手に関しては、自分としてはキックボクシングルールの試合はWBCムエタイさんに出来る限り出していきたいと思っています。具体的な名前は出せませんが、山内1人だけではなく、チャンスがあればどんどん出していきたいと思います」
山口
「9月大会にお呼ばれしたのでキックボクシングのために協力したいと思いました。REBELSにも協力していただいたので、一緒にキックボクシングのために盛り上げていきたいです。一丸となって団体の垣根なく交流して盛り上げていきたい。そのために協力させていただきます。梅野選手、あらし選手はムエタイを体現してくれる選手なので、盛り上げていただきたいと思います」
また、斉藤理事長より9月から正式にWBCムエタイルール統一日本ランキングが制定されることも発表された。9月以降はMA、NJKFでランキング戦を活性化させていく予定だという。
WBCムエタイ実行委員会
「The Path to the World Champion WBCムエタイ世界王者への道」
2010年9月26日(日)東京・後楽園ホール
<決定対戦カード>
▼メインイベント WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
国崇(拳之会/NJKF/王者)
VS
リー・ニング(中国/2009年WBCムエタイ中国王者/挑戦者)
▼WBCムエタイルール日本統一フライ級タイトルマッチ 3分5R
大槻直輝(OGUNI/NJKF/王者)
VS
加藤竜二(橋本/MA日本キックボクシング連盟同級王者/挑戦者)
▼WBCムエタイルール日本統一バンタム級王座決定戦 3分5R
藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/REBELS)
VS
山本ノボル(契明/MA)
▼WBCムエタイルール日本統一スーパーフェザー級王座決定戦 3分5R
中須賀芳徳(OGUNI/NJKF)
VS
末廣智明(大道塾吉祥寺支部)
▼WBCムエタイルール日本統一スーパーウェルター級初代王座決定戦 3分5R
武田一也(JMC横浜/MA)
VS
山内裕太郎(team Pitbull/Krush)
▼WBCムエタイルール日本統一スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
山本佑機(橋本/MA/王者)
VS
高橋誠治(町田金子/NJKF/挑戦者)
▼WBCムエタイルール日本統一ウェルター級王座次期挑戦者決定戦 3分5R
大和侑也(大和/NJKF同級王者)
VS
一貴(マスターズピット/MA日本キックボクシング連盟同級王者)
<出場決定選手>
羅紗陀(キング/NJKFスーパーフェザー級王者)
梅野源治(PHONEX/REBELS/WPMF日本スーパーバンタム級王者)
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