2月6日(日)東京・ディファ有明で開催される『PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR』のメインイベント、ウェルター級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチで対戦する王者URAKEN(Team ura-ken)と同級1位の挑戦者・佐藤豪則(Laughter7)が、1月15日(土)都内で調印式を行った。
佐藤は普通のパイプ椅子、URAKENは装飾が施されたゴージャスな椅子に座っての調印式となり、チャンピオンと挑戦者の格差が明確になっていた。
調印式を終えた両者は、「今回は3回目のタイトルマッチなので、3度目の正直でベルトを獲って道場へ持ち帰りたい。大みそかの桜庭さんの試合(Dynamite!!でDREAMウェルター級タイトルマッチ=マリウス・ザロムスキーに1R2分16秒、ドクターストップで負け)が残念な結果になってしまったので、ここで恩返しがしたいです。一生懸命に試合をしてお客さん(の心)に響く試合がしたい」(佐藤)、「チャンピオンにさせていただいていますが、一から獲りに行くつもりで戦い抜こうと思っています。そしてベルトを持ち帰りたいと思っています」(URAKEN)と、それぞれ意気込みを語る。
URAKENは昨年6月5日に王座決定戦でKEI山宮を下し、第5代王者となって以来8カ月ぶりの試合が初防衛戦となる。試合間隔が開いてしまったのは「何度か試合があるかもと言われて、その度に追い込んだ練習をしていたんですが、流れてしまって年末にようやく今回の試合が決まりました」と、不運に見舞われていたことを説明。「年末からまた追い込んでいます。追い込みを繰り返していたので体力は落ちていません。今までよりもペースを上げて練習しています」と好調をアピールした。
アメリカを練習の拠点にしていたURAKENは現在、山本“KID”徳郁のジムKRAZY BEEで調整し、八隅孝平が主宰するトップ選手の練習会YBTにも参加。また、元パンクラシスト謙吾にはフィジカル面を担当してもらっているという。
今回が3度目のパンクラス王座への挑戦(1度目は2009年8月8日に竹内出に挑戦して引き分け、2度目は2010年2月7日に近藤有己に挑戦して判定負け=いずれもミドル級)となる佐藤。
パンクラス僅か3戦目でベルトを獲得したURAKENに対する嫉妬心はないかと聞かれると、「パンクラス第1戦で和田拓也選手とやった試合は引き分けだったけれど、僕はURAKEN選手の勝ちだろうと思った。尊敬しているし、凄い選手です。総合でのキャリアも僕よりあるので嫉妬心はありません」と、チャンピオンを称える。
相手よりも確実に自分の方が優っている部分は何かとの質問には、「サブミッション(関節技)だと思っています」(佐藤)、「打撃です」(URAKEN)とそれぞれ答えた。
「サブミッションを重視して練習しているので、そこで負けたら勝てません。そこまで試合をしっかり見ているわけではありませんが、URAKEN選手はボクシングがしっかりしている。僕も最近は重点的に打撃をやっていて、それでURAKEN選手の凄いところが分かってきました。ボクシングテクニックはURAKEN選手がこの階級で日本一だと思います」(佐藤)
「日本に帰って来てからは打撃の試合が多いんですが、打撃でやって行くことに自信が出てきました。打撃を重点的に練習しているので、それで切り開いていこうと思います。佐藤選手は組み技、投げ技、寝技が均等に優れている選手です。何をやっても強いという印象がありますね。12月の試合(鈴木槙吾戦=佐藤判定勝ち)を見た時も、その中で寝技が特に目立っていました。取られたら怖いので気をつけて練習します」(URAKEN)
今年のツアータイトルは「IMPRESSIVE(インプレッシブ/感銘を与える)』。観客にどんな感銘を与えたいか、と聞かれた2人は次のように答えている。
「普段から桜庭さんに言われていることですが、お金をもらって試合をやるからにはつまらない試合ではなく、お客さんに響く試合をしないといけない。退屈させない面白い試合をやって、僕のファンでなくても“佐藤の試合をまた見に行きたい”と思ってもらえる試合をします」(佐藤)
「佐藤選手が言った通り、プロでお金をもらっている以上、お客さんを楽しませます。それからもう一つ、今回からURAKENに改名したので皆さんの頭に残る名前にして行こうと思います」(URAKEN)
宇良健吾がリングネームをURAKENに変えたのは、「昔から初めて会う人にもウラケンと言われていて、謙吾さんの知り合いに紹介してもらう時もウラケンと言われていたので、脳裏に残る感じがしたからです。それにバックブローを裏拳と言うじゃないですか。練習では使ったことがありますが、試合で使ったことはないけれど(笑)。印象的な名前だと思って新年を迎えるにあたってこれにしようと思いました」と説明した。
パンクラス
「PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR」
2011年2月6日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始16:30
※第一部は15:00〜
<決定対戦カード>
▽本戦第2部
▼メインイベント ウェルター級 キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
URAKEN(Team ura-ken/王者)※宇良健吾から改名
VS
佐藤豪則(Laughter7/挑戦者・同級1位)
▼ウェルター級 5分3R
鳥生将大(パンクラスism/同級2位)
VS
石川英司(GRABAKA)
▼ウェルター級 5分2R
近藤有己(パンクラスism)
VS
長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
▼フェザー級 5分2R
鹿又智成(パラエストラ八王子/同級1位)
VS
宮路智之(和術慧舟會TLIVE/2010年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
▼ウェルター級 5分2R
KEI山宮(GRABAKA/同級3位)
VS
窪田幸生(坂口道場一族)
▼バンタム級 5分2R
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜/同級1位)
VS
村田卓実(和術慧舟會A-3/同級5位)
▼バンタム級 5分2R
大石真丈(フリー/同級2位)
VS
滝田J太郎(和術慧舟會東京本部)
▼バンタム級 5分2R
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン/同級3位)
VS
佐藤将光(坂口道場 一族)
▼フライ級 5分2R
江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/同級5位)
VS
松永義弘(禅道会新宿道場)
▼フライ級 5分2R
廣瀬 勲(ストライプル/同級3位)
VS
佐藤ハヤト(パラエストラ松戸)
▼ライトヘビー級 5分2R
福田雄平(HIDE’S KICK)
VS
田中章仁(SRC育成選手/2001〜2007年レスリング天皇杯全日本選手権7連覇&学生レスリング6冠)※デビュー戦
▼ライト級 5分2R
太田純一(GOKITA)
VS
徳留一樹(パラエストラ八王子)
▽本戦第1部
▼ライト級 5分2R
高橋克典(GRABAKAジム/2010年NBTライト級準優勝)
VS
下山 大介(和術慧舟會TLIVE)
▼フェザー級 5分2R
ワッサン相原(TEAM SNAP)
VS
野村克也(GRABAKAジム)
▼フェザー級 5分2R
斉藤洋二(和術慧舟會TLIVE)
VS
ジョン・ショレス(ロデオスタイル)
▼フェザー級 5分2R
伊藤尚司(CORE)
VS
櫻井明大(BLUE DOG)
▼フライ級 5分2R
辻田大祐(秋本道場jungle junction)
VS
泰斗(KIBAマーシャルアーツクラブ)
▼ウェルター級 5分2R
北田 有(和術慧舟會富山支部S.P.O)
VS
西坂タツヒコ(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)※初参戦
<出場予定選手>
WINDY智美(パンクラスism)
川那子祐輔 (秋本道場jungle junction)
<チケット料金>
VIP(1列目のみ) 12,000円 SS席10,000円
A席8,000円 B席6,000円
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラス ストア=http://www.pancrase-store.com
パンクラス=TEL:03−5628−1984
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード 594−040)
ローソンチケット=TEL:0570−000−777(Lコード 35727)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03−3221−6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=TEL:03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03−3512−2080
バトルロイヤル=TEL:03−3556−3223
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5628-1984
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