▲ 初代『K-1甲子園』王者・雄大の引退を発表する武田幸三氏
初代『K-1甲子園』王者・雄大(治政館)が保持していた日本フェザー級ベルトを返上、そして現役引退することが、8月28日(日)東京・ディファ有明で行われた新日本キック『BRAVE HEARTS17』にて発表された。
第9試合後、雄大の先輩にあたる武田幸三氏(元タイ国ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者)がリングに上がると、「残念なお知らせなのですが、雄大が現役を引退し、ベルトを返上することになりました。この(雄大が抜けた)穴を(新日本キックボクシング)協会一丸となって埋めるように頑張っていきます」とあいさつ。
武田氏によれば、雄大は「(キックとは違う)別な夢が見つかった(治政館・長江国政館長いわく、弁護士の道)」ことで今年5月上旬にキック引退の相談を受けたという。「格闘技で培った忍耐力と精神力でこれからも頑張って欲しいですね」と武田氏は雄大にエールを送った。
→雄大(右)の最後の試合となった日本フェザー級タイトルマッチの菊地大介戦(2011年1月16日)
雄大は中学卒業後に治政館に入門。2007年12月31日「K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!」で初開催された「K-1甲子園」の1回戦で久保賢司(現KENJI)、決勝戦でHIROYAを破り、優勝を果たし、K-1甲子園初代王者となった。その後、2008年5月25日、新日本キックのリングでプロデビュー。11勝(4KO)1分と無敗のまま、2011年1月16日、日本フェザー級タイトルマッチにまでたどり着くと、菊地大介(伊原稲城)を下し新王者となった。プロ戦績は13戦12勝1分。
●新日本キックボクシング協会2011年スケジュール
9月4日(日)東京・後楽園ホール「TITANS」
10月2日(日)東京・後楽園ホール
11月20日(日)東京・ディファ有明
12月17日(土)東京・後楽園ホール
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