2月14日に他界したマイク・ベルナルドの追悼10カウントゴングが、2月17日(金)東京ドームシティホールで開催されたアントニオ猪木IGFプロレスリング『GENOME18』のメインイベント直前に行なわれた。満員札止めの観衆が全員起立し、ベルナルドのありし日の活躍を偲んだ。
→1、2Rは激しい打撃が繰り広げられた
メインイベントはベルナルドと共にK-1で活躍したジェロム・レ・バンナとピーターアーツが3分15ラウンドのIGF特別ルール(好きなラウンド終了後にグローブを外して、次のラウンドから素手で戦うことが出来るが、再び装着は不可)で行なわれ、1、2ラウンドはK-1を思い起こさせる激しいパンチとキックの応酬だったが、2ラウンド終了後バンナがグローブを外し3ラウンドへ。
バンナがタックルからグラウンドに持ち込む作戦に切り替え4ラウンド0分18秒、腕ひしぎ十字固めでバンナがアーツからタップを奪い、K-1ファイター対決はバンナが勝利した。
→4R、バンナが腕ひしぎ十字固めでアーツを下す
勝利後、バンナは天を指差し、ベルナルドへ「今夜は見守ってくれてありがとう。天国の君のためにこの試合を捧げます」そしてアーツも「君のことは忘れない。そして君のために戦いました」とベルナルドにメッセージを送った。試合後のインタビュースペースでベルナルドへのコメント。
→試合直後、天を指差しベルナルドにメッセージを送るバンナ
ジェロム・レ・バンナ
「相談を受けていたら、自分も何か出来たかもしれない。そういう意味で悪い気持ちで一杯だ。自分で自分の人生を終わらせなければいけないなんて。いい奴だったし、ハートも良かった。本当のチャンピオンだと思う。向こうのことわざで"いい奴から先に逝く"というが、そのことわざの通りだ」
→試合後はリング上で恒例の1、2、3、ダーッ!で締めくくった
ピーター・アーツ
「とにかくいい奴だったので残念。仲が良い方だったし、食事にも行ったし、共に時間を過ごした仲間です。安らかに眠ってほしい。何回も戦ったので、天国から見守ってくれていたと思う。彼とは(K-1では)6回対戦した。強いパンチを打つ奴だった。1試合、記憶がないくらい、強いパンチを打たれたことがある。若い人なので残念だ」
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