▲打撃に加えて投げ、関節・絞め技もある総合武道の空道
全日本空道連盟は、空道をワールドゲームズ競技として採用することを国際ワールドゲームズ協会(IWGA)が検討段階に入っていることを発表した。
ワールドゲームズとは、IWGA主催で4年に一度(夏季オリンピックの翌年)開催される国際スポーツ競技会。オリンピック競技では採用されていないが世界的に盛んに行われている競技・種目の競技が行われる大会である。過去、この競技会種目であったバドミントン、トライアスロン、テコンドーなどがオリンピック種目に昇格。IWGAはIOC(国際オリンピック委員会)の後援を受けており、夏季・冬季オリンピックに続く“第2のオリンピック”と言われている。
現在、ワールドゲームズ競技として実施されているのは、オリンピック採用を目指している空手やスカッシュ、相撲など。ワールドゲームズ(WG)種目として採用されるための条件は、国際オリンピック委員会 (IOC) 傘下の国際競技連盟連合(スポーツアコード:旧称GAISF)加盟の非オリンピック競技種目であり、@世界40カ国以上の普及、A過去に3回以上の世界選手権大会を実施、B世界3大陸以上で競技が行われている、ということ。
空道は既にこの条件をクリアしており、これまでに2013年コロンビアで開催される第9回大会「ワールドゲームズ2013 Cali」の大会実行副委員長の空道競技大会視察や、JWGA(IWGAの日本支部)会長や執行委員らと全日本空道連盟理事長の会談も終えていて、採用される可能性は高いという。
4月19日〜23日にはIWGA代表が来日し、競技内容確認・関係者との会談、空道エキシビションマッチ視察が行われる。さらにIWGA一行は、4月22日に仙台市で被災した競技者が参加する「ジュニア(小中高)団体戦」を観戦し、被災者たちを激励する予定だ。
空道とは、ネオヘッドギア空という防具を頭部に着用し、顔面攻撃を含めた突き、蹴り、ヒジ打ち、ヒザ蹴りに加えて頭突き、金的攻撃、投げ、関節・絞め技を認めた総合武道である。
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