▲出場選手とMUAYTHAI WARRIORSディレクターの面々。勝者チ−ムにはタイ王室からのトロフィーが贈られる
ムエタイの新ビッグイベント『MUAYTHAI WARRIORS(ムエタイ ウォリアーズ)』が中国に進出する。
7月20日(現地時間)タイ・ラッブリー県にて“現代ムエタイの帝王”セーンチャイ・PKセーンチャイムエタイジムのWPMF世界ウェルター級王座決定戦をメインイベントに(セーンチャイの勝利)旗揚げされた『MUAYTHAI WARRIORS』は大成功に終わったが、さっそく第二弾の開催が発表された。
注目の第二弾は、早くもタイを飛び出し海外での開催となった。8月19日(日・現地時間)中国広東省広州市において開催され、メインイベントはセーンチャイが中国人選手ジャオ・エーと対戦。そしてメイン以上に注目されるのが、“妖怪”セクサン・オー.クワンムアン(タイ)とIT'S SHOW TIME前ライト級王者で、アヌワット・ゲーオサムリットをKOして一躍注目を浴びた、セルジオ・ヴィールセン(スリナム)の対戦だ。
そのほかにもウェハー・トップキングボクシング(タイ)vsダミエン・ブジャン(アルゼンチン)のWPMF世界スーパーミドル級タイトル戦や、WPMF世界スーパーウェルター級王者で、今年ラジャダムヌンスタジアムのタイトルにも挑戦した(王者カノンスックに判定負け)、ジョス・ロドリゲス(ブラジル)も“ムエタイ13兄弟戦士”"ペットスリヤー・ルークサーイコンディン(タイ)と対戦するなど、タイvs南米という図式の対抗戦が全11試合組まれた。
8月15日(現地時間)バンコク市内のホテルで開催された記者会見では、WPMF総裁のチャイヤシット・チナワット大将(元タイ国軍総司令官)、タイ国プロムエタイ協会ソムチャート・ジャルンワチャラウィット総裁などが列席。「第一弾の反響が強く、早くも各国からの問い合わせが相次いでいる。中国での開催で、さらに世界にムエタイを広くアピールできるだろう」と、ムエタイの世界普及、世界進出を掲げるWPMFの存在を強くアピールした。
ブアカーオを軸としてイベントを開催している『THAI FIGHT』に対抗し、『MUAYTHAI WARRIORS』ではセーンチャイを興行の顔としてアピールしていくようで、既に2年間の専属契約を『MUAYTHAI WARRIORS』との間で交わしたとの発表もあった。
『THAI FIGHT』や『MUAYTHAI WARRIORS』などのシリーズ化したムエタイイベント、興行が近年盛んになってきており、経済成長著しいタイが主幹となったムエタイが世界に発信されるのは非常に興味深い。
立ち技世界最強格闘技として、長い間世界中の格闘家らから崇拝されてきたムエタイの母国として、さらなる活性化を期待したい。
Photo=WPMF
「MUAYTHAI WARRIORS in 広州(タイ国王妃生誕記念)」
2012年8月19日(日・現地時間)中国・広州市 Huangpu Sports Center
開始18:30
▼メインイベント 66kg契約 3分5R(インターバル2分)MUAYTHAI WARRIORS 66kg級チャンピオンシップ
セーンチャイ・PKセーンチャイムエタイジム(タイ)
vs
ジャオ・エー(中国)
▼タイvs南米 セミファイナル 3分5Rインターバル2分 WPMF世界スーパーミドル級王座決定戦
ウェハー・トップキングボクシング(タイ)
vs
ダミエン・ブジャン(アルゼンチン)
▼タイvs南米 MUAYTHAI WARRIORS 62kg級チャンピオンシップ
セクサン・オー.クワンムアン(タイ)
vs
セルジオ・ヴィールセン(スリナム)
▼タイvs南米大将戦 72kg契約
タノンデッート・ペットパヤータイ(タイ)
vs
レオ・エリアス(ブラジル)
▼タイvs南米副将戦 69kg契約
ペットスリヤー・ルークサーイコンディン(タイ)
vs
ジョス・ロドリゲス(ブラジル)
▼タイvs南米中堅戦 75kg契約
オーレー・オー.ピリヤピンヨー(タイ)
vs
ヴァジル・アンゲロウ(コロンビア)
▼タイvs南米次峰戦 52kg契約
サラウッド・クワーイトーンジム(タイ)
vs
レナン・オリベイラ(ブラジル)
▼タイvs南米先鋒戦 67kg契約
チョンレック・ゲーオサムリット(タイ)
vs
アデイトン・パレイラ(ブラジル)
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