立ち技格闘技イベント『Krush』で、奇跡の大逆転KO勝ちを収めた寺戸伸近(Booch Beat)が、ゴールドジムプレゼンツ 格闘技ウェブマガジンGBR 8月度のMVPに決定した。
これはGBRが毎月の最優秀選手を選定するもので、選考委員はFight&Life、ゴング格闘技、YAMATOの各格闘技雑誌の編集長とGBRの全スタッフ。
寺戸は8月12日(日)東京・後楽園ホールで行われたISKA世界タイトルの初防衛戦(3ノックダウン制ルール)で、"ヨーロッパ55kg級最強の男"と言われるアンディ・ハウソン(イギリス)に2R目前半に2度のダウンを奪われながらも、後半に3度のダウンを奪い返して逆転KO勝利。ファンを大熱狂させたことが評価された。
今回のMVP受賞について「GBRはよく見させてもらっています。自分がMVPに選ばれるなんて思っていませんでした。嬉しいですね。さらにいい試合が出来るようにこれからも頑張っていきたいと思います」と語る寺戸。
歴史に残る名勝負を刻んだ寺戸の今後の夢は、広島でKrushの大会を行い、そこで試合をすること。いつも応援してくれる地元の人たちに生で試合を見てもらいたいからだという。「生まれ故郷の島根県で市長さんが発起人になって後援会を作っていただいたんです。本当は島根で試合をやりたいんですが、交通のアクセスが悪いので広島くらいでやって欲しい(笑)。地元の人たちが東京まで来ることは難しいですからね。同門の山本優弥も広島出身なので、2人で広島で試合が出来たらいいなって。それが今の自分の夢です」
なお寺戸にはゴールドジムから手軽にプロテインがチャージ出来るプロテインバーとアルティメットリカバリーなどのサプリメント4種類が贈られるが、寺戸にサプリメントの摂取について聞くと、「普段はプロテインを飲むくらいですが、減量期間に入るとビタミン錠剤を頻繁に摂るようにします」との答え。
「疲労回復を目的としてビタミンCを中心に1日3回、毎食後に摂ります。年齢(31歳)的なこともあるので、疲労を出来るだけ溜めたくないんです。プロテインは身体を作るため。以前はトレーニング後に飲んでいたんですが、フィジカルトレーナーから練習前に3分の1を飲んで、練習後に残りの3分の2を飲んだ方がいいと聞いて今はそうやっています」と話している。
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