▲(前列左から)高橋佑汰、木村直弥、小林大起、安島喬平、澤村勇太、加賀健弘(後列左から)鎌田翔平、荒田昇毅、松井館長、森善十朗、上田幹雄、小林大起
日本人選手が優勝出来る確立は40%以下!? 松井章圭館長が衝撃的な数値をはじき出した。11月3日(土)4日(日)東京・両国国技館で開催される極真会館(松井章圭館長)『第44回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の記者会見が、10月26日(金)都内にて行われた。
今年の全日本大会は、来年4月に開催の『第5回全世界ウェイト制大会』の日本代表最終選考戦を兼ねて行われる。現在、日本代表として出場が決まっているのは、6月の全日本ウェイト制大会で優勝した重量級・荒田昇毅(千葉県中央支部)、軽重量級・小林大起(東京城西支部)、中量級・森善十朗(東京城西支部)、軽量級・小沼隆一(下総支部)の4名。今大会では結果(順位が最優先)と試合内容が選考基準となり、各階級1名ずつ(世界大会は各階級16名のトーナメントとなり、日本人選手は各階級2名ずつ)が選抜されるという狭き門だ。
会見には松井館長と主力選手11名が出席。選手たちはそれぞれ意気込みを語ったが、松井館長からは衝撃的な展望が語られた。「選手たちの意気込みを聞いて頼もしい限りですし、優勝を目指して頑張って欲しいと思います。しかし、俯瞰(ふかん)して状況を判断すると日本人選手が今回優勝できる確立は、率直に言って40%に満たない」
今大会には昨年世界大会3位のゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)、ベスト8のイリヤ・カルペンコ(ロシア)、2010年第42回全日本大会7位のレチ・クルバノフ(ロシア)、2009年第41回全日本大会準優勝のアレハンドロ・ナヴァロ(スペイン)らの強豪を含め、27名もの外国人選手も出場する。日本は2010年の第42回全日本大会、昨年の第10回全世界大会(第43回全日本大会を兼ねている)と2年続けて外国人選手に王座を奪われており、今年こそ王座を奪還したいところなのだが……。
しかし、松井館長は「現状はそんなところですが、そこから3年後の全世界大会で活躍する選手に出てきてもらいたい。そして3年後は必ず王座を奪回して欲しい」と選手たちにエールを送った。
■主要選手のコメント
荒田昇毅(千葉県中央支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会重量級優勝
「一発一発に魂を込めて打ち込んで、必ず優勝します。2年続けて王座を奪われたのは自分を含めて選手一人一人の責任です。断固たる気持ち、決意を持って試合に臨み、必ず奪回したい」
森善十朗(東京城西支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会中量級優勝
「現状は悔しいのひとことです。自分たちの世代で日本の王座を取り返せるように頑張りたい。そのためにも勝ちたいという気持ちが大事なので、それを全面的に出して戦います」
小沼隆一(下総支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽量級優勝
「空手は日本のものですから、日本人が王者でなければならない。どんなに技術や体力や身体が劣っていても、一番大事なのは気持ち。それを全面に出して戦うことが大事だと思います」
小林大起(東京城西支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽重量級優勝
「外国人選手は技も力も強いですが、気持ちの部分では負けないようにします。どんなことがあっても外国人に喰らいついて勝つ気持ちで全力を出したいです」
鎌田翔平(東京城西支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽重量級準優勝
「2年連続で獲られて自分としては不甲斐ない気持ちです。特に昨年は先輩方が長年守ってきた全日本王座を外国人選手に、しかも20歳の選手に奪われたのが悔しい思いでいっぱいです。勝つ気持ちを全面的に出して、死にもの狂いで勝ちを獲りにいきたい。日本が強いことを世界に証明したいです」
国際空手道連盟 極真会館(松井章圭館長)
日本赤十字社 東日本大震災義援金チャリティー
「2013第5回全世界ウェイト制空手道選手権大会選考戦
第44回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2012年11月3日(土)4日(日)東京・両国国技館
開場10:00 開始10:30
<主な出場選手>
▼Aブロック
荒田昇毅(千葉県中央支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会重量級優勝
スティーブン・キュージック(総本部) 2012第29回全日本ウェイト制大会重量級4位
村田達也(埼玉県西支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽重量級3位
木村直弥(総本部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽量級準優勝
村岡賢和(本部直轄札幌道場) 2011第28回全日本ウェイト制大会軽重量級3位
イリヤ・カルペンコ(ロシア) 2011第10回世界大会8位
▼Bブロック
ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア) 2011第10回世界大会3位
荒木聡(本部直轄浅草道場) 2012第29回全日本ウェイト制大会重量級3位
小沼隆一(下総支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽量級優勝
イゴール・ティトゥコフ(ロシア) 2008第40回全日本大会7位
外岡真徳(正道会館) 2011第28回全日本ウェイト制大会重量級4位
鎌田翔平(東京城西支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽重量級準優勝
▼Cブロック
小林大起(東京城西支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽重量級優勝
安島喬平(茨城県常総支部) 2011第28回全日本ウェイト制大会軽重量級準優勝
樋口陽太(千葉県中央支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会軽重量級4位
竹岡拓哉(横浜川崎支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会中量級4位
アレハンドロ・ナヴァロ(スペイン) 2009第41回全日本大会準優勝
▼Dブロック
ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア) 2007第9回世界大会4位
中村昌永(兵庫支部) 2012イラン国際大会中量級優勝
加賀丈博(横浜川崎支部) 2011ワールドユース大会中量級優勝
澤村勇太(総本部) 2012第29回全日本ウェイト制大会中量級準優勝
レチ・クルバノフ(ロシア) 2010第42回全日本大会7位
高橋佑汰(東京城北支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会中量級3位
森善十朗(東京城西支部) 2012第29回全日本ウェイト制大会中量級優勝
※トーナメント表はこちら
<チケット料金>
▼2日間通し券
SRS席35,000円(前売りのみ/2日間通し券・1階アリーナ指定席:パンフレット&大会記念品付き)
▼11月3日(土)※大会初日
RS席15,000円(1日券・1階アリーナ指定席:パンフレット付き)
SS席10,000円(1日券・1階アリーナ指定席)
ボックスS席10,000円(1日券・1階BOX指定席)
マスS席7,000円(1日券・1階マス指定席)
A席6,000円(1日券・2階指定席)
※当日券は各席1,000円増し。
▼11月4日(日)※大会2日目
RS席15,000円(1日券・1階アリーナ指定席:パンフレット付き)
SS席10,000円(1日券・1階アリーナ指定席)
ボックスS席10,000円(1日券・1階BOX指定席)
マスS席7,000円(1日券・1階マス指定席)
A席6,000円(1日券・2階指定席)
※当日券は各席1,000円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:822-276)
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(Lコード:38094)
イープラス=http://eplus.jp/sys/main.jsp
極真会館総本部=TEL:03-5992-9200
<お問い合わせ>
極真会館総本部=TEL:03-5992-9200
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