「第1回 Gladiator Fighting Champion 2004」
KRSエンターテインメント
2004年6月27日(日)韓国・オリンピック公園第1体育館
開場15:00 開始17:00
<試合結果>
▼第8試合
○アンデウソン・シウバ(ブラジル/ムエタイドリームチーム)
3R判定3−0
●ジェレミー・ホーン(アメリカ/チーム・エクストリーム)
[試合展開] 日本での試合からは遠ざかっている両者だが、実力的には申し分ないホーンとアンデウソン。グラジエーターを締めくくるようなハイレベルな攻防を繰り広げた。先にペースを掴んだのはホーン。アンデウソンの打撃の間合いを潰してテイクダウン、インサイドからボディへの立てヒジ(!)で攻め立てる。しかしアンデウソンは膝で割りながらパスを狙うホーンからスイープするとスタンドを要求。これ以降ホーンはテイクダウンをすることが出来ず、アンデウソンが得意のスタンドで試合を進める。長いリーチを生かした左のリードジャブを中心に右ストレート、離れ際のハイキック。アンデウソンが序盤の劣勢を跳ね返し、判定勝利を収めた。
▼第7試合
○チェ・ム・ベ(CMA-KOREA チーム・タックル)
KO 1R0分18秒
●アムマエム・ムラド(ロシア)
[試合展開] 初日の金宗王同様、韓国ファンの大歓声の中、リングに向かったチェ・ム・べはムラドのバックキックをキャッチすると、そのまま豪快にバックドロップ。そのままパウンドを連発し秒殺勝利を収めた。PRIDEでの物静かなイメージと違い、チェは母国で大はしゃぎ。各コーナーに駆け上がりフィーバーポーズ、さらには勝者トロフィーのプレゼンターを高々と持ち上げ、会場を沸かせた。
▼第6試合
○パウロ・フィリォ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
3R判定3−0
●松井大二郎(日本/高田道場)
[試合展開] テイクダウン力に勝るフィリオだが、ロープ際でのブレイクに苦戦し、なかなか思うように試合を進めることが出来ない。一方、松井もバックやマウントを取らせてからポジションを返す戦法でピンチを逃れる。2Rまでは一進一退の攻防が続いたが、3Rに入ると、フィリオは押さえ込みを中心に、レフェリーにアクションと促されるとパウンドを落とす頭脳プレイに徹底。さすがの松井もこれを返すことが出来ず、無念の判定負けとなった。
▼第4試合
○クラウディオ・ゴドイ(ゴドイ柔術)
一本 3R1分42秒 チョークスリーパー
●濱田順平(CMA誠ジム)
[試合展開] グラウンドに持ち込みたいゴドイとスタンドで戦いたい濱田と、両選手の戦い方がハッキリと分かれた一戦は経験に勝るゴドイが徐々に試合のペースを握る。しつこいタックルで必死に逃げる濱田をテイクダウンする。最後は半ば根負けしたような形でテイクダウンを許した濱田が、ゴドイのチョークにタップ。
▼第5試合
○アレックス・パズ(ブラジリアン・トップ・チーム)
KO 1R2分15秒
●ペク・チョンホ(韓国/CMA)
[試合展開] ブラジリアン・トップ・チームの大型ファイター、アレックス・パズはぺクのパンチにぐらつく場面があったものの、テイクダウンしてからは一方的にパンチの連打。興奮したマリオが勝ったパズに平手打ちする場面も。
▼第3試合
○桜木祐司(日本/掣圏会館)
TKO 1R0分42秒 ※レフェリーストップ
●キム・ソンチョル(韓国/CMA)
[試合展開] ゴング直後から激しく殴りあう両者。しかし打撃テクニックで上回る桜木のパンチが的確にヒットする。たまらずキムがタックルに行ったところにカウンターの左ハイキックが直撃、キムはそのままマットに倒れこんだ。試合後の掣圏道らしく四方に敬礼する桜木。これが韓国のファンのハートをがっちり掴み、拍手喝采を受けていた。
▼第2試合
○スルタンマゴメドフ・カフカズ(ロシア)
KO 1R2分26秒
●谷村光教(日本/S-FACTORY)
[試合展開] カフカズは谷村のガードを関係なしに強力な左右のフックを連発する。何とか凌いでいた谷村だが、カフカズの不意を付いた右アッパーに膝から崩れてしまう。そこにカフカズはすかさず左フック、パウンドの連打で勝利を収めた。
▼第1試合
○アブメドウ・サウル(ロシア)
KO 1R0分33秒
●奥山哮司(CMA京都 成蹊館)
[試合展開] サウルがファーストコンタクトの左フックで秒殺KO。そこまで強烈なパンチではなかったように思えたが、奥山はマットに大の字になるように倒れこみ、レフェリーが試合を止めた。あまりに衝撃的な幕切れに会場は静まり返った。
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