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8・24「戦極〜第四陣」ライト級GPシリーズ大特集
https://gbring.com/closeup/closeup.htm

打撃解説の第一人者・吉鷹弘が五味隆典を分析「吉鷹弘の打撃研究室」
https://gbring.com/yoshitaka/yoshitaka23.htm
格段にレベルアップした五味隆典に打撃で勝てるのは…の巻

【戦極】柔術世界王者シャンジが苦戦の末にヒザ蹴りで勝利!GP準決勝には中村、佐々木、バハトゥルザダ、サンチアゴ

2008/09/28


ワールドビクトリーロード
「戦極〜第五陣〜」

2008年9月28日(日)東京・国立代々木第一体育館
開場14:00 開始15:00
観衆=非公表


▼メインイベント(第8試合) ヘビー級 5分3R
シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/グレイシー・ウマイタ/ユニバーシティ・オブ・ジュウジュツ)
TKO 3R4分18秒 ※レフェリーストップ
杉浦 貴(プロレスリング・ノア)

 柔術VSプロレス! 現役柔術世界王者として総合格闘技デビューを果たすシャンジの対戦相手に選ばれたのは、何とプロレスリング・ノアで活躍するプロレスラー杉浦。

杉浦は過去にPRIDEとパンクラスで3度、総合格闘技の試合を行っており、敗れはしたもののダニエル・グレイシーとの一戦ではポテンシャルの高さを見せている。

 杉浦のセコンドにはジョシュ・バーネット、シャンジのセコンドには兄サウロ、そしてDREAMで活躍中のホナウド・ジャカレイがつき、両陣営も完全に柔術VSプロレスの構図となった。

 1R、サウスポーの杉浦に対し、シャンジは右ハイキック! そして離れた間合いからタックルでテイクダウンを狙うが、杉浦はそれを切ってヒザ蹴りを放つ。距離が開くと、シャンジは再び右のパンチからタックルでテイクダウン狙い。杉浦はコーナーに押し込まれながらもテイクダウンは許さない。

 シャンジは杉浦を押し込んだまま、杉浦のボディと足にヒザ蹴りを放つ。そしてシャンジは杉浦の体をコーナーから引き出すようにテイクダウン。杉浦もガードポジションからすぐに立ち上がるが、シャンジもその動きについていって、杉浦をロープまで押し込む。

 ここは両者の動きが止まりブレイクとなる。再開後、シャンジが強烈な右フック! そして首相撲からヒザ蹴りを連打! 下がる杉浦をシャンジはパンチで追いかけ、タックルでテイクダウンを奪う。

 シャンジはハーフガードからパウンド、そして完全にマウントポジションを奪うと、半身になる杉浦にパウンドを連打! ここから腕十字を狙うシャンジだったが、杉浦は一瞬、早く体を起こしてここから脱出。杉浦はイノキ・アリ状態からローを放つ。

 2R、じりじりとパンチで前に出て行く杉浦。シャンジはタックルで杉浦をコーナーまで押し込み、テイクダウンを狙うが、杉浦は倒れない。

 ブレイク後、シャンジは右ハイキックからタックル。これを切られるシャンジだがすぐに杉浦をロープに押し込んで首相撲からヒザ蹴りを放つ。しかしここでも互いに動きが止まり、ブレイクとなる。その後も果敢にタックルでテイクダウンを狙うシャンジだが、杉浦のプレッシャーに下がらせられているため、テイクダウンは出来ない。

 ラウンド残り2分30秒、杉浦がシャンジのタックルを切って4点ポジションからヒザ蹴り! 会場からは大きな拍手が送られる。シャンジはすぐに頭を上げて、首相撲からヒザ蹴り。さらに右ストレートから左フック! 

 そのままシャンジが杉浦をコーナーまで押し込んでいく。しかし杉浦は倒れない。そして杉浦はシャンジのタックルを切ってヒザ蹴り! 終了間際に何とかテイクダウンを奪ったシャンジだったが、明らかに疲れが目立つ。

 3R、杉浦が左ミドル。シャンジも右ミドル、右ハイキックを返し、右ストレートから前に出てテイクダウンを狙う。しかし杉浦はそれを切ってシャンジのボディにヒザ蹴り。これがローブローとなり、試合が一時中断となる。再開後、すぐにタックルに入るシャンジだったが、杉浦は倒れない。

 ジャブを突いて前に出る杉浦はそこから左ストレート。シャンジのタックルを切って、シャンジをコーナーに押し込む。その後もシャンジがタックル、それを切ってブレイクを待つ杉浦という展開が繰り返される。

 しかし残り1分過ぎ、シャンジが右フックからヒザ蹴り! これが杉浦の顔面をとらえ、杉浦がバランスを崩す。するとシャンジは杉浦の首をキャッチして、首相撲からヒザ蹴りを連打! 杉浦をコーナーに押し込むとヒザ蹴りとパンチをまとめて、一方的に攻め込む。

 ここでレフェリーが試合をストップ! シャンジが杉浦のレスリング力に苦しめられながらも、最後はずっと練習を続けてきたというムエタイ技術で杉浦をマットに沈めた。





▼セミファイナル(第7試合) ヘビー級 5分3R
キング・モー(アメリカ/チーム・クエスト)
TKO 1R2分11秒 ※レフェリーストップ
トラビス・ビュー(アメリカ/エリート・パフォーマンス)

 当初、ホジャー・グレイシーと対戦を予定していたビューだが、ホジャーが試合直前の怪我により欠場。ホジャーの代役としてアメリカのレスリングエリートであるモーがビューと対戦することになった。

 モーはキングのニックネーム通り、王冠と真っ赤なマントをまとった王様スタイルで登場。さらに派手なコスチュームのダンサーを引き連れて、リングに上がった。

 1R、ジャブを突いて距離を測るモー。ビューは右ストレートを返す。モーは軽快なフットワークでビューの周りをサイドステップする。そのモーを左フックで追いかけるビュー。

 その後もモーの足を止めようとインローを蹴り、左フック、右ストレートとパンチで前に出る。しかしモーは上手くそれを交わしてワンツー、さらに距離が詰まっても果敢にビューと打ち合う。

 そしてモーは離れた間合いからジャンプするような右ストレート! 

 何とこの一発がクリーンヒットし、ロープまで吹っ飛ぶビュー。モーは勢いそのままにタックルでテイクダウンを奪って、パウンドを連打! するとレフェリーが試合をストップ! 

 何と総合格闘技デビュー戦、しかも試合直前のオファーだったモーが、藤田和之をKOしたビューを豪快なパンチでリングに沈めた。

 試合後、大喜びのモーは王様スタイルでダンスを披露。

 マイクを渡されると「リアルなファイトをお見せすることができたな。俺は今すごくうれしい。今度はいつこの楽しみを体験できるのか。それが気になってる。俺の実力を知らしめさせてくれた戦極、そして対戦してくれたビュー、ありがとう! これにてキングの挨拶は終わり!」とハイテンションのコメントで締めくくった。

 これまで戦極にはいなかった派手なキャラクターと試合運び。モーの登場は新たなスターの誕生を予感させた。



▼第6試合 ミドル級GPシリーズ2008 1回戦 5分3R
佐々木有生(GRABAKA)
一本 2R1分8秒 ※チョークスリーパー
近藤有己(パンクラスism)

 戦極初となる日本人対決は、かつて共にパンクラスを主戦場にしていたこともある近藤と佐々木。ファイトスタイル的にも二人はオールラウンダーであり、打・投・極の全ての局面で目が離せない総力戦が予想される。

 佐々木は壮大なテーマ曲に乗って入場、近藤はいつものようにエンヤの曲と共に青いガウンを着ての入場となった。

 1R、サウスポーの近藤に対して、佐々木は距離を取って右ミドルを蹴る。リーチに勝る佐々木は足を使って遠い間合いをキープする。

 近藤はジリジリと前に出て距離を詰めようとするが、佐々木はそこを狙って右ミドルを蹴る。佐々木は近藤の左側へのステップを徹底、近藤にパンチを出させない。近藤は佐々木をロープにつめてパンチをまとめるが、佐々木はガードを固めてすぐにそこから足を使って脱出する。

 互いの距離が詰まり、近藤が四つ組みの状態で佐々木をコーナーに押し込む。しかしテイクダウンを奪ったのは佐々木。ハーフガードの佐々木は近藤の上体をしっかりと押さえ込みながら、一気に腰を切ってサイドポジションへ。

 佐々木は近藤の脇を空けさせるように押さえ込む。近藤も下から軽くパンチを返すが、大きな動きはない。佐々木が近藤をサイドポジションで押さえ込んだまま、このラウンドは終了となった。

 2R、ここも距離を取ってサイドステップを使う佐々木だったが、近藤が一気に前に出て距離を詰める。佐々木は1Rと同じように四つ組みで近藤のバランスを崩し、近藤の後ろについてそのままグラウンドに引きずり込む。

 そして佐々木が完璧なバックポジションを奪うと、一気にチョークスリーパー! これがガッチリと入ると、近藤がタップ! 

 その瞬間、セコンドについていたGRABAKA勢もリングになだれ込み、佐々木を祝福。接戦が予想された日本人対決だが、結果は佐々木の一本勝ちに終わった。





▼第5試合 ミドル級GPシリーズ2008 1回戦 5分3R
中村和裕(吉田道場)
判定3−0
ポール・カフーン(イギリス/ゴールデングローリーUK)

 PRIDE消滅後、アメリカUFCを主戦場にしていた中村が約1年10カ月ぶりに日本復帰! 今回はこれまで戦ってきたライトヘビー級(=93kg)からミドル級にまで階級を下げての戦いとなる。対するカフーンはかつてリングスに参戦経験があり、現在は第3代CAGE RAGE英国ライトヘビー級のベルトを巻いている。

 中村は青い柔道衣を着て、新しい入場曲で登場。セコンドとがっちり握手をかわすと、花道を全力疾走で駆け抜け、リングへと上がる。セコンドには吉田秀彦がついた。

 1R、上体を低くした構えの中村。カフーンの左フックにインローを合わせる。細かくジャブをつくカフーンに対してインローを蹴る中村。カフーンはそこを狙って右のパンチで飛び込む。中村は距離を取ってカフーンの前足を狙ってインロー、アウトロー。カフーンも右フックを振り回すが、中村は上手くそれを空振りさせる。ジャブ&インローを徹底する中村。カフーンも左フックを返すが当たりは浅い。

 ここから中村は右ボディストレート、そしてパンチのフェイントからタックルに入る。このタックルはカフーンに切られた中村だったが、カフーンの腕を掴んで、カフーンの体を巻き込むようにしてグラウンドで上になる。

 ハーフガードで上になった中村は一旦、距離を取ってボディへ蹴り。そこからパンチを落として、カフーンが背中を見せたところでバックチョーク! しかし残り時間が少なく、極めることが出来ない。インターバル中、レフェリーは中村のボディへの蹴りに対して、反則のサッカーボールキックであるとして、口頭注意を与えた。

 2R、ジャブを突くカフーンに対して、中村は距離を取ってインロー。さらに中村は離れた間合いから右フックで飛び込む。中村が距離を詰めるところを狙って左フックを返すカフーン。ジャブを突く中村はそこから左ボディ。カフーンもジャブで距離を取り右ストレートを打つが、そこに中村が体を沈めてカウンターの右フック! これがカフーンの顔面を捉える。

 そこまでダメージを感じさせないカフーンだったが、ここでタックル。中村をテイクダウンするが、距離を取ってスタンドを要求する。中村がインロー、カフーンも右ローを返す。顔とボディにジャブを打ち分ける中村。カフーンはじりじりを前に出ながらジャブを突く。ここで中村が遠い間合いからタックル。1Rと同じように巻き込みでテイクダウンを狙うが、カフーンも中村の体に両足を絡めてそれを阻止する。

 3R、ジャブを突いて前に出るカフーン。中村はそこに右のロングフックをかぶせる。中村はカフーンのパンチに合わせてタックル、これでテイクダウンを狙うが、カフーンは倒れない。自ら引き込むようにして、ガードポジションを取る中村。

 カフーンは自分の頭を中村の胸につけてコツコツとパンチを落とす。さらにカフーンはサイドポジションに移行してヒザ蹴り。ここは中村もすぐに反転して、タックルの要領で立ち上がる。

 左フックを放つカフーン。中村も左フックを返す。カフーンは中村を挑発するようにガードを下げる。中村はそこにハイキックを放つが当たらない。しかし中村が鋭い踏み込みからワンツー! 

 残り1分過ぎ、中村が片足タックルでテイクダウンを奪うと、インサイドガードから細かいパウンド。最後はカフーンのガードを超えてサイドポジションを取ったところで、試合終了のゴングが鳴らされた。

 判定は3−0で中村。勝ち名乗りを受けた中村をセコンドの吉田も祝福。一本・KOこそ逃したものの、中村が約2年ぶりの勝利を手にして、ミドル級GP準決勝に駒を進めた。




▼第4試合 ミドル級GPシリーズ2008 1回戦 5分3R
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
一本 2R3分35秒 ※肩固め
ローガン・クラーク(アメリカ/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー) 

 過去に戦極では1戦しているサンチアゴとクラーク。サンチアゴはトーナメントにエントリーしている佐々木有生に一本勝ち。クラークは三崎和雄と対戦している。サンチアゴは「家族のような存在」というJ.Z.カルバンを引き連れ、サングラスをかけての入場となった。

 1R、ジャブで距離を詰めていくクラーク。サンチアゴは下がりながらジャブを返し、右ローを蹴る。体の圧力を使って前に出るクラーク。

 そのままサンチアゴをコーナーに押し込んでボディにパンチを突き刺す。距離が離れるとサンチアゴがワンツー、左ハイキック! 

 下がるクラークに右ストレート、左フック、右ストレートで襲い掛かる。クラークはサンチアゴに組み付いてロープに押し込むと細かくパンチ、離れ際に左アッパーを突き上げる。

 ジャブ&ローで攻めるサンチアゴに対し、右ストレートから前に出るクラーク! サンチアゴはグラウンドで下になりながらもスイープを仕掛ける。さらにサンチアゴはガードからアームロック! 

 クラークの腕が捻じ曲がるが、クラークは自ら回転してそこから脱出。結果的にサンチアゴがグラウンドで上を取る。イノキ・アリ状態からパンチを落とすサンチアゴ。クラークはサンチアゴをクローズガードに捉えて、追撃を阻止する。

 2R、一気に左右の連打で前に出て行くクラーク。しかし組み付いてグラウンドで上を取るのはサンチアゴ。ハーフガードでクラークを押さえ込み、肩パンチを入れながら、パスガードを狙っていく。

 ここからマウントポジションを取ったサンチアゴはクラークの腕を抱えて腕十字固めへ。しかしクラークはそこを狙っていたように、グラウンドで上のポジションを取り返す。スタンドの攻防に戻ると、前に出て細かくパンチを繰り出すクラーク。

 サンチアゴも下がりながら左フックを返すが、クラークにロープまで押し込まれる。するとサンチアゴは払い腰でクラークをテイクダウン、サイドポジションから顔面にヒザ蹴りを放つ。

 そしてサンチアゴはクラークの上体をしっかりと押さえ込んで肩固めへ。何とか粘るクラークだったが、サンチアゴがじわじわとクラークの首を締め上げると、クラークがタップ! 

 サンチアゴが見事なグラウンドテクニックでクラークからタップを奪った。 


▼第3試合 ミドル級GPシリーズ2008 1回戦 5分3R
シアー・バハトゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデングローリー)
TKO 1R0分22秒 ※レフェリーストップ
エバンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)

 戦極旗揚げ戦に出場したサイボーグとバハトゥルザダがGP1回戦で激突。その旗揚げ戦では、サイボーグは瀧本誠にアキレス腱固めで一本勝ち、バハトゥルザダは三崎和雄に敗れてはいるものの、強烈な右ストレートを叩き込み、潜在能力の高さを見せた。

 1R、ロングスパッツを着用しているサイボーグは鋭いローキック、バックスピンキックを放つ。そのまま前に出てくるサイボーグだったが、組み付いたバハトゥルザダは外掛けでテイクダウンを狙う。

 するとここでサイボーグがテイクダウンを阻止しようと、マットに左腕を着いた時に左肘を負傷。サイボーグは叫び声を上げて、左腕を押さえ込むと、レフェリーが試合をストップ。

 バハトゥルザダがサイボーグの負傷という思いもよらない形で勝利を手にした。


▼第2試合 ライト級 5分3R
國奥麒樹馬(フリー)
判定3−0
クォン・アソル(韓国/スピリットMC/木浦プライド)

 長らくパンクラスで活躍、最近ではフリーとしてHERO’S、DEEP、海外と戦いの場を転々としてきた國奥が戦極初参戦。対戦相手のアソルはスピリットMCの軽量級のトップ選手ではあるが、國奥としてはキャリアで大きく上回るだけに、しっかりと勝っておきたいところ。

 1R、アソルの周りをサイドステップで回る國奥。細かくパンチのフェイントを入れてけん制のローを蹴る。そこにアソルは左フック。國奥もジャブ、左フックを返す。さらに國奥は右フックで前に出るが、互いに間合いを測る展開が続く。

 アソルが右ストレート、そこに左フックを返す國奥。國奥がアソルをロープにまで押し込んでいくが、アソルはそこにヒザ蹴り。残り1分、大振りのパンチからタックルでテイクダウンを狙う國奥。粘るアソルをテイクダウンすると、起き上がろうとするアソルをがぶってヒザ蹴りを入れる。

 2R、すぐにタックルを狙う國奥。アソルはそれを切って左右のフックを放つ。それでもしつこくパンチからタックルを狙う國奥。ここは上手くテイクダウンを奪うことに成功する。インサイドからパンチを打つ國奥は足関節狙い。

 一旦はアソルに立ち上がられるものの、國奥はすぐにテイクダウンを奪い返す。ガードポジションから立ち上がり、タックルで國奥をコーナーに押し込むアソル。しかしここも國奥がテイクダウンを奪って、グラウンドで上を取る。

 ここからマウントポジションを狙う國奥。アソルも足を利かせてそれを阻止するが、國奥はイノキ・アリ状態からパウンドから飛び込み、背中を見せたアソルのバックに回り込みチョークスリーパー! 必死にこれを外すアソル。

 ならばと國奥はマウントから腕十字を狙うが、アソルはこれをバスターで外す。これでグラウンドで上になったアソルは間髪入れずに踏みつけ! アソルが國奥の関節技をしのいで、逆襲に出た。

 3R、左ミドル、右ローを飛ばすアソル。國奥は蹴り足を取ってテイクダウンを奪う。インサイドガードからパンチを落としパスガードを狙う國奥。アソルの上体をがっちりと押さえ込んで、サイドポジションに移行すると、そこから顔面にヒザ蹴り。これを嫌ったアソルが亀の状態になると、國奥はアソルの腕を両足で挟み、チョークスリーパーを狙うがこれは極まらない。

 國奥は2Rと同じように腕十字を狙うが、アソルは立ち上がってこれを外す。そしてアソルはイノキ・アリ状態になると鋭いパウンド! 一旦はサイドポジションを取られた國奥は必死にガードポジションに戻すものの、アソルは勢いよくパウンドを連打。

 残り10秒でスタンドに戻ると、パンチを振り回すアソル。國奥がアソルに首投げを仕掛けたところで試合終了。國奥が粘り強いアソルに手を焼いたものの、判定3−0で戦極初陣を飾った。


▼第1試合 ライト級 5分3R
ホルヘ・マスヴィダル(キューバ/アメリカ/アメリカントップチーム)
TKO 1R1分57秒 ※レフェリーストップ
ライアン・シュルツ(アメリカ/チーム・クエスト)

 ライト級GPのリザーブマッチへの出場権をかけた戦い。マスヴィダルはワンマッチでホドリゴ・ダムにTKO負け、シュルツはGP1回戦で廣田瑞人にKO負けを喫している。

 1R、右ストレート、左フックで飛び込んでいくシュルツ。マスヴィダルはガードを高く上げて、それをバックステップでかわす。

 シュルツは離れた間合いから強引にタックルでテイクダウンを狙うが、マスヴィダルは倒れない。逆にシュルツのボディにヒザ蹴りを突き刺す。

 距離が離れるとマスヴィダルが鋭い右ストレート。さらにシュルツのタックルにカウンターのヒザ蹴り! マスヴィダルはシュルツのタックルを切ると、4点ポジションで強烈なヒザ蹴り! 

 これがシュルツの即頭部を捕らえると、シュルツは力なくガードポジションに引き込む。そこにマスヴィダルが追撃のパウンドを連打、シュルツの動きが止まったところで、レフェリーが試合を止めた。

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