DEEP事務局
「clubDEEP東京 プロテクト杯バンタム級トーナメント準決勝・決勝」
2009年3月14日(土)東京・新木場1stRING
開場18:00 開始18:30
▼メインイベント(第13試合) DREAMウェルター級グランプリ出場者決定戦 76.5kg契約 5分3R
○白井祐矢(チームM.A.D)
一本 3R2分59秒 ※チョークスリーパー
●キム・ヨンヤン(韓国/富川Blue Dragon)
※白井が4・5「DREAM.8ウェルター級グランプリ2009開幕戦」に出場決定。
4月5日(日)愛知・ガイシホールで開催の『DREAM.8』で行われるウェルター級GP2009開幕戦』への出場権を賭けて、2003年全日本サンボ選手権90kg級優勝の白井とキックボクシングをバックボーンに持つ190cmの長身ファイター・キムがメインイベントで対戦した。
白井は試合前のVTRで「(キムは)DREAMチャンピオンになるための踏み台ですね」「僕が優勝できると思うので、誰でもぶっ倒して行きたい」と豪語。キムはDEEPラウンドガールのテーマ曲で花道に登場すると観客席に向かって礼儀正しくお辞儀をする。
1R、長い手足からワンツーとローを繰り出してくるキムに白井は右フックを立て続けにヒットさせてローキック。得意の右ストレートを伸ばして組み付くと投げからテイクダウンに成功し、パウンドを打ち込むとキムは足を斧のように振り回して下からの蹴り、そして腕十字! 白井はしっかりロックしてバスターを見舞い、さらにしつこく腕十字を取りに来るキムから腕を引き抜いてバックからのパンチ。
スタンドに戻ると何度もワンツーを伸ばしてくるキムに下がりながらもフックを打ち返し、組むと豪快な投げでテイクダウンを奪う。
2R、白井は右ローを放ちながら回り込み、キムは長距離の右ストレートで飛び込んでくる。白井は胴タックルで組み付くとまたも投げの強さを見せてテイクダウン、マウントを奪ってパンチの連打。逃れようと背を向けるキムの背後からもパンチを叩き込んでいく。
バックから一方的に殴り続ける白井に、キムはエビでリングの外へ故意に逃げたため、ブレイクの後にイエローカードが提示される。スタンドに戻ると白井が再びタックル、テイクダウンを奪うとキムは下からの腕十字狙い。白井は離れる。
スタンドになり、白井が得意の右ストレートをキムのローに合わせてクリーンヒット! そのまま組み付いてテイクダウンし、フロントチョークの体勢になったがラウンド終了。キムは鼻から大量の出血が見られる。
3R、パンチで猛然と攻め込むキムに白井もパンチで応戦し、組み付いて投げを見舞いテイクダウン。すぐに上になってパウンドを打ち込み、キムは防戦一方に。立ち上がろうとしたキムのバックを奪った白井はスリーパーをとりかけるが、マウントを奪ってのパウンドへ。この連打を嫌がって背を向けたキムへさらにパンチを叩き込み、完全グロッギー状態にさせたところで満を持してのチョークスリーパー!
キムは一瞬で落ち、レフェリーがすぐにストップ。白井がDREAMウェルター級GP出場権を獲得した。
白井はマイクを持つと「ウェルター級GP参戦が決まった白井です。地元・愛知ですので、名古屋に応援に来てください。誰とやっても倒す自信あります」と強気な発言、DREAMイベントプロデューサーの笹原圭一氏もリングに上がり、「素晴らしい試合でした。おめでとうございます。白井選手は愛知県出身なので、ぜひ地元でチケットをたくさん売ってお客さんをいっぱいにしていただきたい」と祝福(?)した。
▼セミファイナル(第12試合)プロテクト杯バンタム級(62kg以下契約)トーナメント決勝 5分2R
○堀 友彦(フリー)
判定3−0
●寺田 功(ALLIANCE)
※堀がDEEPバンタム級王者・今成正和への挑戦権を獲得。
DEEPバンタム級チャンピオン今成正和への次期挑戦者を決定する「プロテクト杯バンタム級トーナメント」決勝戦は、堀と寺田によって争われる。当初、昨年12月の1回戦を勝ち抜いた4人によるワンデートーナメントが行われる予定だったが、堀と1回戦で対戦するはずだった原井徹が病気により欠場。そのため前日に組み合わせ抽選会が行われ、堀VS赤尾が準決勝、その勝者が寺田と対戦する変則トーナメントとなり、赤尾をチョークスリーパーで一本に降した堀が決勝の舞台に立った。
1R、右ローを主体に蹴っていく寺田に堀は右フックを狙い撃ち。寺田がローとミドル、堀が入ってこようとするとフックを合わせようとし、堀はローと左フックを散りばめながら右フックを的確に当てていく。
2R、寺田がパンチからのタックルでテイクダウンを奪うがブレイク。スタンドに戻ると、寺田がローを蹴った直後に堀の右フックがクリーンヒット! ダウンする寺田にすかさずパウンドを打ち込んで行く堀だったが、ロープの外に出てしまいブレイクに。
堀はさらに左フックを直撃させて寺田をグラつかせ、残り30秒で寺田が飛び付き腕十字で勝負を懸けるも失敗。潰した堀が上になってパウンド、寺田が上になるもすぐに堀がトップを奪い返し、立ったままアームロックの体勢になったところで試合終了。堀が1日2試合のハンディを背負いながら優勝した。
堀はマイクを持つと「面白いこと言えないんですけれど、優勝できて嬉しいです。優勝したらバンタム級のタイトルマッチが出来るという話なんですが、DREAMで十段(今成)が勝ったのでいつになるか教えて欲しいんですけれど…」と佐伯代表にアピール。
佐伯代表は苦笑いしながら「その話は後で」と答え、堀は「とりあえずタイトルマッチがやれるってことで。いつまでも十段がチャンピオンではつまらないので、僕がチャンピオンになります!」と高らかに王座獲りを宣言した。
▼第10試合 77.1kg以下契約 5分2R
○北崎 鎮(禅道会/06フューチャーキングTウェルター級優勝)
一本 2R0分30秒 ※腕ひしぎ十字固め
●中台 戦(PRB)
▼第9試合 無差別契約 5分2R
○小阪俊二(ファイテングマスター)
KO 1R1分7秒 ※左フック
●中村 護(ALLANCE)
▼第8試合 83.9kg以下契約 5分2R
○飛鷺輝(X-FORCE)
KO 1R0分6秒 ※右フック
●西坂タツヒコ(ノヴァウニオン・ジャパン&チームZST)
▼第7試合 77.1kg以下契約 5分2R
○マテウス・イリエ・ネキオ(ブラジル/PUREBRED大宮)
KO 1R2分51秒 ※右フック
●大西ノボル(Team-ROKEN)
▼第6試合 71kg以下契約 5分2R
○近藤定男(BLUE DOG GYM)
判定2−0
●岸本泰昭(総合格闘技道場コブラ会/08フューチャーキングTウェルター級優勝)
▼第5試合 62kg以下契約 5分2R
○岡元飛竜(マッハ道場)
判定3−0
●小森亮介(吉田道場/08フューチャーキングTバンタム級優勝)
▼第4試合 77.1kg以下契約 5分2R
△吉岡哲也(GRABAKA/07フューチャーキングTウェルター級優勝)
ドロー 判定0−0
△鈴木亮司 (ALLANCE)
▼第3試合 65.8kg以下契約 5分2R
○宇都宮星太(禅道会/08フューチャーキングTフェザー級優勝)
判定3−0
●稲葉 聡(秋本道場)
▼第2試合 プロテクト杯バンタム級(62kg以下契約)トーナメント準決勝 5分2R
○堀 友彦(フリー)
一本 2R3分1秒 ※チョークスリーパー
●赤尾セイジ(NEX)
※堀が決勝戦に進出。
▼第1試合 キックルール 70kg以下契約 3分2R
○三縄良太(ファイティングマスター)
判定2−0
●井上 聡(DEEP GYM IMPACT)
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