4月19日(日)埼玉・蕨市にあるイサミレッスル武闘館にて、女子総合格闘技ジュエルスのアマプロ大会『ROUGH STONE 1st RING』が開催された。
『ROUGH
STONE』とは、女子総合格闘技イベント・ジュエルスが、ジュエルスのリングを目指す選手の経験の場、アマチュア女性選手の活躍の場を目指して、定期的に開催する大会。
大会名の『ラフ・ストーン』は『原石』という意味があり、文字通り、ジュエルス=宝石達の原石を発掘し磨き上げていく大会となる。 今大会のメインでは、長野美香(S-KEEP/CORE)と湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム)がグラップリングルールで対決。
長野は昨年11月のジュエルス旗揚げ戦のメインで石岡沙織(空手道禅道会小金井道場)と対戦し判定負け。来月のジュエルスでの約6カ月ぶりの試合が決定しているため、この試合は前哨戦の意味合いを持つ。
対する湯浅は現役女子高生の青帯柔術家。今大会の1週間前に開催されたブラジリアン柔術全日本選手権大会に出場し、2試合連続の一本勝利で女子青ペナで優勝を果たしている。
2月のジュエルスではオープニングファイトでは大矢裕子(DEEP
OFFICIAL GYM IMPACT)とグラップリングマッチで判定勝利を収めた。 試合は序盤に湯浅が跳びつきクロスガードで引き込む展開。長野がパスガードを狙う中、湯浅が草刈スイープでトップポジションを奪う。そのままパスガードからマウントとポジションで圧倒し、残り時間僅かのところで腕十字を狙う。これは極まらなかったが、ポイント12−0という圧勝劇で湯浅が勝利を収めた。
敗れた長野は「今日は負けましたけど、この試合での反省点を活かして5月に向けて頑張ります」と次戦に向けて気合を入れていた。
セミでは、MIYOKOのリングネームでアマ総合に出場中の日下美代子(GRABAKA柔術クラブ)と杉内由紀(旧姓:古舘/ポゴナ・クラブジム)がグラップリングで激突。
一進一退の攻防の中、杉内がヒールホールドにいき日下がタップ! しかし、この試合はブラジリアン柔術の茶黒ルールであり、ヒールホールドは反則となるため、一度は日下の反則勝利となったが、主催者から杉内へのルール伝達ミスがあったことが発覚したためノーコンテストとなった。
なお、第1試合に出場を予定していた田中由紀(K太郎道場)はケガにより欠場。これを受けて、第1試合のVS隅内美成(REDIPS)、第4試合のVS日下美代子(GRABAKA柔術クラブ)の2カードは中止となっている。その他の試合結果は以下の通り。
情報提供&写真=ジュエルス
マーヴェラスジャパン 女子総合格闘技ジュエルスアマプロ大会 「ROUGH
STONE 1st RING」 2009年4月19日(日)埼玉県蕨市・イサミレッスル武闘館 開始15:00 <全試合結果>
▼メインイベント(第6試合) グラップリング・エキスパート ○湯浅麗歌子(ポゴナ・クラブジム) ポイント判定12−0 ●長野美香(S-KEEP/CORE)
▼セミファイナル(第5試合) グラップリング・エキスパート −日下美代子(GRABAKA柔術クラブ) ノーコンテスト −杉内由紀(ポゴナクラブジム) ※主催者側のルール伝達ミスがあったため ▼第4試合 アマ総合 −55kg契約 ○大矢裕子(DEEP
OFFICIAL GYM IMPACT) KO ●鹿児島陽子(品川CS)
▼第3試合 アマ総合 −54kg級 △浜崎朱加(AACC) ドロー △北村ヒロコ(禅道会小金井道場)
▼第2試合 アマ総合 −54kg級 ○浜崎朱加(AACC) 一本 3分29秒 ※腕ひしぎ十字固め ●鹿児島陽子(品川CS)
▼第1試合 アマ総合 −55kg契約 ○北村ヒロコ(禅道会小金井道場) 判定 ●大矢裕子(DEEP
OFFICIAL GYM IMPACT)
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