NJKF/センチャイムエタイジム
「ROAD TO REAL KING VIII 〜Muay Thai Open 8〜」
2009年7月5日(日)東京・新宿FACE
開場15:30 開始16:00
▼メインイベント(第13試合) ライト級 3分5R
○デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ルンピニー・バンタム級王者)
TKO 4R終了時 ※セコンドからタオル投入
●細野岳範(チームドラゴン/全日本ライト級1位)
4月のセンチャイ興行では、新日本キック日本ライト級4位・マサルからフルマークの判定勝ちを収めた元ルンピニー・バンタム級王者デンサイアムが2大会連続でメインに登場。今回は全日本ライト級1位の細野と対戦した。
セミファイナルで同門の渡辺が敗れたこともあり、気合十分の細野。リングインするや相手コーナーを何度も踏みつける。さらにワイクーをデンサイアムより長めに披露するなど、意気込みの違いを見せ付けた。
1R、お互いに様子見の中、デンサイアムはゆったりとした動きをしながらも、細野を軸足払いで転倒させるなど余裕の試合運び。距離が開けば左ミドル、接近戦では首相撲からヒザ蹴りでペースを握った。
2R、デンサイアムの蹴りを寸前で交わし、ローを入れるなど細野が相手の攻撃を見切ったような動き。デンサイアムは徐々にペースを上げると、組み付いてヒザ。さらにヒジを強振し細野からダウンを奪う。
3R、完全に主導権を握ったデンサイアムはからみつくように細野に密着するとヒザ連打! こかしの技術で細野は何度も転がされる。再びデンサイアムのヒジ連打で細野は目尻をカットしてしまい、ドクターチェック。
再開後、デンサイアムはヒザにこだわった試合運び。細野も接近戦ではヒジを振るうが、デンサイアムの巧みな防御に阻まれる。
4R、デンサイアムの首相撲の前に、細野はやられ放題。後ろを向いてブレイクを待つしかなく、防戦一方となってしまった。デンサイアムは執拗にヒザ蹴りからヒジも交ぜていき怒涛の攻めを見せる。
左目を大きく腫らし、大流血の細野は何とかこのラウンドは凌ぎきったものの、「今後のことを考えて試合続行させるのは困難」だと判断したチームドラゴンの前田憲作コーチがタオルを投入。デンサイアムが圧勝でメインを締めた。セミでの渡辺のKO負けに続いて、二連敗を喫したチームドラゴン。
試合後に前田コーチは「組んでのヒジなど、タイ人選手は上手でしたね。こっちは“対ムエタイ”用にヒジとかは特に練習していなく、パンチとローで行く作戦でした。渡辺は出会い頭にいいのをもらってもったいなかった。もっといい試合が出来る実力があるんですけどね。機会があったらK-1だけじゃなく、“対ムエタイ”もどんどんやっていきたいと思います。ムエタイは、K-1とは違う競技なので今日はいい勉強になりました」とK-1と同じく、対ムエタイ路線にも力を入れていくという。
敗れた渡辺も「悔しいですね。タイ人相手だとやりがいがあるので、首相撲とヒジを強化して今後もやっていきたい」と固くリベンジを誓っていた。
▼セミファイナル(第12試合) ウェルター級 3分5R
○K・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ラジャダムナン・フェザー級10位)
KO 1R39秒 ※左ハイキック
●渡辺雅和(チームドラゴン/全日本ウェルター級5位)
4月のMIKOTO戦、5月のダイスケ・ルークハマッコ戦と連勝し、絶好調のK。キャリアのある全日本ウェルター級5位・渡辺を相手に手こずるかと思われたが……。
1R、重心を低くし両腕ブロックのKはじっくりと渡辺の出方をうかがう。渡辺がこつこつと右ロー。渡辺のガードが一瞬下がったところに、Kが強烈な左ハイキックをクリーンヒット! ダウンした渡辺は必死に立ち上がろうとするも、足にきておりそのままKO負けとなった。
▼第11試合 ウェルター級 3分5R
○上田龍之介(キング/同級2位)
TKO 4R終了時 ※セコンドからタオル投入
●獏・センチャイジム(センチャイムエタイ/同級3位)
プロデビューしてから8戦8勝(公式戦は6戦6勝)と未だ負けなしの上田。1Rからガンガン左ミドルを出していき、獏を下がらせる。ガードの上から左ミドルを叩き込まれた獏は負けじと前進し、組み付いてはヒザ。さらに上田をこかし、ペースを握らせない。
3Rには、上田の左ミドルに、左ローを合わせ、何度も転ばせることに成功した獏。躊躇することなく上田は左ミドルを放ち、気持ちの強さを前面に出す。
4R、左ストレートで獏を一気に下がらせた上田は、左ミドルから後ろ回しにつなげる鮮やかな蹴りのコンビネーションを披露。組み付いてくる獏に対し、離れ際にヒジを振るいダウンを奪った。
この一撃で獏の左目は大きく腫れ上がってしまい、試合続行は不可能に。セコンドからタオルが投入され、上田が連勝記録を“9”に延ばした。
▼第10試合 66kg契約 3分3R
△大石智斗(無名塾関西/MA日本スーパーライト級7位)
ドロー 判定1−0 ※29−29、30−29、29−29
△亜紀斗(はまっこムエタイ/全日本ウェルター級10位)
MAと全日本のランカー対決。序盤からワンツー、ミドルと押し込む大石に対し、ひたすら亜紀斗は組み付いてヒザ蹴りを出す展開が続く。2Rには大石の前進に合わせて、亜紀斗が縦ヒジ。そして、ひたすら組み付いてのヒザで大石のスタミナを削っていく。
3Rには、大石もパンチを打っては自分から組みにくために、展開は作れない。お互いに決め手の欠けた試合はドローに終わった。
▼第9試合 フライ級 2分3R
△ルミナ・K(フリー)
ドロー 判定0−0 ※三者とも28−28
△西田恵理(OGUNI)
▼第8試合 75kg契約 3分3R
△影・センチャイジム(センチャイムエタイ)
ドロー 判定1−0 ※29−28、29−29、29−29
△入月健一(S.V.G)
▼第7試合 フェザー級 3分3R
○勇鷹(インスパイヤード・モーション/2009年NJKFアマチュア60キロ級王者)
KO 1R2分34秒
●洋・センチャイジム(センチャイムエタイ)
▼第6試合 70kg契約 3分3R
○山崎陽一(シルバーウルフ)
KO 3R1分37秒
●長田竜介(OGUNI)
▼第5試合 バンタム級 3分3R
○凱・センチャイジム(センチャイムエタイ)
判定3−0 ※三者とも30−29
●鰤鰤左衛門(キックボクシングコア)
▼第4試合 ライト級 3分3R
○鶴谷 剛(OGUNI)
判定3−0 ※三者とも30−27
●鷹緋杜(GANGA)
▼第3試合 バンタム級 3分3R
○波賀宙也(立川KBA)※デビュー戦
判定3−0 ※29−28、30−28、30−28
●金子真人(上州松井)
▼第2試合 62.5kg契約 3分3R
○高橋幸光(はまっこムエタイ)
判定3−0 ※30−27、30−26、30−26
●秋草利光(E.S.G)
▼第1試合 63kg契約 3分3R
○堀 地(町田金子)※デビュー戦
判定3−0 ※三者とも30−26
●小池竜慈(VERTEX)※デビュー戦
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