7月19日(現地時間) アメリカ・アナハイム コンベンションセンターで行われた「ALTIMATE WARRIORS」にてWMCライト級インターコンチネンタル タイトルマッチに臨んだNJKFライト級王者・大和哲也(大和)が王者ゲンサック・ソープランジットをKOし、同王座を獲得した。
大和と対戦したゲンサックはアメリカで活躍中の在米タイ人で、過去ルンピニー・ラジャの両スタジアムでのチャンピオン及び年間MVPを2度獲得し、ムエタイのレジェンドとも呼ばれる名選手。
1Rはローから攻める大和に対し、ゲンサックは早い左ミドルを返し、大和を近づけさせず、2Rに入ると大和のローに対し、ゲンサックはミドルと変則的なパンチを繰り出す。
しかし3R、大和のローが効き始め、ゲンサックはサウスポーに構えをスイッチ。この時点でまだポイントはどちらとも言えない展開だったが、4Rに入るとややスタミナの切れたゲンサックがロープを背負うことが多くなり、逆に大和の手数が増え、パンチが当たり始める。そして迎えた最終ラウンド中盤、大和の左フックでゲンサックが尻餅!
これはレフェリーがスリップの判定を下したが、残り30秒、大和の攻撃が続き、右アッパーが当たりふらつきながら後退するゲンサックに対し、大和はショートの左フック! そしてこれでガードが上がったゲンサックに左ボディー! この一撃でゲンサックは立ち上がることが出来ず、大和が最終ラウンドのKO勝利でベルトを手にした。
「今回は初の短期戦、初海外、初世界戦、初飛行機、初英会話という全て初づくしの遠征といった中でしっかりKOすることが出来、世界のベルトをしかもアウェーで取れたことは自分にとって凄くプラスになると思うし、今後も更なる飛躍が出来るように頑張りますので、応援よろしくお願い致します」と大和。「まずはWBCムエタイルール・トーナメントでのベルトを目指します」と次なる目標をWBCムエタイルール・トーナメント王者に定めている。
「ALTIMATE WARRIORS」
2009年7月19日(現地時間) アメリカ・アナハイム コンベンションセンター
<全試合結果>
▼WMCインターナショナルライト級タイトルマッチ
○大和哲也(大和/NJKFライト級王者/挑戦者)
KO 5R ※左フック
●ゲンサック・ソープランジット(同級王者)
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