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【修斗】上田将勝が無敗対決を制して王座防衛、BJはフォルミーガに判定で敗れる

2009/07/19


サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦
EVOLUTIONARY EXCHANGES 1
“UNDEFEATED”」

2009年7月19日(日)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00


▼メインイベント(第10試合)世界フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
○上田将勝(パラエストラ東京/同級王者)
判定3−0 ※30−28、29−28、29−28
●エドゥアルド・ダンタス(ブラジル/ノヴァウニオン/同級1位/挑戦者)
※ダンタスは1Rにロープ掴みによる反則で減点1
※上田が3度目の防衛に成功。

 今年3月に田澤聡に判定勝利し、タイトルを防衛したばかりの王者・上田が3度目の防衛戦を迎える。挑戦者は公式戦6戦6勝というパーフェクトレコードを誇るエドゥアルド・ダンタス(ブラジル)だ。一昨年11月、BJに判定勝利し、強さを見せ付けている。

 1R、左ミドルの上田。ダンタスは右ローを返す。さらにダンタスは、下に視線を送りながら右ハイを出すなど積極的な攻めを見せる。

 蹴りで押される場面があったものの、力強く上田はパンチを返していく。ダンタスは一発狙いか右ハイを何度も繰り出す。そしてパンチのラッシュで追い込むと、上田はタックルを合わせる。

 足を引っこ抜くようにダンタスが逃げようとするも、上田はしつこくタックル。ここでロープを掴む反則行為をしたダンタスに減点1。コーナーに追い込んだ上田だが、展開が作れない。

 スタンドの攻防となり、クロールのようなフルスイングパンチを出すダンタス。上田はロー、左ミドルを返し、一歩も下がらない。

 2R、片足タックルの上田だが、ダンタスに逃げられる。ダンタスの強烈なパンチ連打の前にも上田は確実にパンチを返しつつタックル。

 ここでもダンタスはロープを掴み、会場からは大ブーイング。テイクダウンした上田は押さえつけながらパウンド。立ち上がるダンタスの首をホールドし、華麗な首投げを見舞うと袈裟固め。そのまま腕がらみも狙う。

  ダンタスが逃げると、上田はフロントチョークを決め、この上田の一方的な攻めの展開に会場は大盛り上がり、しかし、一瞬の隙をついたダンタスがバックを奪い、正面に向き合うと肩固めを仕掛ける。上田は回転しながら逃げ、立ち上がったところでゴング。

 3R、左ミドル、左ストレートで下がらせる上田。ダンタスはパンチで逆襲も、上田は一歩も下がることなくパンチ、アッパー。

 フックを合わせるダンタス。上田はタックルへ。スタンドに固執するダンタスはスーパーマンパンチや飛びヒザ。ダンタスが前に出ると上田はテンカオ。
片足タックルを仕掛ける上田だったが、汗で滑るために逃げられる。

 ハイを入れながら上田がタックルし、そのままバックにつく。ダンタスが逆にテイクダウンしスリーパー狙い。上田は冷静にブロックしたところでゴング。上田が判定3−0で3度目の防衛に成功した。

 マイクを握った上田は「思ったより打撃が見えなくて怖かったです。(今日も一生懸命頑張りましたね?)ハイ……。強い修斗のチャンピオンを目指して頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」と観客にアピールしていた。


▼セミファイナル(第9試合)バンタム級 5分3R
○ジュシー・フォルミーガ(ブラジル/ノヴァウニオン/同級南米王者)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−28
●BJ(リバーサルジム横浜グランドスラム/同級世界王者)

 ノンタイトル戦ながら、世界と南米の現役王者対決が実現。ジュシーはあの名門ノヴァウニオンの所属選手で、昨年11月に初代南米王者となった新鋭。

 キャリアはまだ2戦と浅いが、ビトー“シャオリン”ヒベイロ、マルロン・サンドロ、ジョゼ・アルドといった世界中で活躍するトップファイターたちとトレーニングを積んでおり、ノヴァウニオンらしいテイクダウンと極めの技術は高く評価されている。

 国内では無敵を誇るものの、外国人シューター相手にまだ勝ち星がないBJ。今回の対戦でVS外国人シューター、初勝利を挙げることができるか?

 1R、パンチに合わせて、BJが左インロー。ジュシーも右ローを返し、お互いにローで探り合う。BJは右フックを出すも単発に終わる。

 打ち終わりを狙ってジュシーがタックル。粘るBJだが、テイクダウンされてしまう。上を取ったジュシーはパウンドを放つも、BJはしっかり腕をホールドし攻撃を許さない。

 2R、強烈な左インロー2発のBJ。そして左ハイを放っていく。ジュシーは組み付きにいき、BJをコーナーに押し込む。BJはカンヌキでとらえ、テイクダウンするもすぐにスタンドへ。

 BJは左インローを出し、ジュシーは苦痛の表情。タックルにきたところを、BJはがぶり差し合いになるとジュシーのボディにヒザ。バックを取ったジュシーはテイクダウンし上のポジションをとったが、ゴングに逃げられた。

 3R、ロー、ハイと上下に散らすBJ。ジュシーは組み付くもブレイク。ローのBJに対し、ジュシーがパンチのラッシュで攻める。テイクダウンしたジュシーは流れるような動きでサイドから一気にマウントポジションへ。

 うつ伏せになり逃げるBJからバックマウントのジュシーはスリーパー狙い。BJは必死にブロック。ジュシーはパンチを打ちながらチャンスをうかがうが、決められない。

  終了のゴングが鳴ると、セコンドを務めた同門のマルロン・サンドロが勝ちを確信し、ジュシーを肩車し勝利をアピール。判定でジュシーが勝利し、僅か3戦目で世界王者を撃破する大金星を上げた。



▼第8試合 フライ級 5分3R
○ATCHアナーキー(パラエストラ東京/同級世界5位)
判定3−0 ※3者とも29−28
●ヒートたけし(和術慧舟會RJW/同級世界3位)

 1Rのゴングと同時に突っ込んだヒートはテイクダウンに成功。防御に徹するATCHに対し、ヒートはパウンドを叩き込んでいく。パスを狙いつつ、肩固めを決めたヒート。

 これが決まらないとみるやマウント。ガードポジションに戻したATCHだが、ヒートペースは続く。再びマウントのヒートが腕を取りにいったところでゴング。

 2R、右ハイから組みに行くヒート。スタンドに戻るとお互いに様子を探るように打撃を交錯する。20cmの慎重さがある両者。

 長身のヒートを相手に、なかなから踏み込めないATCHだが左フック! ここでATCHが一気にパンチラッシュ。両腕ブロックで難を逃れたヒートは右ミドルを連打。

 3R、右ハイから組み付いたヒートはテイクダウン。ガードに徹する菅原に対し、ヒートは上からがっちりと固めてチャンスを伺う。スタンドに戻したATCH。パンチラッシュも逃げられてしまう。終盤にも左右のフックで追い込みをかけたATCHの前に、ヒートは防御に徹するのに精一杯。終盤のラッシュが響いたか、ATCHが僅差で勝利した。



▼第7試合 バンタム級 5分3R
○菅原雅顕(和術慧舟會Duro)
KO 1R3分50秒 ※右ヒザ蹴り→パンチ連打
●赤木康洋(ALIVE/世界同級10位)

 1R、菅原のローに合わせて赤木がタックルでテイクダウン。即座に腕十字を決めにいくなど、ハイスパートの展開を仕掛ける。立ち上がった菅原に対し、右フックから組みに行く赤木。グラウンドになるもすぐにスタンドに戻る。パンチを出しながら前進する赤木に対し、菅原は下がりながら左ジャブ。テンカオもあわせていく。

 強打をもらっても一切ひかない気持ちの強さを見せた赤木は組み付くも、上を取ったのは菅原。フックを出しながらガンガン前に出るファイトスタイルの赤木は腰を低めながら前進したところ、狙ったような菅原の飛びヒザ蹴りがクリーンヒット! バッタリと倒れた赤木を見たレフェリーが即座にストップし、菅原がKO勝利した。



▼第6試合 ウェルター級 5分2R
○田村ヒビキ(パラエストラ大阪)
判定3−0 ※3者とも20−18
●佐々木信治(総合格闘技道場BURST)

 佐々木が今大会で約1年ぶりの復帰戦。ここまで2勝2敗2分の戦績を持つ田村と対戦した。1R、まずは右ミドルの佐々木。そして左右のローで様子をうかがう。

 田村もローで反撃。時おり、佐々木が強烈な右ハイ。「バシーン」と場内に響き渡る。田村の左ストレートに合わせて佐々木がタックル。テイクダウンすると、そのままガッチリと押さえ込みへ。

 下の田村は腕を決めにいきつつ立ち上がる。佐々木はコーナーに押し込みながら組み付いたまま。

 田村は飛びつくように腕十字へ。そして佐々木の腕を固めながら、下から突き上げるパンチをこつこつを出したところでゴング。

 2R、上下に散らす攻撃の田村。佐々木もロー、ミドルを返すが単発になってしまう。田村は左ストレート、左ローと着実に手数を出す。佐々木はスウェイでかわし決定打を与えない。一気に距離を詰めた田村がパンチ連打で詰めると、佐々木は一瞬グラリ。持ち直した佐々木がパンチを出すも、終了のゴング。このラウンドはスタンドのみの攻防で終了。主導権を握り続けた田村が勝利した。



▼第5試合 ライト級 5分2R
○土屋大喜(roots)
判定3−0 ※20−17、20−17、20−16
●伊藤一宏(TKエスペランサ)

▼第4試合 新人王決定トーナメント2回戦 ライト級 5分2R
○ジャックナイフ ツネオ(シューティングジム大阪)
KO 2R1分4秒 ※右フック
●沖喜祥尚(シューティングジム八景)

▼第3試合 新人王決定トーナメント2回戦 ウェルター級 5分2R
○MIKE(BLUE-DOG )
判定3−0 ※3者とも19−18
●KG心斗(マッハ道場)

▼第2試合 新人王決定トーナメント2回戦 ウェルター級 5分2R
○原田惟紘(パラエストラ北九州)
判定2−0 ※19−19、20−19、20−19
●西岡耕治(久我山ラスカル)

▼第1試合 新人王決定トーナメント2回戦 フェザー級 5分2R
○小野島恒太(サムライ修斗クラブ)
判定2−0 ※20−18、20−18、19−19
●稲垣顕二郎(KRAZY BEE)

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