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【Krush】ライト級GP 石川がハイキックで2連続KO!元気が前田を撃破し準決勝進出

2009/08/14


Krush実行委員会
「Krushライト級グランプリ2009〜開幕戦Round.2〜」

2009年8月14日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※オープニングファイトは17:30〜
観衆=1,950人(超満員)

▼メインイベント(第9試合) Krushライト級グランプリ2009準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位)
判定3−0 ※三者とも30−29
前田尚紀(藤原/全日本フェザー級1位)
※山本が準決勝に進出

 1回戦ではファイヤー原田にダウンを奪われるも、逆転KO勝利を収めた前田。対する山本は尾崎圭司を相手にボディ攻めを中心にした攻撃で下し、準決勝に駒を進めた。

 山本と前田は過去に2度対戦しており、山本の2勝という結果に終わっている。前田が“3度目の正直”で勝利を掴むか? それとも山本が“2度はあることは3度ある”でそれを退けるか?

 1R、左の前蹴りで前に出る元気。前田も下がりながらもローを蹴る。ガードを高く上げて奥足へのローを蹴る前田。それを受けて山本も奥足へのローを蹴り返す。山本は左ミドルから前に出て打ち下ろすような右ストレート。

 前田はそれをブロックして再び奥足ロー。前田は細かいフェイントからジャブ。山本は右ローを返す。山本は右ストレートから左ボディ。前田は左ミドルから左フックを打つ。左フックから前に出る山本。そして前田の前蹴りを受けて右ストレート! 

 さらに左フックから右アッパー! しかし前田も右ローを蹴り返し、山本の右ストレートに右を合わせる。

 2R、前田の左ミドルに山本も左ミドル。前田は右ストレートから飛び込んで左ボディ、一気にパンチの連打をまとめる。前田が右フック、そこから返しの左。山本は前田を下がらせて右ボディストレート、左ボディフック。前田は距離を取ってジャブと前蹴り。山本は右ストレートから前に出て左フック。前田のジャブに山本が右のパンチをかぶせる。

 前田は山本の体を押して右ロー。山本は右ストレートからボディをえぐるような左フック。前田も山本のローに右フックを合わせる。山本はジャブと左ミドル、前田は左ミドルを蹴る。前田は体をかがめるようにしてローを蹴る。山本は前蹴りと右ボディストレート、さらに左ボディで前田のボディを狙う。

 3R、いきなりワンツーで前に出る前田。山本もすぐにワンツーを返す。距離が開くと山本は右ロー。そこに前田が右ストレートで飛び込む。山本は左のジャブで距離を測りながら、左ミドルを蹴り合う。

 右ストレートで前進する山本。前田はガードを上げて山本の懐に中に入ってローを蹴る。そして前田が右ストレートから左フック! しかし山本も右ボディを打ち返す。前田は山本のブロックしてすぐに右を返す。前田は山本の奥足を狙ってロー、そしてジャブと奥足ロー。

 山本はワンツーから左ミドルを蹴る。さらに山本は右ストレートと右ミドル、前蹴りと左ミドルと蹴りで攻める。左フックからパンチで飛び込む前田。

 しかし山本は前田を押し返して、逆にロープに詰めると一気に連打! 必死にパンチを打ち返す前田だったが、山本のボディストレートで前田のガードが下がる! そこに一気に襲い掛かる山本。山本が攻勢に出たところで試合終了となった。判定は30−29、30−29、30−29で山本。ライト級GP準決勝への最後の切符を手に入れた。



▼第8試合 Krushライト級グランプリ2009準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
KO 1R3分00秒 ※右ハイキック
水落洋祐(はまっこムエタイ/全日本フェザー級4位)
※石川が準決勝に進出

 1回戦では桜井洋平をKOで下し波乱を起こした水落。対する石川は2Rにダウンを喫しながらも起死回生のハイキックで大逆転KO勝利を収めての準々決勝進出。水落がここでも波乱を起こすか? 石川はTURBO戦で負傷した顎に絆創膏を張ってリングに上がる。

 1R、インローを蹴る水落。石川は左の前蹴りで距離を取る。水落は石川のローを空振りさせてパンチで飛び込む。石川は右ローと左ミドル。右ローに水落が右ストレート! そこから左右の連打をまとめる! 

 石川はしっかりと距離を取ると右ハイキック。しかし水落は左フックを返す。石川は距離を取りながら飛びヒザ蹴り。そして右アッパー、右ストレート! これで水落の腰が落ちる。水落は組んでダメージを回復させる。

 そして水落が左ボディから左右のフック! これで石川がダウン! 1回戦同様にダウンを奪われる苦しい展開となる石川。しかし再開直後に石川が右ハイキック一閃! これで水落の即頭部を捕らえて、水落が前のめりにバッタリ! 

 石川が2度の右ハイキックで大逆転勝利を収めた! 

 試合後、マイクを握った石川は「決勝大会まであと2カ月。今までの人生で一番キツい練習をして、優弥! 一緒に大晦日に行こう!」と山本優弥にメッセージ。さらに石川は本部席にいた谷川貞治K-1イベントプロデューサーに挨拶し、リングサイドにいた“狂拳”竹内裕二を睨みつけて、控え室へと戻った。



▼第7試合 スーパーファイト 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)
延長判定3−0 ※ 三者とも10−8
堤 大輔(チームドラゴン)

 プロデビュー以降、8戦8勝の快進撃を続ける中島。対する堤も13戦して1敗しかしていない安定感のあるファイター。シュート・ボクセ・アカデミー・ジャパン仕込みのパワフルな攻撃が信条の中島は難攻不落の堤を攻略できるか?

 1R、サウスポーの堤に対してアウトローを蹴る中島。堤は左ミドルで距離を取る。中島はそれをブロックして右のインローと右ストレート。堤も回りながら右フックを当てる。

 足を使って距離を取る堤に中島は左のアウトロー、そして堤をロープに詰めると右フック。そして右のボディストレート。中島の右ストレートをギリギリとところでかわす堤。中島はボディにもパンチを打っていく。

 2R、右ストレートと右ボディの中島。堤はそこに左フックを合わせる。自分の右側に回りながら右のパンチを打つ中島。

 堤はミドルとアウトロー、前蹴り。中島は右のボディフックから右ストレート、これで前に出る。堤は細かく右のパンチと前蹴りを使って距離を取り続ける。

 3R、圧力をかけて前に出る中島。堤はここも距離を取りながら中島の攻撃を空振りさせて左ミドル、左のヒザ蹴り、ロー。大きなダメージを与えるような攻撃はないものの、コツコツとパンチと蹴りを当てる堤。

 残り30秒、堤のミドルに中島が右ストレート! 堤も最後まで攻撃を返す。判定は30−29(中島)、30−30、30−30でドローとなる。

 延長R、右ストレートとヒザ蹴りで突進する中島。堤をコーナーまで詰めると強烈な左右のフックで堤の足を止める。そして中島が右フックを強震! さらに左フックを叩き込み、堤の顔面を左右から殴りつける。そして右のヒザ蹴りから右フックl これで堤がダウン! このダウンが決め手となり、中島がデビューからの無敗記録を9に伸ばした。




▼第6試合 スーパーファイト 65kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
吉本光志(AJ)
延長判定3−0 ※ 三者とも10−9
大石駿介(OISHI GYM)

 1R、互いにローを蹴り合う両者。吉本はジャブを顔とボディに打ち分ける。前蹴りで吉本を突き放す大石。吉本は左ミドル、右のボディストレートを打つ。そして右のヒザ蹴り。

 額を着け合うようにして左フックと左ボディ、ボディにヒザ蹴りを突き刺す。大石も左ボディからヒザ蹴り。距離が離れると左ミドルを蹴る。しかし大石も左フックから右ハイキックを蹴る。

 2R、ジャブから右アッパー、左ハイキックを蹴る吉本。吉本は左ボディとヒザ蹴り。大石も左フック、左ボディ、ヒザ蹴りを返す。ガードを上げて吉本を後退させる大石。

 吉本のガードの間にアッパー、離れ際のハイキックを蹴る。互いにパンチとヒザ蹴りを接近戦で打ち合う展開が続く。終盤、大石の左フックが吉本の顔面を捕らえる。

 3R、圧力をかけて前に出て行く多いし。吉本は細かい連打で大石を押し返してローにつなげる。

 パンチの回転が早い吉本に対して大石はパワフルな右フック。2Rと同じように接近しての消耗戦が続く中、大石が右フック。吉本がハイキックを蹴る。一進一退の攻防が続いた本戦はジャッジ1名が吉本を支持したものの、ドローとなり延長戦にもつれこむ。(※30−30、30−29、30−30)

 延長R、近距離での打ち合いになると吉本がパンチとヒザ蹴り。大石は吉本の体を押してロー。

 しかしこのラウンドは吉本がパンチとヒザ蹴りで大石を下がらせる。吉本は大石を押し返して左ミドルを連打。大石はそれをブロックしてバックキックを返す。

 このラウンドも明確な差はなかったものの、吉本が手数の多さで大石を押し切った。




▼第5試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位)
判定3−0 ※三者とも30−29
尾崎圭司(チームドラゴン/2007K-1 WORLD MAX日本トーナメント第3位)
※山本が準々決勝に進出

 このGP優勝候補・大本命の山本が遂に登場。ここまでKrushでは桜井洋平、梶原龍児を相手に圧倒的な強さを見せており、このGPでもその強さを見せ付けるか。

 一方の尾崎は14kgもの大減量を経て、このGPに参戦。新境地となる60kgで「人生で一番速く動ける」と自信を持つスピードは炸裂するか?

 1R、じりじりと圧力をかけて前に出る山本。尾崎のジャブを受けるとすぐに右ローを返す。足を使って回りながらジャブを突く尾崎。

 山本の動きに合わせて細かくインローを蹴る。山本はミドルから尾崎をコーナーに詰めると強烈な右ストレートを放つ。

  ローを蹴る尾崎をロープに詰めて一気に連打をまとめる山本。尾崎はサイドキックで距離を取り、さらにハイキック。山本は尾崎をロープに追い詰めてワンツー! さらに尾崎のローに右ストレートを合わせる。左の前蹴りで尾崎を下がらせて右ローを蹴る山本。そこから右ストレートを打つ。

 2R、左ハイキック、サイドキック、カカト落としを見せる尾崎。さらにそこからバックブローを放つ。このサイドキックでなかなか距離を詰められない山本だったが、右ストレートから飛び込んで左ボディ! 

 ジャブを突く尾崎に山本が左ミドルを蹴る。右ストレートから左フック、左ミドルを蹴って右フックを打つ山本。これで尾崎をロープまで詰めると左ボディ、ヒザ蹴り!

  尾崎はバックキックを繰り出すが、山本はそれをしっかりとブロック。尾崎のローに右ストレートを合わせる。そして山本が右ストレートから左ボディ! 

 この一撃で体を丸める尾崎! 山本はそこに左ボディ、左ミドル、左の前蹴りと徹底したボディ攻め。尾崎もバックブローやバックキックを試みるが、山本は左ミドルと左前蹴りでボディ攻めを繰り返す。

 3R、ガードを上げて左右のローを蹴り続ける尾崎。山本は尾崎をロープに詰めて左右のボディ。尾崎が右ミドルを蹴ると、山本は左の前蹴りで距離を取って、ローに右ストレートを合わせる。左ミドル、そして右ローの山本。尾崎も前蹴りと右ローを返す。

 右ストレートから左フックの山本。尾崎が下がると右のボディを打つ。尾崎はバックキックとカカト落としで前進。山本は右ストレートから左ミドル。

  尾崎は山本の体を押して右ローを蹴るが、山本の前進は止まらない。終盤、尾崎の左フック、右ストレートが当たるが、山本もすぐに右ストレートを返す。判定は30−29、30−29、39−29で山本。70kgから階級を落とした尾崎を退け、準々決勝に駒を進めた。




▼第4試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
前田尚紀(藤原/全日本フェザー級1位)
KO 1R1分55秒 ※2ノックダウン
ファイヤー原田(ファイヤー高田馬場/J-NETWORKライト級4位/J-NETWORK)
※前田が準々決勝に進出

 6月の野良犬電撃作戦でKrushライト級GP参戦を直訴したファイヤー。今回が意外にもK-1ルール初挑戦となる前田を相手に奇跡を起こすことが出来るか?

 1R、突っ込んでくる原田に対して、足を使いながらジャブを打つ前田。しかしファイヤーが前田をロープに詰めて左フック! これで前田がダウンを奪われる! 一気に連打で前に出る原田! 前田は必死にガードを固めて前田を突き放す。

 そして前田が左フックから前進! この左フックを効かせて右! これで前田が逆転のダウンを奪い返す。

 再開後、左ミドルから怒涛の連打の前田! 前田は何とか立ち続けるファイヤーを殴り続けて、両者がそのまま倒れこむような形でファイヤーがダウン! 前田が逆転KOでファイヤーをマットに沈めた。あわやの場面を作ったファイヤーには場内から声援。ファイヤーは涙顔で四方に礼をしてリングを降りた。




▼第3試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者)
KO 3R2分45秒 ※右ハイキック
TURBO(FUTURE_TRIBE ver.OJ/初代WMAF世界スーパーフェザー級王者)
※石川が準々決勝に進出

 4年前に行われたIKUSA-GPと同じ組み合わせとなった石川VSTURBOの一戦。TURBOにとってはリベンジをかけた試合となる。石川は5月の上松大輔戦以来となるK-1ルールでの試合。

 対するTURBOは3週間前にRISEで試合をしたばかりだが「そっちの方が調子はいい」とコンディションに問題はない。

 1R、前蹴りとローで距離を取る石川。距離が詰まると石川はすぐにヒザ蹴りを打つ。細かいパンチのフェイントからローにつなげる石川。

 TURBOも左フックからパンチをまとめて右ロー。さらにTURBOは右アッパーから左フック! 石川が左ミドルを蹴ると、それをキャッチしてTURBOが石川をマットに叩きつける。ここで石川がマットに後頭部を打ち付けて、インターバルが与えられる。しかも石川は顎を切ってしまい、口元から血が流れる。

 再開後、左ミドル、左フックで前に出るTURBO。石川はガードを固めてそれをブロック。そして石川が左ミドルを2発! 

 これがTUROBOのボディを捕らえる。そして石川はTURBOの蹴り足をと取ってヒザ蹴り。TURBOもそのヒザ蹴りに右フック。石川が組むと注意が与えられる。

  左フックから前進するTURBO! しかしそこに石川の右ハイキックがクリーンヒット! 動きが止まるTURBO! 石川はそこにヒザ蹴りを連打! レフェリーが2人の間に分けて入るが、石川はすぐに右ストレートで襲い掛かる。

 2R、細かいパンチから右ローにつなげる石川。TURBOは左フックから右アッパーを突き上げる。石川はTURBOを前蹴りで突き放し、ジャブ&ローで攻める。

 これでTURBOを下がらせる石川。TURBOも右ハイキックと左フック。石川のローにTURBOがパンチを合わせる。 石川は右ストレート、右ロー。左ミドルと前蹴りで距離を取って飛びヒザ蹴り! TURBOはそれをキャッチして石川をマットに叩きつける。そして右ローを蹴ろうとした石川ににTURBOが右フック! これで前のめりに倒れる石川! TURBOが先制のダウンを奪う。

 3R、ダウンを奪うかKOしかない石川は一気にパンチとヒザ蹴りで前進! TURBOの左アッパーに右ストレートを合わせる。TURBOは足を漬かってリングをサークリング。

 しかし石川はそれを追いかけてTURBOがロープを背負ったところで左フックから右ストレート、そしてパンチをまとめて右の飛びヒザ蹴り! この一撃でTURBOの左のこめかみから血が噴き出す!

 TURBOの顔が血で染まり、ドクターチェックが入るが試合は再開。一気にパンチで前に出るTURBO。石川は組むと倒してヒザ蹴り。TURBOは蹴り足を取って倒す。石川は飛びヒザ蹴り。下がるTURBOに石川はパンチをヒザ蹴りを連打! TURBOの出血がひどくなる。

  ここで2度目のドクターチェック。ストップか? 続行か? 試合は続行となる! パンチで前に出て行くTURBO。石川は距離が詰まるとヒザ蹴り。そしてTURBOの左フックに石川がカウンターの右ハイキック! これがTURBOの顔面にクリーンヒット! これがTURBOがマットにバッタリ! 石川が大逆転KO勝利を収めた。



▼第2試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
水落洋祐(はまっこムエタイ/全日本フェザー級4位)
KO 2R2分55秒 ※2ノックダウン
桜井洋平(Bombo Freely/WFCAムエタイ世界ライト級王者/ニュージャパンキックボクシング連盟)
※水落が準々決勝に進出

 Krush1のメインイベントで山本元気にKO負けを喫して以来、約9カ月ぶりに桜井が復活。桜井は大応援団の洋平コールの中、リングに上がる。

 対する水落はGP 2ndROUND出場選手の中での実績は劣るものの現在4連勝中。持ち前の粘り強さとパンチ力で番狂わせを起こすことが出来るか?

 1R、いきなり水落が右ロー。桜井はジャブを突いて距離を測り、距離が詰まるとすぐにヒザ蹴り。右ミドルから強烈な左フックを当てる。

 桜井はパンチで突っ込む水落に組みついて押し倒す。桜井が強烈な左のジャブから右のヒザ蹴り。水落はワンツーで前進。桜井はそこに組みつく。水落はガードを上げてロー。桜井はそのローを受けるけど、左ヒザ蹴りから左右のフック! しかしここで水落の右ストレートがヒット! この一撃で桜井がダウンを奪われる!

 再開後、ダメージを回復させるために組む桜井。しかし水落は左フックを効かせると一気に前進! 桜井もパンチを返すが後退してしまう。

 一気にパンチで前進する水落! ここで桜井が右ストレート、左フックがヒットする。しかし水落は組み付いて倒れ際に桜井の顔面にヒザ蹴り! 水落は立ち上がった桜井をロープに詰めてパンチで滅多打ちにする。

 2R、右ストレート、ミドルで前に出る桜井。水落は組みの攻防になってもヒザ蹴り、左フックから右ストレート! これで下がる桜井! 水落はその桜井を追いかけて右ストレート! これで桜井が2度目のダウンとなる! 再開後、水落がヒザ蹴り、右ストレート、そして右ロー。

 再び桜井をロープにまで詰めて左右の連打を浴びせる。桜井は右ストレートでそれに応戦。水落は距離が詰まると、桜井のバランスを崩してヒザ蹴りを打つ。

 桜井も首相撲の攻防から水落をロープに詰めて右ストレート。桜井は一発パンチを当てて組む。そして桜井の右ストレートが水落の顔面を捕らえて、水落がバランスを崩す。必死に右ストレートから前に出る桜井。水落もそこに左フック、右! 

 桜井は右ミドルから強引に組み付くと、思わずヒジ打ちを打とそうとする水落。

  桜井には組み付き多様で、水落にはヒジ打ちで口頭注意が与えられる。再開後、水落が右ストレートから前進! ここでパンチの打ち合いになると水落の左フックがクリーンヒット! これでバタリと崩れ落ちる桜井! 水落が桜井から計3度のダウンを奪い激勝! 大波乱を起こした。



▼第1試合 Krushライト級グランプリ2009リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
青津潤平(NPO JEFA)
判定3−0 ※三者とも30−27
宮下トモヤ(パワーオブドリーム)

 Krushライト級GP2009Round.2リザーブマッチはRound.1で山本真弘と対戦した青津VSDEEPで活躍する総合格闘家の宮下という顔合わせとなった。

 1R、サウスポーの宮下はローを蹴りながら左ストレート。青津はそれをブロックして右ミドルを蹴り返す。右フックから左ストレートを返す宮下に右フックを打つ青津。右アッパーから飛び込む宮下。青津はその打ち終わりに左フックを返す。前蹴りで宮下を下がらせて左ローの青津。

 青津は右ストレートから前に出て、さらに右ミドル。宮下を後退させる。

 2R、パンチで飛び込む宮下に左フックを立て続けに当てる宮下。宮下が右ローを蹴ると、青津がそこに右ストレートで前に出る。青津は前蹴りで宮下を下がらせて飛びヒザ蹴り。宮下は距離を取りながら右フック。青津は宮下の顔面に前蹴りを蹴る。そしてここから青津はボディへのヒザ蹴りで前進。そしてここで青津が右のバックブロー! これ青津でダウンを奪う。

 再開後、ワンツー、そして飛びヒザ蹴りで前に出る青津。宮下は何とかこれを凌ぐ。

 3R、右ストレートと前蹴りで前に出る青津。ダウンを奪ったバックブローのフェイントを見せる。ワンツーで飛び込む宮下。青津は前蹴りと前蹴りのフェイントから前に出て、パンチから右ハイキック。

 そして右ストレートを効かせると、そこから左フック! 下がる宮下にヒザ蹴りを放つ。ガードを固める宮下に左右の連打を打つ青津。宮下は組んでそれを凌ごうとするが、青津は離れ際のハイキック。最後まで攻め続けた青津がキッチリと判定勝利をものにした。


▼オープニングファイト 第2試合 70kg FIGHT K-1ルール 3分3R
小西拓槙(M-BLOW)
KO 1R1分52秒
内村洋次郎(パンクラスP’sLAB東京/初代ZSTウェルター級王者)



▼オープニングファイト 第1試合 60kg FIGHT K-1ルール 3分3R
小川 翔(OISHI GYM)
TKO 1R2分40秒
小澤量哉(士心館)

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