K’z FACTORY 「龍争虎闘 -Kitazawa Shooto 2009- Vol.2」 2009年9月4日(金)東京・北沢タウンホール
開場17:30 開始18:00
▼メインイベント(第8試合) フライ級 5分3R
○吉岡広明(パラエストラ和泉/世界同級8位) 一本 2R3分8秒 ※フロントスリーパー
●阿部博之(SHOOTO GYM K’z FACTORY/世界同級6位) 2007年9月の生駒純司戦以来の公式戦出場となった吉岡。これまでのバンタム級からフライ級に階級を下げて、7年2カ月ぶりの勝利を目指す。
対する阿部は今年5月に春崎武裕をスリーパーホールドで下し、世界ランキング入り。ランキング上、吉岡を迎え撃つ一戦となった。 1R、互いにサウスポーの両者。阿部が左ストレートから飛び込み、吉岡をテイクダウンすることに成功する。ガードポジションを取る吉岡は足を効かせて三角絞めを狙いつつ、阿部をラバーガードに捕獲。阿部にパスガードするチャンスを与えない。 しかしブレイク後、再び阿部が吉岡をロープまで押し込むと、ここから豪快な投げで吉岡をテイクダウン! この投げで動きが止まった吉岡に対して、阿部は鉄槌とパウンドの嵐!
ピンチを迎えた吉岡だったが必死に足を効かせて、阿部のパウンドを阻止。阿部は終了時間が短くなると腕十字を仕掛けるが、吉岡はそれを極めさせない。 2R、両手を伸ばして上下させ、スタンドで距離を測る吉岡。阿部はそれに間合いを詰めることが出来ないが、思い切り良くパンチで飛び込んで吉岡をテイクダウンする。
しかしここから吉岡はオモプラッタ! 阿部はそれをディフェンスしつつ、吉岡のバックを取ろうとするが、吉岡もそれを許さない。 そして吉岡がハーフガードからアームロック、そしてスイープ。再びバックを取ろうとした阿部が上のポジションをキープしようとしたところで吉岡がフロントスリーパー! これがガッチリと極まって阿部がタップ! 吉岡が得意のガードポジションからの寝技で阿部からタップを奪った。
▼セミファイナル(第7試合) バンタム級 5分2R
○赤木敏倫(総合格闘技道場コブラ会) KO 1R39秒 ※右フック ●松藤裕晴(和術慧舟會RJW) 復帰戦となった北原史寛戦ではドローに終わった赤木が5ヶ月ぶりに登場。対戦相手の松藤はデビューから連敗が続いていたが、現在3連勝中と波に乗っている。 1R、赤木の前足にローキックを集める松藤。赤木はそれを受けつつ、上体を低くして左右のフックで前に出る。するとこの右フックが松藤の顔面にクリーンヒット! 松藤がそのまま後方にバッタリと倒れ、赤木が追撃のパンチを落とそうとしたところでレフェリーが試合をストップ。松藤は担架でリングを降りるほどのダメージを負い、赤木が戦慄の秒殺KO勝利を収めた。
▼第6試合 ウェルター級 5分2R
○小知和晋(和術慧舟會東京本部) KO 1R3分6秒 ※左フック ●近野淳平(ロデオスタイル) ウェルター級転向後は2連続KO勝利中の小知和VS打撃を得意とする近野の一戦。 1R、互いに距離を測るように軽く打撃を出す展開が続く中、小知和がパンチから距離を詰めてテイクダウンに成功する。ここで小知和が反則となるボディへのヒジ打ちを出してしまい、レフェリーから減点1が与えられ、ブレイクとなる。 しかし再開後、小知和の左フックが近野の顔面を打ちぬき、そのまま試合がストップ! ヒジ打ちの反則はいただけなかった小知和だが最後はきっちりとKOで試合を締めくくった。
▼第5試合 ウェルター級 5分2R
△三浦 忍(和術慧舟會東京本部) 判定1−1 ※20−19、19−20、20−20
△西岡耕治(久我山ラスカル) 五味隆典率いる久我山ラスカルのプロ第1号の西岡が下北大会に登場。ここまで1敗1分とまだ勝ち星のない西岡は安定感のあるテクニシャンファイター三浦に挑んだ。 サウスポーの西岡は1Rから三浦に組み付き、何度もテイクダウンを仕掛ける。三浦はそれを防御しつつ、細かくパンチを当てる。ラウンド終盤には西岡が片足タックルでテイクダウンに成功するも、三浦は背中をマットにつけずに寝かせられない。 2Rに入っても西岡がテイクダウンを狙い、三浦がそれを切って打撃という展開が続き、ここも西岡が終了間際に片足タックルでテイクダウンに成功。三浦がフロントチョークを狙ってところで試合終了となった。どちらも決め手に欠ける試合はレフェリーが3者3様のドロー。西岡のプロ初勝利はまたもお預けとなった。
▼第4試合 ライト級 5分2R
○柳澤雅樹(パラエストラ東京) TKO 1R1分17秒 ※ドクターストップ ●亘理崇麿(パラエストラ仙台) ▼第3試合 バンタム級 5分2R
○戸澤真澄美(GRABAKA) 判定3−0 ※20−19、20−19、20−18 ●金内雄哉(グレイシー・バッハ東京) ▼第2試合 バンタム級 5分2R
○渡辺明伸(roots) TKO 2R4分46秒 ※レフェリーストップ ●小泉慶嗣(和術慧舟會東京本部) ▼第1試合 フェザー級 5分2R
○吉田 勲(ノースキングス) 判定3−0 ※20−18、20−19、20−18 ●石橋佳太(和術慧舟會Duro) |