ガッツマンプロモーション 「SHOOTING DISCO 10〜 TWIST & SHOOTO〜」 2009年9月20日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 開始18:00
▼メインイベント(第9試合) ミドル級 5分3R ○佐藤洋一郎(グレイシー・バッハ東京/世界同級6位・環太平洋同級2位) TKO 2R2分16秒 ※レフェリーストップ ●新美吉太郎(ALIVE/環太平洋3位) 新人王トーナメントに出場中でありながら、ワンマッチで実績を積み世界ランキングで6位にも入っている佐藤。この日は環太平洋のチャンピオンシップにも出場経験がある新美に挑んだ。 1R、右フックから前に出て行く新美。さらにそこから左ミドルを蹴っていく。佐藤はそれをブロックしつつ、新美の左フックをブロックして左フックのカウンター。
右ストレートから右ローにつなげる。組み付いた新美は佐藤をテイクダウンするも、佐藤はすぐに新美の体を蹴り放してグラウンドでの攻防を許さない。 そして佐藤は左フックから右ローという対角線コンビネーションで新美を攻め込み、新美の頭が下がったところに打ち下ろすような右ストレート! 新美も必死に佐藤をテイクダウンするが、佐藤を寝かせ切ることが出来ない。 逆に佐藤は打撃の圧力をどんどん増して、コーナーを背負った新美に右ストレート! さらにそこから返しの左フックや左アッパーを突き刺し、新美がバランスを崩す。何とかラウンド終了のゴングまで持ち越えた新美だったが、ダメージは大きい。 2Rに入っても佐藤は左フックのカウンター、そして強烈な右ストレートで新美を圧倒。新美のタックルを切り、距離が開けば右ローを蹴り込み、新美に反撃のチャンスを作らせない。
そして新美の顔面に容赦なくパンチを打ち込み続けると、防戦一方になった新美を見てレフェリーが試合をストップ。佐藤がこの日もインパクト大のKO勝利を呼び込んだ。
▼セミファイナル(第8試合) バンタム級 5分3R ○菅原雅顕(和術慧舟會Duro/世界同級10位) 判定2−1 ※30−28、28−30、29−28 ●田中寛之(直心会格闘技道場) 7月の後楽園大会では赤木康洋を鋭い打撃でKOし、世界ランキング入りを果たした菅原。対する田中は徹肌ィ朗と扇久保博正に連敗。今年3月のエダ“塾長”こうすけ戦でも引き分けており、ここ3戦は勝ち星から遠ざかっている。 1R、持ち前の打撃で一気に圧力をかけていく菅原に対し、田中はそこにカウンターの左フック。これを確実に当ててそこから右ハイキックにつなげる。さらに田中は距離が詰まると果敢にテイクダウンを狙い、グラウンドになるとすぐにパウンド。菅原は寝技の展開に持ち込ませないもののやや後手に回る。菅原は右ロー、そして左の奥足ローで攻めるが、田中はそこに右のパンチを合わせる。 2R、このラウンドも前に出てくる菅原に田中が上手く距離を取りながら打撃を当てるという展開が続く。左右のパンチでガンガン前に出て行く菅原。田中はそれをブロックして左フックを基点に、左のパンチで攻撃を組み立てる。 ここも一進一退の攻防を繰り広げる両者だったが、菅原がパンチで田中を後退させてそこに右のヒザ蹴り! これが田中のボディを捕らえる。ここから菅原がパンチの手数を増やし、ガードを固める田中に左ボディ、そして左右のフックを打ち込む。 3R、菅原は左のパンチで飛び込み右ストレート。田中のガードが高いと見ると左ボディから右フックを打ち込む。田中は下がりながらも右ストレートで応戦。左フックから右ハイキックを蹴る。さらに田中はタックルでテイクダウンを狙うが菅原は倒れない。 そして菅原は田中をロープまで詰めると互いに足を止めて激しい打ち合い! 場内が大きく盛り上がる。菅原は打ち合いの中でもパンチだけにならず右のヒザ蹴りを多用。これで田中が下がる。最後は菅原が田中をコーナー際に後退させ、パンチで打ち合ったところで試合終了となった。 判定はスプリットとなったものの菅原が勝利。試合後、マイクを握った菅原は「コミッションの方たちに言いたいことがあるんですけど、僕はあんまり負けてないのにランキングが10位というのは納得がいかないです。なので次は上位ランカーの選手とぶつけてもらえるとうれしいです」と上位ランカーとの対戦をアピールした。
▼第7試合 フライ級 5分2R ○室伏カツヤ(roots) 判定2−0 ※19−19、20−19、20−18 ●ヒートたけし(和術慧舟會RJW/世界同級4位) 今年2月に室伏シンヤをスリーパーで下し、世界ランク入りを果たしたヒート。しかし7月の後楽園大会ではATCHアナーキーとのランカー対決に敗れている。一方の室伏は1月にタイガー石井に勝利して連敗から脱出。ランキング入りと実弟カツヤのリベンジをかけてこの試合に臨む。 1R、リーチのあるヒートに対して細かいパンチで前に出る室伏。組みの攻防でも互いに譲らない。試合がスタンドに戻ると、室伏のパンチでバランスを崩すヒートは下から足関節。これに対し室伏も足関節で応戦し、ヒールホールドでヒートの足をひねり上げる。 体を回転させて逃げようとするヒートだったが、室伏はしつこく足関節を狙い続ける。この状態がかなり時間続いたが、ヒートは室伏の顔を殴りつつ、何とかエスケープ。逆にヒートが膝十字を仕掛けたところでラウンド終了。 2R、ヒートは左フックを当てて室伏をテイクダウン。担ぎパスガードを狙いつつ、パンチを落としていく。室伏は下からヒートの足を取ってタックルでテイクダウンを仕掛ける。ヒートはネルソンのような態勢で室伏の体を返そうとするが、室伏が上のポジションをキープする。 室伏はしっかりとヒートを押さえ込みつつ、細かくパンチを落とす。ブレイク後、室伏はすぐにタックル、ヒートからテイクダウンを奪う。ヒートは下からオモプラッタや三角絞めを仕掛けるが、室伏はそれをディフェンス。室伏が世界ランカーのヒートを下す金星を挙げた。
▼第6試合 フェザー級 5分2R △直撃我聞(PUREBRED大宮) 判定1−0 ※20−19、19−19、19−19 △細井鷹飛呂(パラエストラ松戸) ▼第5試合 ミドル級 5分2R ○高木健太(PUREBRED川口REDIPS) TKO 2R3分30秒 ※レフェリーストップ ●杉浦“C坊主”博純(シューティングジム大阪)
▼第4試合 バンタム級 5分2R △細谷健二(和術慧舟會東京本部) 判定0−0 ※3者とも19−19 △井島裕彰(GUTSMAN・修斗道場) ▼第3試合 バンタム級 5分2R ○高野祥之(シューティングジム八景) 判定2−0 ※19−18、19−18、19−19 ●ナカシ(和術慧舟會トイカツ道場) ▼第2試合 フェザー級 5分2R ○河野啓太(GUTSMAN・修斗道場) 判定3−0 ※3者とも20−18 ●安永有希(東京イエローマンズ) ▼第1試合 ウェルター級 5分2R ○大宮ハント(PUREBRED大宮) 判定3−0 ※3者とも20−18 ●作田啓司(パラエストラ千葉)
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