Krush実行委員会 「Krush.4」 2009年9月22日(火・祝)東京・後楽園ホール 開場11:00 本戦開始12:00 オープニングファイト開始11:30▼メインイベント(第8試合)Krush
70kg Tournament 2009 〜Road to MAX〜準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R ○中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット) 判定3−0 ※3者とも30−29 ●山内裕太郎(team
Pitbull) “全日本キック中量級のエース”山内がトーナメントに参戦。これまで数々の激闘を繰り広げてきた山内だが、今年はKrushで廣野祐に判定負け。
敵地NJKFに乗り込んでの健太戦でも判定で敗れており、今年は2連敗という結果に終わっている。トーナメント制覇で完全復活をアピールし、K-1MAXへの道を開くことが出来るか? 一方の中島はプロデビュー以来、9戦9勝(7KO)という破竹の快進撃を続ける21歳の新鋭。このトーナメントを制し、熱望するK-1MAXへの出場を目論む。 1R、右ローを蹴って攻撃を組み立てようとした山内だったが、いきなりそこに中島の右ストレートがヒット! バランスを崩す山内に一気に襲い掛かる中島。
山内をロープに詰めるとパワフルな左右のフックを打ち込んでいく! これをもらう山内だったがガードを固めることなくパンチで応戦! 開始直後から激しい殴り合いとなり、場内のボルテージが一気に上がる。下がる山内に圧力をかけ、パンチで前に出続ける中島だったが、山内もそこに右アッパー!
これで中島の顔を跳ね上げさせる! そして山内は飛びヒザ蹴り! 中島のパンチをもらいながらも攻撃を返し、中島のボディに左右のフックを叩き込む。 2R、ジャブを突いて山内を下がらせる中島。そしてそこから右フックを強振! 山内のガードの上からでも拳を打ちつける。山内そこに右のパンチを返して、そこから返しの左フック。打ち合う中でも左ボディ、右フック、そして右ローと攻撃を散らしていく。 しかし中島が前に出て圧力をかけ続けて、山内を後退させてワンツー、左右のフックを打ち込む。さらに中島は山内がロープを背負ったところで左のテンカオ! これが立て続けに山内のボディにめり込み、中島が山内の体力を削っていく。 3R、パンチから右ロー、そして前蹴りを蹴る山内。右ストレートを打ってそこから左フック、そして右アッパーを突き上げる。中島は山内のローに合わせて右ストレート、鋭いジャブを突いて距離を測りつつ、そこから左右のフックで前に出る。そして右のパンチから中島が左右の連打! 山内の頭が下がるとそこにヒザ蹴り。山内も左ボディ、右アッパー、左フックで応戦。右ローを蹴りつつ、飛びヒザ蹴りも放つ。終了間際、両者は再び足を止めて打ち合い、試合終了のゴングまで場内を大興奮させた。 9分間ほぼノンストップで打ち合う大激闘は1Rに山内をぐらつかせた中島が判定3−0で勝利! 連勝記録を10に伸ばすと共に大物日本人越えを果たし、その実力が日本でもトップクラスであることを証明した。
▼セミファイナル(第7試合)Krush
70kg Tournament 2009 〜Road to MAX〜準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R ○廣野 祐(NPO
JEFA/J-NETWORKミドル級王者) 判定3−0 ※3者とも30−28 ●蜜山剛三(Five
Rings Dojo/K-1推薦選手) Road
to MAXを銘打たれたKrushの70kgトーナメントが今大会から始まる。4人参加で行われるトーナメントは今日を開幕戦とし、決勝戦は11月2日に開催される「Krushライト級グランプリ2009〜決勝戦Final
Round〜」で行われる。 トーナメント1回戦・第1試合に登場する廣野はKrushで山内裕太郎、横田一則を撃破。Krushの中量級において中心人物となりつつある存在だ。
対する蜜山はK-1推薦選手としてトーナメントに参戦する選手。オーストラリアに拠点を置き、城戸康裕、白須康仁、ヴァージル・カラコダとの対戦経験がある。 1R、互いにサウスポーの両者。ガードを上げて廣野が圧力をかけて前に出て行くと、蜜山はそこに右ミドルや左ローを蹴っていく。
しかし廣野はそれをしっかりとカットしながら左ロー、右インロー、奥足ローを蹴っていく。そして蜜山のガードの間を狙って左アッパー、そしてヒザ蹴り。蜜山を後退させ続ける。 2R、ここも1Rと同じように圧力を生かして前に出て行く廣野。パンチとヒザ蹴りのコンビネーションで攻め込むと、右のヒザ蹴りが蜜山の顔面にヒット! これで蜜山がバランスを崩すと、廣野はパンチとヒザ蹴りで猛ラッシュ!
コーナーを背負った蜜山に左のヒザ蹴りを突き刺し、ダウンを奪う。再開後、廣野はパンチとヒザ蹴りを中心とした攻撃を繰り返し、蜜山にダメージを与える。 3R、前に出てくる廣野を前蹴りで突き放し、パンチから右ローにつなげる蜜山。廣野も前に出てアッパー、ヒザ蹴りを繰り出すが、ここまでのラウンドほど蜜山の動きを捉えることが出来ない。逆に蜜山は下がりながらもロー、ミドルを蹴り返していく。廣野も細かく手数を出して蜜山を仕留めようとするが、蜜山も必死に抵抗してそれを許さない。試合は判定決着となったが、2Rにダウンを奪った廣野がきっちりと勝利をものにした。
▼第6試合 Krush
VS RISE 55kg FIGHT K-1ルール3分3R延長1R ○寺戸伸近(青春塾/M-1バンタム級王者) 判定3−0 ※30−29、29−28、29−28 ●梅原タカユキ(TARGET/2007RISING
ROOKIES CUP55kg級準優勝) 二戸伸也の勝利により、RISE勢が1勝を上げた形で迎えた対抗戦・第2戦。RISEからはRISE初代55kg級王者を決めるチャンピオンマッチで森田晃允と接戦を演じた梅原が登場。
それを迎え撃つ寺戸は全日本&M-1バンタム級王者で、この階級では日本トップクラスの実力の持ち主。キャリアでも梅原=11戦、寺戸=27戦と、梅原が寺戸に挑む形の試合となる。 1R、鋭い右ローを蹴る寺戸。寺戸は細かいパンチからこの右ローに攻撃をつなげていく。梅原もそれを受けて左ミドルを蹴り返すが、寺戸は確実に右ローを当てていく。
パンチで梅原のガードを上げさせてそこに右ローを蹴っていく寺戸。梅原がロープに詰まると左ボディ! さらにそこからパンチの連打をまとめる。梅原も寺戸のローに右ストレートを合わせようとするが、寺戸は右ローを蹴り続ける。 2R、ここもパンチと右ローで攻め込んでいく寺戸。このまま寺戸ペースで試合が進むかに思われたが、梅原は寺戸の攻撃をブロックして耐え凌ぎ、左ミドルを蹴って前に出て行く。
そして寺戸のローに梅原がワンツー! 寺戸の右アッパーに右ストレートを合わせて、寺戸を後退させる。寺戸も下がりながら左ミドル、右ローを蹴るが、梅原の前進は止まらない。梅原はパンチからローで寺戸を攻め込んでいく。 3R、ここまでの展開は五分と五分。寺戸はパンチをまとめて飛びヒザ蹴りで一気に前に出て行く。それをブロックして梅原はワンツーから右ロー。2Rと同じように寺戸の攻撃を受けて、すぐに自分の攻撃を返していく。
しかし徐々に寺戸が手数で梅原を上回り、左ボディ、右アッパー、飛びヒザ蹴り! 右ストレートを連打して梅原を後退させる。梅原も必死に左ミドルを蹴り返すが、寺戸は前に出て手数を止めない。最後は寺戸が手数で梅原を押し切る形で試合終了。 判定は3−0で寺戸が勝利したものの、ジャッジ2名が29−28というポイントをつけたように梅原が寺戸に肉薄する試合内容となった。
▼第5試合 Krush
VS RISE 55kg FIGHT K-1ルール3分3R延長1R ○二戸伸也(クロスポイント吉祥寺/2007RISING
ROOKIES CUP55kg級優勝) 判定2−0 ※29−29、29−28、30−29 ●瀧谷渉太(桜塾) 遂に今大会から対抗戦の火蓋が切って落とされることとなったKrushとRISE。その最初の戦いとなる試合は新空手出身で全日本バンタム級1位にもなった瀧谷VS2008
RISING ROOKIES CUP 55kg優勝の二戸。 1R、サウスポーの瀧谷に対してガードを上げて一気に距離を詰める二戸。自分の左に周りながら細かくパンチをまとめる。瀧谷も突っ込んでくる二戸にパンチを返すがクリーンヒットはない。
逆に二戸は瀧谷の武器である前蹴りやミドルの間合いを作らせず、常にプレッシャーをかけて近い距離でパンチをまとめる。さらに二戸はそこからヒザ蹴り、右ミドル。組み付きが多くレフェリーからは注意が与えられたものの、二戸が上手く距離を潰して戦ったラウンドとなった。 2R、1Rと同じように瀧谷との距離を潰していく二戸。そして瀧谷が下がったところに右のボディストレート! これで瀧谷の動きを止めると、そこから左フック! ガードを固める瀧谷に二戸が一気にパンチのラッシュを仕掛ける。
瀧谷もパンチで二戸と打ち合うが、近距離でのパンチは二戸の方が上か。二戸のパンチで瀧谷が下がる場面が目立つ。さらに二戸はパンチの中にも上手くヒザ蹴りを織り交ぜ、瀧谷の体にヒザ蹴りを突き刺す。
ここまで劣勢が続く瀧谷だったが、二戸の奥足を狙って左ローを蹴っていく。そしてそれをフェイントにした左ハイキックを蹴る。 3R、瀧谷は右の前蹴りから左の飛びヒザ蹴り! 距離を詰めようとする二戸を前蹴りで突き放して左ミドル、ハイ、インロー、そして奥足ローを蹴っていく。
何とか前に出て距離を詰める二戸だったが、ここまでのラウンドのように手数が出ない。逆に瀧谷はコツコツと奥足ローを当てていく。
それでも二戸は何とか前に出て右アッパーから左フックとパンチを繰り出す。前半のラウンドを二戸が攻め、後半から瀧谷が盛り返すという試合展開になったが、判定は2−0で二戸! 二戸が敵地でKrush勢の瀧谷から勝利をもぎ取った。
▼第4試合 60kg FIGHT K-1ルール3分3R延長1R
○中須賀芳徳(OGUNI/NJKFスーパーフェザー級1位)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−27
●青津潤平(NPO JEFA)
▼第3試合 60kg FIGHT K-1ルール3分3R延長1R
○卜部功也(西山道場)
延長判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●永野裕典(和術慧舟會DURO)
▼第2試合 60kg
FIGHT K-1ルール3分3R延長1R ○卜部弘嵩(西山道場) 判定3−0 ※3者とも30−28 ●上杉隼士(超越塾)
▼第1試合 60kg FIGHT K-1ルール3分3R延長1R
○TSUYOSHI(チームドラゴン)
判定3−0 ※3者とも30−24
●ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピッドジャパン)
▼オープニングファイト2 60kg
Fight K-1ルール 3分3R ○伊藤将彦(STRUGGLE) 判定2−0 ※30−29、30−29、29−29 ●畑尾龍宏(REX JAPAN) ▼オープニングファイト1 60kg
Fight K-1ルール 3分3R ○森川修平(KSS健生館) 判定3−0 ※3者とも30−28 ●清宮拓(はまっこムエタイ) |