M-1
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ
第29回ウィラサクレックジムアマチュア大会」
2009年10月4日(日)千葉・ウィラサクレック天王台ジム
計量13:00 開始14:15
▲70kg級の決勝戦。優勝者は小嶋良太(WSR幕張)
一般の部では同大会初となる賞金マッチが行なわれた。これはウィラサクレックジムの各ジムで選抜された選手がトーナメント形式で優勝者が賞金を総取りするというものだ。この賞金マッチは、アマチュアの試合を今以上に盛り上げるためと、やる気を引き立たせるために開催を決意したという。
賞金マッチは60kg級と70kg級が行われ、試合前に抽選が行われ、カードが決定。
→賞金マッチの組み合わせ抽選会の模様
60kg級の部では、K-1甲子園に出場した池上大将(WSR蕨)が出場。本命と目される池上は期待を背に順当に勝ち進み、決勝へと駒を進めた。決勝で迎えた相手は新進気鋭の野口拳矢(WSR天王台)。
ほぼ互角のまま2Rを迎えると、野口がパンチで池上からダウンを奪う。これが決め手となり、判定で野口が勝利し、60kg級トーナメントを制した。
→60kg級で優勝した13歳の野口拳矢
優勝した野口はなんと中学1年生(13歳)であることが判明。キャリアで劣る野口が勝利を収め、賞金50,000円を手中に収めた。
70kg級では、M-1アマチュアの名物選手である宇佐美剛(WSR三ノ輪)が出場。試合に出場する度に必ずといっていいほど会場を沸かせるため、M-1アマチュアでは欠かすことのできない選手だ。
その宇佐美だがローやミドルをうまく打ち分け初戦を突破。準決勝では初戦で試合を終始コントロールして勝利した小嶋良太(WSR幕張)と激突。小嶋のミドルや首相撲に苦しむ宇佐美は、この苦境を打破できず惜しくも準決勝で敗退。
→M-1アマチュアの名物選手、宇佐美剛
決勝は中林剛(WSR荒川)と激突。小嶋はしつこい右ローで活路を見いだし、時折ミドルを加えていく。中林も首相撲やミドルで応戦するも、小嶋はコツコツと右ローを当てていく。次第に会場内が試合と共にヒートアップしていく。
互いに倒しきれずに判定へと持ち込まれ、小嶋が70kg級トーナメントを制覇。試合後にはリング上で仲間達と共に大団円を組み、喜びを分かち合いながら記念撮影に応じていた。
→70kg準決勝・宇佐美剛VS小嶋良太
60kg級優勝の野口は天王台ジム、70kg級優勝の小嶋は幕張ジムと、揃って千葉勢のジムが優勝する結果となった。
次回大会は12月13日(日)ジュニア大会終了後に一般の部が開催予定。
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