GCMコミュニケーション
「VALKYRIE 03」
2009年10月24日（土）東京・ディファ有明
開場12：30　開始13：00

▼メインイベント（第7試合）　女子フェザー級（52.2kg）　ヴァルキリールール　3分3R
○瀧本美咲（空手道禅道会横浜支部）
TKO　3R51秒　※レフェリーストップ
●茂木康子（ストライプル）

　ヴァルキリーのプロデューサーでもある茂木が選手として金網に初登場。

　 瀧本と茂木は練習仲間という間柄でもあるが、互いに「茂木さんが相手でも関係なくやらせてもらいます。練習仲間を殴れないという選手はいると思いますが、私はそんなこと言いません」（瀧本）、「私もむしろ殴りたいと思います」（茂木）と話す。果たして金網での友情対決を制するのはどっちだ！？

　1R、瀧本はガードを上げて右ロー、ジャブから右ストレート。茂木の攻撃をディフェンスしながらコツコツと打撃を当てる。組み付こうとする茂木を突き放す瀧本。茂木のタックルを切ると、瀧本は茂木の顔面に一気にパウンド。立ち上がった茂木に金網際で連打を集める。

　2R、瀧本は茂木に組み付いてボディにヒザ蹴り。どちらもテイクダウンすることなくブレイクという展開が続く。

　 しかし試合がスタンドに戻ると茂木が瀧本のローに右ストレート！　ここまで打撃では劣勢だった茂木がパンチで瀧本を後退させる。瀧本もパンチから左ミドル。茂木は左ミドルを空振りさせてタックルでテイクダウンを奪うが、残り時間が少なく攻めることが出来ない。

　3R、瀧本は右ローを蹴りながら前進。茂木を金網に詰めると一気に連打！　ガードを固める茂木に瀧本は左右のフック、ボディを乱れ打ち！　茂木の動きが止まったところでレフェリーストップとなり、瀧本がTKO勝利を収めた。

▼セミファイナル（第6試合）　46kg契約　ヴァルキリールール　3分3R
○大室奈緒子（和術慧舟會東京本部）
判定3−0
●関　友紀子（フリー）

　1R、互いにサウスポーの両者。大室は右フックから左ストレート。関はローを蹴りながら左ストレートを返す。ここから組みの攻防になるが、どちらも粘り強く相手にテイクダウンを阻止し、ブレイクとなる。

　 終盤、大室は関を金網に押し込んで、離れ際に左右の連打。さらに片足タックルでテイクダウンを奪う。

　2R、関が左ストレートで前進。大室はそこに右フックをかぶせる。そこからパンチで前に出る大室は関に組み付いて、テイクダウンを狙いながらヒザ蹴り、離れ際に連打をまとめる。

　 そして関がパンチを打ち返したところで、大室がカウンターのタックル！　そのまま関を寝かせる。大室はパンチを打ちながらバックを狙うと、背中を見せながらも立ち上がる関。大室は関の体を振り回してテイクダウンを狙う。

　3R、左ストレートで一気に前に出る関。大室はそこに組み付くがブレイクとなる。ブレイク後、大室はプレッシャーをかけて前に出て右フックから左ストレート！　関もこれには下がらず左ストレートを返す。大室はパンチだけでなく左ミドルも蹴り、さらにタックルで関をテイクダウン。最後はグラウンドのままで試合終了。大室が判定3−0で勝利した。

▼第5試合　女子バンタム級(48.5kg)　ヴァルキリールール　3分3R
○SACHI（総合格闘技闇愚羅）
一本　2R2分32秒　※腕ひしぎ十字固め
●村浪真穂（和術慧舟會トイカツ道場）

　1R、タックルでテイクダウンを狙うSACHI。村浪は金網を背にして、それを切って鉄槌を落とす。ブレイク後、SACHIはすぐにタックルで村浪をテイクダウン。しかしここは互いに展開がないままブレイク。再開後、ここでもタックルに入るSACHIに村浪は横三角、アームロックを狙う。

　2R、1Rと同じようにタックルでテイクダウンを狙うSACHI。村浪を寝かせると、ここからじっくりとパスガード、マウントポジションを奪うと、最後はそこから腕十字！　SACHIが村浪からきっちりと一本勝利を収めた。

▼第4試合　女子バンタム級(48.5kg)　ヴァルキリールール　3分3R
○スギロック（和術慧舟會A-3）※杉山直歩から改名、プロデビュー戦
判定3−0
●♂ha＠THE♀（＝アゲハアットティーエッチイー/パラエストラ柏）

　1R、スギロックは♂ha＠THE♀の首投げを潰して、グラウンドで上を取ると鉄槌。さらにスギロックは♂ha＠THE♀のボディにヒジ打ち、体を起こしてパンチを落とす。

　2R、テイクダウンを狙う♂ha＠THE♀に対して、スギロックはヴァレリーキック（腿へのカカト落とし）！　テイクダウンを奪ったスギロックは♂ha＠THE♀の腕を膝で潰してパウンド。アームロックも狙う。

　3R、距離感を掴んだスギロックはサウスポーの♂ha＠THE♀にインローを連打！　組んだ状態からヒザ蹴り、ヴァレリーキック。

　 ♂ha＠THE♀のギロチンを抜いてグラウンドで上を取ると、パウンドで一気に攻め立てた。多彩な打撃を見せたスギロックが♂ha＠THE♀を判定で下した。

▼第3試合　女子フライ級(45.4kg)　ヴァルキリールール　3分2R
○ハッピー福子（総合格闘技道場コブラ会）※浜田福子から改名
一本　2R1分1秒　※腕ひしぎ十字固め
●高木佑子（総合格闘技闇愚羅）※プロデビュー戦

　1R、引き込む高木を金網に押し込むハッピー。これがブレイクになると高木の首投げに対して、頭を抜くようにバックを取り、腕十字。これは腕を抜かれて逃げられるが、すぐにグラウンドで上を取ってパンチを落とす。

　2R、高木のバックブローがヒット！　これでバランスを崩すハッピーだったが、引き込む高木をパスして腕十字を極めた。

▼第2試合　女子ウェルター級(56.7kg)　ヴァルキリールール　3分2R
○あやめ（和術慧舟會RJW/H.T.W道場）※三浦絢女から改名、プロデビュー戦
判定3−0
●森雅恵（総合格闘技闇愚羅）

　1R、右ローと右ストレートで前に出る森。あやめは森を左フックで下がらせると、テイクダウンを狙いつつ、クリンチアッパーを突き上げる。

　2R、ここもあやめは左フックから前に出て首投げ。そこからアームバーを狙いつつ、森の顔面に鉄槌を落とす。森に立たれてしまうあやめだったが、スタンドでも左フックを中心に森を攻めた。

▼第1試合　46kg契約　Giグラップリング・プロルール　3分2R
○杉内由紀（ポゴナ・クラブ）
一本　2R47秒　※腕ひしぎ十字固め
●田中由紀（K太郎道場）

　1Rは田中のギロチンに捕まり、ディフェンスに回る場面が多かった杉内だったが、2Rに引き込む田中をパスすると、最後はマウントポジションから腕十字。きっちりと一本勝ちを収めた。