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【UFC】岡見勇信、吉田善行が敗れる…リョートはショーグンに判定勝ち

2009/10/24


Zuffa
「UFC104 MACHIDA VS SHOGUN」

2009年10月24日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州
ロサンゼルス ステープルズセンター

▼第11試合 ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○リョート・マチダ(ブラジル)
判定3−0 ※三者とも48−47
●マウリシオ・ショーグン(ブラジル)
※リョートが初防衛に成功。

 リョートはいつも通り空手衣での入場。5月23日にラシャード・エバンスを破って獲得したUFCライトヘビー級王座の初防衛戦を迎える。UFC戦績は7戦全勝(総合格闘技戦績も15戦全勝)。リングサイドでは女優のデミ・ムーアがリョートの写真を撮るためにカメラを構える。

 挑戦者はPRIDEで活躍したショーグン。UFC初戦はフォーレスト・グリフィンに一本負けを喫したが、マーク・コールマンとチャック・リデルから2連続TKO勝利を奪い、挑戦権を獲得した。セコンドには兄のムリーロ・ニンジャ、ジダの姿も見える。ラスベガスの賭け率は4−1でリョート有利の予想。

 1R、サウスポーに構えるリョートは広いスタンス。組んでのヒザ蹴りで先制する。場内からはマチダコールが沸き起こった。ショーグンがインロー、組んでのヒザ蹴りに来たリョートにショーグンがタックル、ケージに押し込み、ヒザを足に見舞う。リョートが差し返そうとして両者離れる。

 リョートが離れた位置から鋭いテンカオ! ショーグンはタックルで突っ込んで行き、ケージに押し込んでのヒザ蹴り。また無理をしてテイクダウンにはこだわらず離れる。ショーグンが左ミドル、両者ローを放つ。両者距離をとった状態から突っ込んでいくが、お互いにバックステップでかわしていく。初回は様子見という展開。

 2R、ステップを刻む伝統派空手のスタイルで、ショーグンのローをかわしていくリョート。左右のパンチで前へ出るとショーグンはサッと下がって両手を広げる。ショーグンは右インロー狙い。

 タックルに行くショーグンにリョートがテンカオを合わせ、テイクダウンされずに離れる。ショーグンも無理はしない。前へ出るショーグンが右ミドル、リョートも突っ込んでの左ミドル。追っていくショーグンの右ローが決まる。

 飛び込んでいくショーグンの右ミドルにリョートが左ストレート。右インローを蹴り続けるショーグンは組みに行くが、金網に押し付けてリョートの右内股へヒザを見舞っていくが、やはり無理にテイクダウンには行かない。

 3R、右ミドルからパンチに行くショーグン、リョートも右ストレートから左ミドル。ショーグンは右インローを蹴り続ける。オーソドックスにスイッチしたリョート。おそらくショーグンの右内股へのインローが効いているのだろう。

 下がってカウンターを狙うリョートにショーグンが右ロー、そしてタックル。ヒジを見舞ってすぐに離れる。今度はリョートの左前足にショーグンが右ローを狙い撃ち。リョートがパンチを繰り出そうとすると、右ミドルを合わせる。

 ショーグンはリョートがサウスポーに構えると右インローを左前足内股に、オーソドックスに構えると左前足への右ローと右ミドルを狙っているようだ。リョートがワンツーで突っ込み、パンチを連打! ケージに追い込まれるショーグンもフックで反撃! リョートはヒザ蹴りと三日月蹴りを混ぜてのパンチ、ショーグンの右フックがヒットし、リョートが組み付く。

 4R、両者ともわき腹が真っ赤だ。ムエタイスタイルで前に出るショーグン、ステップを使うリョート。場内からはマチダコールが沸き起こる。しかし、ショーグンの右ローがヒットし、リョートは攻めあぐねている状態。リョートがパンチで前に出るとショーグンが右ミドル、リョートのハイキックはブロックし、今度は右ロー。そしてタックルへ!

 ショーグンは片足を取りに行くが、リョートはクラッチして防ぐ。これは無理とみたかショーグンが離れる。リョートは連打で前に出るが、ショーグンはロー。パンチの交錯から組み合い、ショーグンは離れ際にヒジ。

 ステップを使って回り込むリョートに、ショーグンが突っ込んで行く。右ローが強烈にヒット! サウスポーに構えるリョートへショーグンが圧力をかけていく。ラウンド終了のブザーが鳴ると、リョートは両手を腰にあてて口を大きく開けながら肩で息。両足をアイシングされる。

 5R、ショーグンの右ローにリョートが大きくバランスを崩す。突っ込んでいくショーグンの右フックにリョートがバランスを崩す。リョートのパンチ連打はしっかりブロックするショーグン。しかし、タックルに入ったところへヒザを合わせられる。

 もう一度ヒザを合わせたリョートに、ショーグンがヒジからフック。さらにタックルへ行ったところにはリョートがヒザを合わせる。パンチ連打で前へ出るショーグンだが、リョートはバックステップでかわしていく。

 残り20秒、詰めていくショーグンにリョートが左ミドル、さらに組み付こうとしたがショーグンがかわす。試合終了のブザーが鳴ると、両者共に両手を挙げて勝利をアピール。場内からは歓声が沸き起こった。注目の判定は……ジャッジ三者とも48−47でリョートの勝利! 僅差の判定でリョートが苦しい初防衛に成功した。

「凄く難しい試合でした。UFCに来てから一番難しかった。3人のジャッジがいて3人とも私につけたので、不満に思う人もいるかもしれないが、それは正しい判断ではないですか。リマッチはいつでも相手になる」とリョート。

 場内からはブーイングも起こり、ショーグンがインタビューを受けると歓声が沸き起こる。「この試合のために4ヵ月練習を積んできました。勝ちたかったけど仕方がない。彼と闘うために1日にローを1000発も蹴ってきた」とショーグン。クロスファイトだっただけに、再戦は必至だろう。


▼第10試合 ヘビー級 5分3R
○ケイン・ベラスケス(アメリカ/アメリカン・キックボクシング・アカデミー)
TKO 2R58秒
●ベン・ロスウェル(アメリカ/ミレティッチ・ファイティング・システム)

 30勝の内28勝が一本・KO勝ちというロスウェルはスキンヘッドの巨漢。今回がUFC初参戦だ。オールアメリカンに2度も選ばれたことのあるレスリング出身のベラスケスは総合戦績6戦全勝(UFC2勝、UFN2勝)を誇る。

 1R、ローから行くベラスケスにロスウェルがパンチを連打、ベラスケスはタックルでテイクダウンを奪い、ケージに押し込んでいく。ケージに手をついて立ち上がろうとするロスウェルの両足をすくい、テイクダウン成功。

 スタンドに戻り、パンチを打ち合う両雄。ベラスケスはパンチのフェイントから片足タックルでテイクダウン。パンチからヒジを落とし、サイドを奪う。抑えこみながら右ヒジを落としたが、ロスウェルは立ち上がる。

 しかし、ベラスケスはすぐに片足タックルでテイクダウン! 倒すと同時にヒジを見舞って行き、サイドにパスすると右ヒジを連打。下から蹴り上げようとするロスウェルにパウンドを見舞い、立ち上がろうとしたロスウェルのバックを奪いマウントへ。ロスウェルもガードに戻すが、ベラスケスが再度のマウントからパウンドを連打!

 ベラスケスは立ち上がろうとしたロスウェルの両足をすくってテイクダウンしなおすと、さらにパウンドの雨。バックからもパンチ、かなり一方的に打たれまくったロスウェルが何とか立ち上がったところでラウンド終了となった。

 2R、ワンツーに2度行き、3度目はタックルでテイクダウンするベラスケス。バックを奪うと亀になったロスウェルへパンチを見舞う。ケージまで逃げたロスウェルはケージを使って立ち上がろうとするが、ベラスケスは脇を差したままケージにロスウェルを押し付け、左のパンチをアゴに連打! ここでレフェリーが試合をストップ。ロスウェルは両手を広げて“なぜ止めるんだ?”とアピールしたが、一方的に打たれ続けたためストップは妥当だろう。


▼第9試合 5分3R スウィングバウト
○グレイソン・チバウ(ブラジル)
判定3−0 ※30−27、30−27、29−28
●ジョシュ・ニア(アメリカ)

 両者共に計量オーバーし、157ポンド契約に変更されるという珍事となった。チバウは29勝6敗という戦績を誇る柔術家。UFC戦績は2勝3敗と負け越しも、UFNでは3戦全勝だ。ニアはUFCで3戦全敗、UFNで4勝2敗と戦績はあまりふるわないが、アマチュアでは99勝という驚異的な戦績を収めている。

 1R、サウスポーのチバウはいきなり下がってケージ際へ。しかし、これは誘いだった。パンチを出してニアが仰け反ったところで高速タックルからテイクダウン! ニアもすぐに立ち上がる上手さを見せる。チバウは再度豪快なタックルでテイクダウン。

 先に立ち上がったのはチバウだが、ニアは蹴り上げながらすぐに立ち上がる。右インローとパンチで前に出て行くニア、チバウはこのパンチを嫌がる素振りを見せつつも、タックルで豪快にテイクダウン! ところが、ニアは蹴り飛ばしてすぐに立ち上がる。

 パンチから左ミドル、パンチで前に出るニアにチバウは打たせておいてのタックルからテイクダウン。ニアはケージを伝って立ち上がると、チバウがフロントチョークに捕らえたがこれは失敗。パンチで前に前にと出て行くニア、チバウがタックルに行ったところでラウンド終了。

 2R、さっそくチバウがタックルでテイクダウンを奪うが、ニアは蹴り飛ばしてすぐに立ち上がる。パンチでケージ際に追い込んでいくニア、チバウはカウンターのタックル。しかし、またもニアが下から蹴って立つ。

 ニアの右インロー、チバウがタックル。ニアは下からのヒジ、そして蹴り上げをやるが、チバウはその足を越えてマウントを奪う! 続いてバックマウントになり、ニアは腰を上げて前へ落とそうとする。するとチバウは前へ落ちながら腕十字! これは極まらず、ニアがトップを奪うもチバウが立ち上がる。

 ニアが右フック、右アッパー。チバウには疲労が見える。タックルは切られ、チバウの右インローと右ストレートをもらう。パンチで圧力をかけていくニア、右ストレートを伸ばして左フック、チバウは下がり続けた。

 3R、右へ回っていくチバウがジャブからのタックルでテイクダウン、しっかりと抑えに行くがニアが下からのヒジ、パスガードしようとするところですぐに立ち上がる。

 パンチで攻めるニアと下がるチバウ。ニアは前蹴りと右ストレート、チバウは疲れから動きがかなり緩慢に。タックルのスピードも鈍ってきた。前へ出るニアは右ストレート、右アッパーを狙うが、チバウは片足タックルでまたもテイクダウンを奪う。それでも立ち上がるニア。このシーンが何度見られただろうか。

 チバウは下がりながらジャブを出し、ニアのパンチをかわしていく。そしてニアが前に出てきたところでチバウがタックルでテイクダウン。無理して抑え込まずに離れる。終了間際にもタックルでテイクダウンを奪い、優勢を印象付けて試合を終えた。試合巧者ぶりを発揮したというところか。判定3−0でチバウが勝ち名乗りを受けた。


▼第8試合 ライト級 5分3R
○ジョー・スティーヴンソン(アメリカ)
TO 2R4分3秒
●スペンサー・フィッシャー(アメリカ)

『UFC99』で宇野薫を判定で破ったフィッシャーと、ライト級王座をBJペンと争ったスティーヴンソンが激突。フィッシャーは身長170cm、33歳で24勝4敗。UFCで4勝2敗のほかUFNで3勝1敗の戦績を残す。対するTUF出身の人気選手スティーヴンソンは同じく170cm、27歳ながら35勝10敗の戦績を誇る。UFCでは三島☆ド根性ノ助らから勝利を収め、4勝3敗。

 フィッシャーはムエタイの強豪選手が集うタイのフェアテックスジムでの修行経験もある打撃系の選手、スティーヴンソンはギロチンチョークを始めとするチョーク系の技を得意とする。

 1R、サウスポーのフィッシャーが前に出て行き、スティーヴンソンは左右へのステップを使う。スティーヴンソンの左フックでフィッシャーが右の目尻から流血。打撃からスティーヴンソンがタックルでケージまで押し込み、足を持ち上げてテイクダウンしようとする。

 フィッシャーは金網を支えにテイクダウンを防ぎ、スティーヴンソンは片足、両足に腕を絡めて行くがテイクダウンは奪えず両脇を差しに行く。場内からブーイングが起きるとブレイク。前に出て行くフィッシャーだが、スティーブンソンは飛び込み際のパンチからヒジ、すぐに離れて再度タックル! バックを奪ったスティーヴンソンが亀になったフィッシャーにパンチを見舞ったところでラウンド終了。

 2R、ハイキックで前に出て行くフィッシャー。軽快なステップからアタックをかけるスティーヴンソンに、フィッシャーは左インローを放っていく。スティーヴンソンがタックルでテイクダウン、フィッシャーは金網を蹴って体勢を入れ替えつつ、頭部にヒジを見舞う。

 スティーヴンソンは一度アキレス腱固めに行くが、すぐに上になってパスガード。ハーフガードの体勢から左腕で脇を差して右ヒジを落としていく。サイドへパスし、フィッシャーの左腕を足で、右腕を左腕で抑えながら(いわゆるマット・ヒューズポジション)右ヒジを顔面へ連発! レフェリーがストップをかけ、スティーヴンソンが圧勝を収めた。


▼第7試合 ウェルター級 5分3R
○アンソニー・ジョンソン(アメリカ)
TKO 1R21秒
●吉田善行(日本/東京イエローマンズ)

 PPVのオープニングを飾るのは、UFC&UFNで2勝1敗の戦績を残す日本の吉田VS打撃を得意とする黒人のジョンソン。カン・リーの弟子である。身長180cm、35歳の吉田に対し、ジョンソンは188cmと長身で年齢も25歳とひと回り若い。UFC本戦では1敗だが、UFN&TUFでは4勝1敗の戦績。勝利の全てがKO(TKO)だ。

 まずは吉田がオクタゴンに登場、ケージの中に入るとゆっくりと1周する。セコンドには朝日昇が就く。続いてジョンソンが入場、今回計量オーバーしていることが告げられた(吉田が試合を了承したため170ポンド契約から176ポンド契約に変更)。

 1R、サウスポーの吉田はステップを使ってオクタゴンに円を描いていく。ジョンソンは左手を伸ばして組んでくる吉田にクリンチアッパーを連発! そのまま受けてしまう吉田。ケージ際にまで追い詰められ、右アッパーかの右ストレートをもらう。さらに吉田が組もうと左手を伸ばしたところで右ストレートが炸裂! 吉田が仰向けに倒れ、ジョンソンが秒殺KO勝ちを飾った。

「皆さん、ごめんなさい。短い試合でしたが、この勝利はファンに捧げます。今回は膝の怪我のせいで体重をオーバーしてしまいました」と、ジョンソンは勝利者インタビューを受けた。


▼第4試合 ミドル級 5分3R
○チェール・サネン(アメリカ/チーム・クエスト)
判定3−0 ※三者とも30−27
●岡見勇信(日本/和術慧舟會)

 日本の金網のエース岡見が2008年12月27日以来のUFC登場。対するサネンはUFC1勝3敗で、岡見より4歳年上の32歳、身長でも岡見188cmに対して185cmと低い。戦前の予想では岡見有利だが……。

 1R、両者サウスポーのジャブの突き合いから、サネンがタックルに行く。ケージを背にした岡見だが、すぐに体勢を入れ替えて逆に押し込んでいく。が、ここでサネンが足を掛けて岡見をテイクダウン! すぐに立ち上がった岡見だが、サネンがバックを奪ってリフトアップし、またもテイクダウンを奪う。

 立ち上がった岡見のバックをキープし続けるサネン。後ろから足にヒザ蹴りや足の甲への踏み付けを見舞う。バックに飛び乗ろうとしたサネンだが、岡見は脇を潜り抜けて脱出に成功。

 サネンはタックルのフェイントをかけながらパンチ、両者右のジャブを突き合い、岡見はワンツー。サネンはパンチにローを混ぜる。岡見の右フックを空振りさせ、サネンがタックルからのテイクダウンに成功。しかし、岡見もすぐに立ち上がる。

 サネンの左ストレート! 蹴りを混ぜながら、なおかつパンチとタックルを使い分けるサネン。岡見はパンチだけと単調な印象を受ける。

 2R、岡見のジャブに右ミドルを合わせるサネン、強気にワンツーを放っていく岡見だが、サネンもすぐにワンツーを返して蹴りに繋ぐ。ジャブの突き合いからサネンがタックル、尻餅をついた岡見だが何とか立ち上がる。

 サネンはバックをキープ、岡見はアームロックの体勢から向き合い、両者立ち上がる。右のジャブを顔面、ボディと打ち分けてハイキックやローに繋げるサネン。岡見の右ジャブからの左フックは空を切る。サネンの伸びる左ストレート!

 パンチの打ち合いが続くが、両者ともジャブ以外のパンチがなかなかヒットしない。圧力をかけて前に出るのはサネン、下がる岡見に右フックがヒット。さらにジャブに合わせた左フック。ケージ際に追い込まれる岡見! サネンは前蹴りやローで散らしながら、パンチを当てて行く。終了直前には空振りに終わるもバックキックも見せた。

 3R、勢いよく飛び出したサネンが右ジャブを顔面、ボディと打ち分けてタックル。これは切った岡見。ジャブからワンツーに行く岡見だが、サネンはヘッドスリップで巧みにかわす。ジャブの突き合いから左のパンチをヒットさせるのはサネンの方。岡見の打ち終わり、またはジャブに合わせて左のパンチを当てて行くサネン。

 サネンは圧力をかけて前に出て行く。岡見はジャブで自分のリズムを作ろうとするが、サネンの左ストレートとロー、そしてタックル! サネンは股をすくってリフトアップし、テイクダウンに成功。バックマウントを奪ってパンチを見舞っていく。苦しい体勢の岡見は立ち上がって金網に寄りかかる。

 バックをキープするサネンは後ろから足へのヒザ蹴り、しっかりと回してヒザを突き刺す。岡見はアームロックの体勢に入り、引き込むようにして下からのアームロックを狙うが、サネンがパウンドの連打! 最大のチャンスを潰された! またも亀になってしまう岡見。サネンがバックを奪い、スープレックスで投げようとしたところでタイムアップ!

 三者とも30−27でサネンが完勝。岡見は2007年10月20日の『UFC77』から続いていた連勝を「3」でストップされた。これでUFC戦績は7勝2敗。


▼第1試合 ヘビー級 5分3R
○ステファン・ストルーブ(オランダ)
一本 1R4分4秒
●チェイス・ゴームリー(アメリカ)

 UFC1勝1敗のストルーブは身長211cmの長身を誇る21歳、総合戦績は21勝3敗。対するゴームリーは6戦全勝で今回がUFC初参戦となる。

 1R、ストルーブはハイ、ミドル、ローと蹴りを使い分け、ゴームリーは潜り込むようなタックルでテイクダウンを奪う。上からのパウンド、ヒジ。ストルーブがクロスガードで抱きつくと、ゴームリーは持ち上げてのバスターで叩きつける。

 ゴームリーは立ち上がるとアキレス腱固め、ストルーブはヒールホールドに切り返す。すると今度はゴームリーが足首を獲りに行き、珍しい足関節技の攻防に。ストルーブが起き上がって上になり、バックを奪おうとしたところでゴームリーは立ち上がるが、すぐに足を掛けてストルーブがテイクダウン。

 倒れるとハーフガードのゴームリーにストルーブがパンチを連打! かなり一方的に打たれたが、ゴームリーが足関節を獲りに行く。ストルーブは起き上がって一度上になり、下になりながらの三角絞めで鮮やかな一本勝ちを収めた。この勝利により、ストループはサブミッション・オブ・ザ・ナイト賞を獲得した。

<その他の試合結果>

▼第6試合 ライトヘビー級 5分3R
○ライアン・“ダース”・ベイダー(アメリカ)
判定3−0
●エリック・シェイファー(アメリカ)

▼第5試合 ヘビー級 5分3R
○パット・バリー(アメリカ)
TKO 2R2分30秒
●アントニー・ハードンク(オランダ)

▼第3試合 ミドル級 5分3R
○ホルヘ・リベラ(アメリカ)
TKO 3R1分53秒
●ロブ・キモンズ(アメリカ)

▼第2試合 ライトヘビー級 5分3R
○カイル・キングスバリー(アメリカ)
判定2−1
●ラザク・アル・ハッサン(アメリカ)

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